【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「バンジョー」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第36回のお題は「バンジョー」です。

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桶状の共鳴胴にドラムヘッドと呼ばれる皮(ポリエステル/子牛・山羊皮)を装着し、ネックを取り付け、弦を張った撥弦楽器。アフリカ系アメリカ人が、アフリカ大陸で愛用されていた楽器を模して作り、開拓時代にアメリカ南部で普及。主にアメリカの民族音楽やブルーグラス、カントリーなどで使用される。

バンジョーは2種類に大別される。リゾネーターと呼ばれる円形の共鳴装置をボディの背後に取り付けたものをリゾネーターバンジョー、リゾネーターを持たないものをオープンバックバンジョーと呼ぶ。それぞれに特徴的なサウンドを持つ。

また、弦の数は4~6本。5弦のバンジョーが一般的とされるが、ディキシーランドジャズやラテン音楽、ケルト音楽などでは4弦のバンジョーが用いられることが多い。4弦バンジョーはネックの長さの違いでテナーバンジョーとプレクトラムバンジョーに大別され、テナーは19フレット、プレクトラムは22フレットのネックを持つ。6弦のバンジョーはギターと同様にチューニングできることから、ギターバンジョーと呼ばれる。

文:竹内伸一



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