【セルフレビュー】ミクスチャーロックバンド・PRAISE/オオタトライブテーマソング「GAREKI WAR」
アニメ『トライブナイン』に登場するオオタトライブは、己の利益のためには手段を選ばないゴロツキが集まった集団だ。そのオオタトライブのテーマソングである「GAREKI WAR」は、ミクスチャーロックバンド・PRAISEが制作した。
PRAISEは、Yuta Kobayashi(Vo)、mana(G)、 YU(B)、jorge(Dr)Yasui(support G)の5名で東京を拠点に活動している。2017年にBSスカパー!オリジナルドラマ『バウンサー』の主題歌「MACHI NO KEMURI」を発表、同年SiM主催フェス<DEAD POP FESTiVAL 2017>に出演する。その後も積極的にライブ、ツアーを行い、2020年にはcoldrain主催フェス<BLARE FEST. 2020>に出演するなど、活躍の場を広げている。
今回制作された「GAREKI WAR」は、2021年までPRAISEに在籍したAori(G,Vo)が作曲を担当。ラウド&ヘヴィなミクスチャーロックにラップが映える“ワルさ”が際立つ楽曲は、今のPRAISEの魅力がたっぷりと詰まっている。常に「カオス」を追い求めているクレイジーなオオタトライブに、攻撃的なPRAISEサウンドがマッチした「GAREKI WAR」が『トライブナイン』の世界観を混沌に彩る。
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■PRAISE「GAREKI WAR」セルフレビュー
【制作のイメージ】
お話を頂いた時「とにかく野蛮な奴ら。XBで勝つ為には手段をも厭わないヤバい集団のチーム」と説明を受けました。原画を見せて頂いたオオタの街並みは煙たくて、どんよりとしていて、墜落した飛行機が地面に突き刺さっていて、そんな汚い街で育った彼ら、いやコイツでいいや。コイツらオオタトライブはとにかく極悪非道で頭のおかしいヤバい奴らだ(笑)。
【サウンドのこだわり】
普段自分達の音楽を作る時は思った事や自分の身の周りに起きた出来事を元に歌詞を書き進めていくんだけど、今回はキャラクターのイメージソングだったからいつもとは違うスタンスで向き合う事にしました。
流石に俺は園田のように仲間を殺したりするほどイカれてはないし、現実で園田みたいな頭のおかしい奴が居たらきっとそれはニュースとかで流れるようなタイプの奴なんだけど、今回の制作はそんなイカれたオオタトライブの楽曲。
せいぜいイカれぶる事は出来たとしても、園田のように根っからイカれてる人にはなりたくてもなれないと思ったから、何度も原案にあったオオタの街を眺めては自分がまるでそこに暮らし生活を送っているかのような気分と攻撃性を持った気持ちで書き進めました。
心の向き合い方としてはあえて心をイラつかせて自分の攻撃的な部分の気持ちを引っ張り出して書くというやり方をして、なによりもその気持ちへの持って行き方が1番大変だったかもしれない(笑)。
【歌詞に込めたメッセージ】
普段よりも言葉の聞こえ易さを意識していて、尚且つ音楽抜きにして歌詞を読んだ時に文章としても成立しているものにしたかったから歌詞だけを読んでみてくれてもまた違った楽しみ方が出来ると思うし、再度曲を聴いて一緒にオオタトライブに引き込まれてくれたら嬉しいです。
攻撃性の強い言葉を骨太なサウンドに乗せるのはPRAISEの強みで、オオタとマッチしていると感じたのでそこを前面に出しつつも曲が後半に行くに連れてオオタトライブらしいカオス度も増して行くのでこれを読んでいるあなたもオオタトライブに属した気持ちで聴いてください!
アニメ『トライブナイン』挿入歌ミニアルバム『THE PRIDE OF TRIBE』
収録内容
1.Battle Cry / TWiN PARADOX
2.Rise of the Empire / frail
3.FIRE / NAWABARI
4.Maxim / ROA
5.GAREKI WAR / PRAISE
6.Revolving Overdrive / MATZ