【俺の楽器・私の愛機】1002「旧友との再会」
【Fender Jaguar】(東京都 桐原亮司 4X歳)
今までの人生、ギターを弾いたり、曲を作ったり、機材を全部売って何年も音楽さえ聴かなかったりを繰り返してきました。二度と弾くことはないと思ったこともありましたが、それでもどこかに好きだという気持ちが残っていたんだと思います。
ヴィンテージのジャガーやムスタングは当時人気はなく安かったので、この歳になるまで古いジャガーしかまともに弾いたことがありません。これは10年程前、4番目に手に入れたジャガーです。前の3本はカートコバーンそっくりに改造してその後破壊したり、海を渡ってどこかの国に行ったりしています。
自分の為に作られたギターでもない限り、オリジナルの状態で自分に合うギターなど存在しないというのが私の考えですので改造しまくりです。50年製のBroadcasterからポットや配線移植、ブリッジ改造交換、フェイズアウト、リシェイプetc…
出会った時は想像していたネック形状と違った事でガッカリしたのと、重い傾向にあるジャガーの中でダントツで軽い!くらいの印象しかありませんでしたが、今となっては一生添い遂げる相手です。ジェフベックの言葉を借りるなら『こいつとの出会いは旧友との再会みたいだ』。私が二十歳の頃読んだ本で、老人のギタリストが54年製のストラトを弾いた時『Oh My Old Friend』と言った話も心に残っています。
そしてギターのみならず最近私は、ずっと生きてるか死んでるかも分からなかった旧友と再会出来ました。私自身人生何度も苦境に立たされ、もうダメだと思った事もありましたが、最高の人生に乾杯!
◆ ◆ ◆
人生はともするとイバラの道ですし、自らが踏み固めたワダチに足を取られたりと七転び八起きですが「最高の人生に乾杯」と言える心模様こそ、全てがかけがえのないものだったことを物語ります。自分が歩む人生と通ってきたギター歴って、どこか似ているというかシンクロするところ、ありますよね。ヴィンテージのジャガーしかまともに触れてきていないという凡人離れしたギター・キャリアが、とても魅力的に映ります。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで
●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7
「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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