グリム・リーパー/ライオンズハートのスティーヴ・グリメットが死去
NWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル)を代表するバンドの1つ、グリム・リーパーのフロントマン、スティーヴ・グリメットが亡くなった。62歳だった。
◆スティーヴ・グリメット画像
彼の息子Russさんは8月15日、SNSを通じ「今の気持ちを言葉にすることができない」「残念なことに、今日、僕らの父が亡くなり、世界と僕らの心にぽっかりと大きな穴を残していった」と、訃報を伝えた。
グリム・リーパーは1979年に結成され、82年にグリメットが加入した後、『See You In Hell』(1983年)、『Fear No Evil』(1985年)、『Rock You To Hell』(1987年)の3枚のスタジオ・アルバムを発表。世界的に成功したが、契約に関するトラブルにより解散した。グリメットはその後、マーク&スティーヴ・オワーズ兄弟と共にライオンズハートを結成し、特に日本で人気を博した。ライオンズハートは1992年から2004年の間に4枚のスタジオ・アルバムを発表している。
2006年にスティーヴ・グリメッツ・グリム・リーパーを始動し、2022年初めには、ニュー・アルバムを制作中でライヴ活動も再開させる予定だと話していた。
グリメットは2017年、感染創により右足のひざ下を切断したが、半年後には復帰。義足を付けライヴ・パフォーマンスを続けてきた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.141「アーティストのセカンドハンドショップがヘルシンキの人気ロックバーで開催された」
【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.133「最近のニューリリースよりおすすめを紹介」
【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.131「フィンランドの人気アーティストたちがDJのラジオ番組聴いてみませんか?」
聖地ヴァッケンのステージに立てるチャンスを見逃すな
ミック・マーズ、セバスチャン・バック、ティム“リッパー”オーウェンズら、メタルの殿堂入り
【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.129「北欧の極夜を乗りきるにはロック!最近気になった新バンドThe VantagesとBlock of Flats紹介」
【連載】Hiroのもいもいフィンランドvol.124「この春飛び込んできたフィンロックニュースいろいろまとめ」
メタル専門配信サービスThunderflixがスタート
『Rolling Stone』誌、史上最高のヘヴィ・メタル・ソング・ランキングを発表