【インタビュー】OnlyOneOf、日本デビューシングルがもたらした“僕たちの関係”
K-POPボーイズグループ・OnlyOneOf(オンリーワンオブ)が、5月18日(水)に日本デビューシングル「suit dance(Japanese ver.)」をリリースした。
韓国で2019年5月にグループ結成し、“誰かのただ1つ”という意味合いの込められたグループ名と独特の世界観、そして強烈なパフォーマンスでシーンの熱い視線を集め続けてきた彼ら。2022年に入ってついに来日し、日本デビューライブとなったZepp DiverCity公演ではコロナ禍の見えない壁を乗り越えて観客へ大きな衝撃と愛を届けた。本インタビューでは彼らの最新作に秘められた想いに加え、ステージの外でのチャーミングな姿をお届けしたい。
◆OnlyOneOf 関連画像
■みなさんの前でライブができたことが、本当に夢のようでした。(KB)
■lyOnのみなさんはちゃんと意見もアドバイスもくれるんです。それが僕たちの関係なんですよ。(ユジョン)
――先日、初の日本公演が終了しました。振り返ってみて、いかがでしたか?
ナイン:会場がすごく大きくてビックリしたんですが、lyOn(ファン名)の皆さんが会場を埋めてくれたことに感動しました。すごく意味のあるライブだったと思います。
ジュンジ:(日本語で)良い思い出、作れました!
KB:日本語、上手!
ジュンジ:「angel」(Prod.GRAY)を初披露したんですが、lyOnのみなさんが喜んでくれたのが伝わってきて、すごくうれしかったです。
ミル:ライブが出来て本当に感動したよね。(日本語で)ぴえん~!
――ライブ中も“ぴえん”が乱発されていましたが、流行っているんですか?
ナイン:日本のlyOnのみなさんに教えてもらったんです。変ですか⁉
――いやいや!(笑)
KB:よかった!(笑) 僕も大勢のlyOnのみなさんの前でライブができたことが、本当に夢のようでした。ライブの後に、お母さんに報告をしたら、すごく喜んでくれたんですよ。それもうれしかったですね。
ナイン:僕もお父さんからLINEが来たんですが、「なんでミルはあんなに泣いているの?」って書いてあって(笑)。
――たしかに、ライブの最後に号泣されていましたよね。
ミル:この曲が最後だと思って、lyOnのみなさんの顔を見たら、感極まって泣いちゃいました。でも、泣いたのは生まれて2回目です!
一同:嘘つけ!(笑)
KB:僕も泣きそうになったのに、ミルの泣き顔がおもしろくて泣けなくて…(笑)。
ミル:それはごめんなさい(笑)。
リエ:僕は、ライブをする前まではみなさんに楽しんでもらえるかすごく不安だったんです。でも、ステージから見るみなさんの表情が本当に幸せそうで、僕たちにとってもすごくいい思い出になりました。
ユジョン:1曲歌うたびに席から立って応援してくれたんですよ。みなさんが僕たちを愛してくれていることがすごく伝わりました。
――冒頭からとてつもなくカッコいいパフォーマンスが続いていたのに、MCになると驚くほどおちゃめで、そのギャップに驚きました。
ナイン:それは僕たちのチャーミングなところです(笑)。
ミル:もともとみんなが陽気なので、抑えて生きているんですよ。
KB:ちょっと抑えすぎなくらいだよね(笑)。
――lyOnのみなさんが“芸人のようだ”と言っているのも聞いたのですが…(笑)。
KB:もともと僕は芸人を目指していたことがあるくらいなので、そう思われているのは本望です(笑)。
ミル:笑ってもらえると、本当に嬉しそうだよね。
KB:ものすごくやりがいを感じます(笑)。
――あはは。
▲初回限定盤
――そして日本デビュー曲となる「suits dance」のJapanese verも初披露されていましたが、韓国語verとの違いや、好きなところを教えてください。
ユジョン:実は、MVでは照明と衣装が微妙に違うので見比べて欲しいですね。あと、僕はキメポーズがあるんですよ。
KB:せーの!(キメポーズをさせようとする)
ユジョン:(顔を覆って)恥ずかしい~!(笑)
一同:(笑)
ナイン:あとは、日本語の発音が難しかったですね。でも、頑張って練習したので、聴いてくれたみなさんが“日本人かな?”と思ってもらえたら嬉しいです。
――どなたの発音が一番上手でしたか?
KB:みんな上手だったよね。
ナイン:でも、lyOnの方から「ユジョンの発音はこうしたほうがいい」ってアドバイスもらってたよね。
ユジョン:そうなんです! lyOnのみなさんはちゃんと意見もしてくれるしアドバイスもくれるんです。それが僕たちの関係なんですよ。
ナイン:僕はダンスをしているときに口が空いてたみたいで、「口を閉めて!」って言われました(笑)。lyOn先生と読んでいます(笑)。
KB:すごくいい関係です! いつもとっても優しいですしね。
ナイン:意見があればいつでもフィードバックしてくださいね(笑)。
KB:MVの話に戻るんですが、エンディングがすごく好きです。謎の人物がジャケットを投げる姿がすっごくカッコいいんですよ。
――謎の人物…?
ナイン:(小声で)KBさんです(笑)。
――あはは。撮影は順調でしたか?
KB:ジャケットを脱いで投げて落ちたときの形がよくない場合は、何度も撮影をしなおしたんです。それに、その謎の人物がムキムキなので、脱ぐのに苦労しました。
――KBさん、ライブ中もはだけていましたよね。
KB:本音としてはシャツも脱ぎたいくらいでした(笑)。
ミル:あとは、パフォーマンスで使うハンカチが、すごいたくさんの種類を用意してくださったんです。そこから選んだものを使っているので見てもらいたいですね。
ジュンジ:僕とナインがジャケットを使ってパフォーマンスするシーンがあるんです。そこはワンテンポ崩れるとダメになってしまうので、すごく難しかったですね。
――ふたりの息を合わせるためにはどんなことをしているのでしょうか。
ナイン:ジュンジさんを大事に思うようにしています! それに、ジュンジさんのパートなので、自分のミスで見せ場がなくなるのは迷惑になってしまうので、そうならないように気を付けています。
――ナインさんが思う、ジュンジさんの素敵なところはどんなところですか?
ナイン:ダンスは圧倒的なんですよ。すごく魅力的なんです。
ジュンジ:(嬉しそう)。僕がナインの大事にしたいところは……顔です(笑)。
一同:(笑)
ジュンジ:美しいので大事にしたいです(笑)。
リエ:この曲は、モダンでレトロなサウンドなんです。さらに、ジャケットとハンカチをモチーフにした、メロディアスで大人の愛を表現した曲になっているんです。ナインさんとジュンジさんが曲を作ったので、そこにも注目してもらいたいですね。
――振り付けはどのように作ったのでしょうか。
ナイン:振付師さんを含めて、メンバーみんなと一緒に話し合いながら作りました。いつもみんなのインスピレーションを大事にしているんです。
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