【俺の楽器・私の愛機】689「所有し続ける力」

ポスト

【ギブソンレスポールスタンダード1976/フェンダーストラトキャスター1978】(Tokyo 池田エライザ(好き) 58歳)



中学生の時に譲り受けたレスポール、ホノルルで購入したストラトキャスター。

1976年にデラックスからのシングルピックアップからハムバッキングに戻ったモデル、ネックはメイプルで薄くて丈夫でロッドすら回した事が無い。塗装もこの時期だけ仕上げのフルオリジナル。比べ物にならないサスティーンと音圧、完璧な一本です。

1978年にスペシャルカラーで販売されたビックヘッド、ホノルルの楽器屋さんで親を騙して新品を衝動買い。ネックを握った瞬間びっくりした、メイプルネックは素晴らしい丈夫な木だからこそ出来る薄いカッティングデザインこれもまたロッドすら回した事が無いです。当時日本にはまだ未輸入モデル、ピックガードのビスまで塗装されていて感動。そして音が太い、マーシャルから出た音はリッチ・ブラックモアーだった笑。レインボーの初来日武道館もアリーナの最前列まで駆け出して(良い時代)聴いた生音そのものだった!

46~44年持ち続けて良い状態保ってる2本は家宝です。実はもう一本、お茶の水の某◯倉楽器でバイトしていた時に神田商会(当時グレコ)にお願いして別注を受けてもらったレスポールJr.シングルカッターウエイ、ショッキングピンクに塗装してもらいパーツは全てゴールドに1982年代のシリアル2 5000番代も今は色も枯れてきて素敵な一本になりました。

脛かじりの我儘に借用書を書きつつもお金を出してくれた両親に感謝です。所有しながら年月が過ぎた3本は塗装割れも無く私と共に年齢を過ごしてくれてます。バンドをやってる息子に引き継ぐ感じです、ただし彼は価値が分からない大笑!!!



   ◆   ◆   ◆

タイトルにある「所有し続ける力」、これなんだよなぁ。高級車とか美術品もそうだと思うけど、楽器も管理含め所有し続けることが実はいちばん大変なのよ。でしょ?場所も取るし、コンディションをキープさせるのに当然気を遣う。そして欲しいギターが出てきても手放すわけじゃないから資金力が絶対条件。私、「所有し続ける力」を持ち合わせていなかったから、思い出しか残っていないのよね(涙)。そう、アンティグアのストラトも持っていたけど、とうの昔に私の手元を巣立ってきました(嗚咽)。息子さん、受け継いだらその意思を守るんだぞ(悲願)。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7

◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ
この記事をポスト

この記事の関連情報