【俺の楽器・私の愛機】959「半世紀超えの頼れる相棒」

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【Fender Startocaster 1968】(愛知県名古屋市 座長 71歳)


60年代末の大学1年生の時にバンドのベーシストが1年オチの中古で購入。その後彼が自分のベースを購入することとなって、残りのローンを引き受けて私のモノに。でも1ドル360円時代の貧乏学生、遅れがちだった支払いも、優しいご楽器屋さんに容赦頂きながら、3年がかりでようやく完済。

当時の人気機種はモズライトやジャガーなど、「誰がこんな変なギター弾いているの?」と探したものでしたが「音は抜群、弾きやすさもOK」で、あっという間にメイン・ギターとなりました。以降50年余、流石にフレット、ナットなどの消耗部品は幾度も交換。ボディの塗装ダメージもオーバーラッカーして保護。ネック裏のラッカー塗装は完全に剥がれていますが、かえって適度な滑りが出て演奏性は今も完璧。ピックアップはトモ藤田さんご愛用のGRINNING DOGさんにお願いした結果、ラージヘッド・グレーボビンのストラトの特徴である「高域特性に優れた涼しげな響き」を見事に引き継ぎ、私の拙い腕を半世紀を超えてカバーしてくれています。

後何年ギターを弾き続けられるか判りませんが、ギターも自分の体も大事にして末永く音楽を楽しんで行きたいものです。

【ご参考】
このギターの詳細記載ページ:
https://whats.jpn.org/プロフィール/楽器たち/fender-storatocaster-68/
私のギター遍歴ページ:
https://whats.jpn.org/プロフィール/楽器たち/myguitars/
演奏動画サイト:
https://www.youtube.com/c/MasakiHayashi/videos



   ◆   ◆   ◆

これまたレアで貴重なストラトのご登場です。ラージヘッドの4点留め、もちろんWITH SYNCHRONIZED TREMOLOロゴが光る。しかもレアカラー。これは激烈な経年変化を起こした末のレイクプラシッドブルーだと思うんですけど、違うのでしょうか。ジョイント部分にちょっぴり残っているカラーこそ、本来の色じゃないのかな。レスポールのゴールドトップ同様、ブラスパウダーが入っていた事による緑化と妄想。今もなお現役で一級のサウンドを放つストラトですが、座長さんの人生をそのまま映したいかのような貫禄が凄い。ラッカーを吹いたとのことですが、細かいウェザーチェックがびっしり一面に入り、それらがポロポロと剥がれ落ちることで塗装ハゲが起こり、天然レリックが育っていく様子が手に取るようにわかります。ギターの歴史の1ページを切り取るような貴重な1本ですね。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」

全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
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