【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>FUNNY THINK、「憧れのこのステージに立てること誇りに思います」
<SATANIC CARNIVAL 2022>のオープニング・アクトとしてEVIL STAGEに登場したのは、岩手のFUNNY THINK。
◆FUNNY THINK ライブ写真
金野一晟(Vo,G)がフィードバック・ノイズを鳴らしながら、Marcy(B,Cho)と森亨一(Dr,Cho)と一緒に掛け合いコールを叫び続ける。その勢いのまま始まったのは「We Are All Right」。日本を大切にしたリリックが、晴れ渡った富士急コニファーフォレストに響く。とてつもなく大きな夢というよりも、今日も生きている、と歌うメンバー3人。
彼らFUNNY THINKは岩手県大船渡市出身で、メンバーは小学生のときに東日本大震災を経験。津波で自宅は被災、友人たちも亡くなっている。悲しみと不安ばかりが募る日々の中、唯一、夢中になったのが音楽だった。震災復興のため再集結したHi-STANDARDは、被災地に住むFUNNY THINKのメンバーにとって憧れのヒーローだった。そして中3になった金野と森はついにバンドを結成。レパートリーはもちろんHi-STANDARDである。
そんな彼らが今日、この<SATANIC CARNIVAL 2022>のオープニングを任された。自分たちを救ってくれた音楽に恩返しと感謝を、そして明日への希望や勇気をステージから放ち続ける。
「中学生の頃にバンドを始めて、憧れのこのステージに立てること、本当に誇りに思います。そして今ここで出会ってくれて、本当にありがとうございます。真剣にバンドやってます。しっかり俺達の音楽を届けて帰りたいと思います。心で聴いてくれたら、と思います」
メンバーが経験してきた様々な出来事、生きるために乗り越えなければいけなかったこと、それを通して生まれた真っすぐな気持ち。いつしかオーディエンスは、そのメッセージに自ら思いも重ね、FUNNY
THINKの曲と一緒になって身体を揺らしている。
「俺達の音楽で誰かの背中を押したい。そして何より自分のことを信じてあげたい。大変な状況ですが、今日1日、いい日になることを願っています」
生きる喜びに溢れたいい表情のFUNNY THINKがステージにはいた。
取材・文◎長谷川幸信
撮影◎半田安政
【FUNNY THINK セットリスト】
2.君への歓声
3.逆光
4.カゼノシラセ
5.僕らはきっと美しい
6.COMPASS
■<SATANIC CARNIVAL 2022>
6月5日(日) 富士急ハイランド・コニファーフォレスト
・物販 / FOOD AREA:start09:30
・ライブ観覧エリア:open10:30 / start11:30 ※19:25終演予定
▼6月4日(土)出演ラインナップ
BRAHMAN
coldrain
HEY-SMITH
Ken Yokoyama
KUZIRA
マキシマム ザ ホルモン
NOISEMAKER
SHADOWS
SiM
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Suspended 4th
w.o.d.
THE FOREVER YOUNG
[OA] FUNNY THINK
▼6月5日(日)出演ラインナップ
04 Limited Sazabys
10-FEET
Crossfaith
CVLTE
dustbox
ENTH
ハルカミライ
MAN WITH A MISSION
Paledusk
SHANK
SHIMA
WANIMA
山嵐
[OA]SABLE HILLS
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