【俺の楽器・私の愛機】856「Fenderが5弦バンジョーを作るなんて」

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【Fender Banjo Artist】(埼玉県 埼玉のベラ・フレック アラカン世代)


私は高校生の頃からアメリカのオールドタイムやブルーグラスの音楽に興味を持ちはじめて国産の安価なバンジョーを弾いていました。京都の大学に進んでからもブルーグラスのバンドでバンジョーを担当し、カスガやトーカイ等の国産を弾いていましたが、いつかアメリカ製が弾きたい、と考えていました。本格的なバンジョーと言えばGibsonなのですが、その頃の私はひねくれ者だったので(笑)、他に良いものは無いかなと模索していました。

1976年のある日のこと、行きつけの京都二条にあった楽器屋を訪れると店内の見慣れないバンジョーに目が留まりました。それがこのFenderのArtistというバンジョーだったのです。フェンダーと言えばエレキのメーカー。伝統的なアメリカ民謡の楽器としてどうなんだろう?と関心を持ち、店長に頼んで弾かせてもらうとハリのあるキラキラした音で鳴るではありませんか。

これはGibsonよりも私には合っているような気がして、迷わずにこのFender Artistを購入したのでした。ネックの形状はやや細めで弾きやすくハイポジションも快適です。

学生時代はトラディショナルな曲を演奏していましたが、今はバンドを組むことも無く、一人でジャズっぽい曲とかロックを弾いて遊んでいます。このArtistの重量はバンジョーの中でも特に重いので、ストラップを肩にかけて演奏するとアラカンになった今ではズッシリ重く老体にこたえます(汗)

購入して46年が経った今でも、現役でキラキラ輝く愛機です。




   ◆   ◆   ◆

46年の経過を全く感じさせない綺麗さですね。大切に愛用されてきたことが伝わるようです。今ではフェンダーはアコギはもちろんウクレレも力を入れていますし、何ならエフェクターやオーディオスピーカー、イヤホンやイヤモニまでも発表した歴史がありますから、イメージは刷新されていくものなのでしょう。ソニーが車を発表する時代ですし、自動車も家電化していますから、アイリスオーヤマの自動車も不思議じゃありませんよね。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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