ロックの殿堂、候補辞退もドリー・パートンは投票の対象

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Rock & Roll Hall of Fameが、ドリー・パートンがロックの殿堂の候補から辞退すると表明したことに対し、声明を出した。

◆ドリー・パートン画像

今年初めてノミネートされたドリーは、今週初め、「候補に挙がったのはもの凄く光栄で嬉しく思うけど、私がその資格を得ているとは思えない。私のせいで、投票が割れてほしくない。だから、私は謹んで辞退しなければ」と、辞退の意向を示した。

Rock And Roll Hall Of Fameはその3日後(3月17日)、「ミュージック・コミュニティに属する我々全員が、ドリー・パートンの思慮深い書状を目にした。アーティストとしての彼女の偉大な才能に加え、この謙虚さが、ドリーが世界中の多くのファンからアイコンとして愛されるもう一つの理由だ」と始まる声明を発表した。

この声明で財団は、ロックンロールはリズム&ブルースやカントリー音楽に深く根差したものであり、特定のジャンルに定義されているわけではないため、その音楽が若い世代のファンや後に続く数多くのアーティストたちに影響を与えてきたドリーは殿堂入りが検討されるに値すると説明。「ドリーのノミネートは他の16のアーティストと共に、今月初め、大半がアーティストである、我々の1,200人の投票者たちに殿堂入りを検討するよう伝えられている」と、ドリーが投票から外されていないことを明かした。

最後には、「我々はドリーの素晴らしい才能と先駆者の精神に畏敬の念を抱いており、彼女をロックの殿堂入りの候補に挙げたことを誇らしく思っている」と綴っている。

今年は、ドリー、ベック、パット・ベネター、ケイト・ブッシュ、ディーヴォ、デュラン・デュラン、エミネム、ユーリズミックス、ジューダス・プリースト、フェラ・クティ、MC5、ニューヨーク・ドールズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、ライオネル・リッチー、カーリー・サイモン、ア・トライブ・コールド・クエスト、ディオンヌ・ワーウィックの17アクトが候補に挙がっており、5月に殿堂入りする人たちが発表される。



Ako Suzuki

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