【インタビュー】AISHA、永遠の愛を誓うカップルに寄り添い友達や仲間を元気づける大きなラブソング
■みんなラブが足りてなかったんだな
■だから歌でLove Packageを届けようと思いました
――「Love Package」は、全国結婚式応援キャンペーン・タイアップソングになりました。
ミニー・P:もともとAISHAはウエディングが好きで、人のハッピーを見るのが大好きなのよね。
AISHA:ファンの人たちが、「これからウエディングをします。奥さんがAISHAの大ファンなのでサプライズで歌いに来てくれませんか」ということがよくあって、ウエディングが大好きになったんです。行くと、BRIDE(花嫁)が「キャ~!」とかなって、すごく喜んでくれて、涙を流してライブを見てくれるし、愛情がたっぷりなので、「ウエディングが大好きなんですよ」「じゃあそういう曲を作ろうよ」って。
ミニー・P:それである時、コロナで結婚式ができない人たちに向けて、ちょうどいい曲はないですか?と聞かれたんです。締め切りが3日後とかで、ストックを探した時に、みんなが大変だった時に作った「Love Package」が絶対いいなと思って、プレゼンしたんです。
AISHA:ウエディングっぽくない曲なのに、なぜこれが行けると思ったんですか?
ミニー・P:私たちが困っていた時期に作った曲は、ウエディングができなくて困っていた人たちに絶対響くと思ったから。それと、“♪笑ってるあなたに届きますように”という歌詞がすごくいいなと思って、その言葉が、結婚式で困っていた人たちの気持ちにハマると思ったから。
AISHA:そうなんだ。私の周りの友達も、結婚式をしたいのに、この時期にやるのは失礼なのかな?とか「来てね」というのはいけないことなのかな?とか、しないほうがいいのかな?とか、悩んでる人がすごく多くて。本当にリアルな状況なんだということを、すごく感じました。
ミニー・P:この曲をプレゼンしたら、全国結婚式応援キャンペーンのスタッフの方が、すごく感動してくれました。
――いろんな人の思いが重なった。
AISHA:そうなんです。「アートにエールを」のために作った曲が、まさかウエディングキャンペーンに使ってもらえるなんて、信じられない。
――AISHAにはこういう、ハッピーで、パワーのある曲がよく似合います。
AISHA:「Love Package」や「My Home」もそうですけど、コロナで自粛中に、アカペラで歌ったものをSNSにアップしたんですよ。ベッドの上でパジャマ着てアカペラで“♪笑ってるあなたに届きますように”って。そしたらコメントがすごくて、仕事がなくなって、悲しくてパニックだったけど「この曲を聴いて頑張ろうと思いました」とか、「聴いた瞬間に号泣しました」とか。音楽には人を元気にするパワーがあるから、うじうじした悲しい曲よりも、こういう曲で人にパワーをあげられたらいいなとすごく思うし、この曲を作って良かったなと思います。みんなラブが足りてなかったんだな、だから歌でLove Packageを届けよう、と思いました。
▲「Love Package」
――素晴らしいです。歌でパワーを届けるのが、AISHAのLove Package。
AISHA:ずっと家にいて、気持ちがドヨンとしている時に、いきなり友達から電話がかかってきて、「何してんの?」って言われるだけで、気持ちがビシッとなる時、ないですか? そう思ってサビの直前に、「ねぇ元気?」「ねぇ何してんの?」っていう言葉を入れているんです。そう言われることで、「そうだ、私もここで頑張って生きてるんだ」っていう気持ちになるし、誰かが私のことを考えてくれてるのって、すごく嬉しいじゃないですか。その言葉を入れることで、電話みたいに声が届くといいなと思って入れました。
――この歌が、いろんな人に届きますように。
AISHA:この曲って、男の人でも聴きやすいですか?どうなんだろう。
――Love Packageって、男女関係ないと思うから、素敵な曲だなって思いますよ。大きなラブソングだから。
AISHA:大きなラブソング。間違いない。
――聴き手を選ばないと思います。
AISHA:ありがとうございます。あと、全国結婚式応援キャンペーンのビデオ(「ふたりのウエディングノート」)があるので、ぜひ見てほしいです。すごくいいビデオで、私は号泣しました。コロナ中に、結婚式ができなくてすごく悩んでいたカップルのお話で、映画みたいなんですよ。見ますか?
――はい。みんなで見ましょう。
AISHA:(鑑賞中に)こんなにがっつり曲を使ってくれるタイアップってないと思います。まさかこんな、フルムービーを作ってもらえるとは。“♪愛のおまじないを送るから”って、かわいくないですか? やばい、また泣きそう。
――(終わって)ぱちぱち。すごい、映画みたい。
AISHA:すごく良くないですか? 自分で言うのも何ですけど(笑)。YouTubeに上がっているので、ぜひ見てください。
ミニー・P:まるでミュージックビデオのよう。これと、AISHAの部屋で撮ったビデオと、ふたつあるみたい。
AISHA:これを超えるビデオは作れないから。あっちはホームメイドで良かったかも(笑)。
――では最後に、おまけの質問。AISHA、最近ハッピーなこと、ありました?
AISHA: 最近、ラスベガスに初めて行きました! ラスベガスって、エンタテインメントを極めている場所なので、すごく良い刺激になりました。コロナになってライブも減って、インスパイアされることがあまりなくて、ドヨンとする気持ちが多かったんですけど、私の友達も家族もアメリカに住んでいるので、久しぶりに行ってみたら…アメリカは日本と全然違ってマスクもしてないし、もっとフリーですごく楽しんでいて、カジノも音楽が爆音で、いろんなショーがあって、そこですごく良い刺激をもらってきました。ダウンタウンのほうへ行くと、外のエリアにステージが3か所ぐらいあって生のライブをやっていて、ロックのショー、R&Bのショー、DJセットとか、外なのにみんなぶち上がっているんですよ。エンタテイナーの人はみんな行くべき場所なんだろうなと思ったし、早く日本に帰っていろいろな曲をレコーディングしたり、面白いライブをしたいなってすごく思いましたね。エンタテインメントって、何があっても、人を楽しませることって最高なことだな、自分もそういうエンタテイナーになりたいなと思いました。…どうしよう、ベガスとこの曲、全然関係ないですけど(笑)。
――いやいや、つながっていますよ。人を楽しませてパワーを届ける、それがAISHAのエンタテインメント。
AISHA:そうですね。
――AISHAのパワーがたくさんの人に届きますように。
AISHA:イエイ! よろしくお願いします。
取材・文:宮本英夫
リリース情報
2022.6.8 Release
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