【インタビュー】ポール・ドレイパー、ロックとシンセのバランスが取れた多彩な『カルト・リーダー・タクティクス』
マンサンは、ブリットポップ終盤の1997年、インディ・ロックからグラム、ニュー・ウェイヴ、シンセ・ポップまでを呑み込んだ耽美なデビュー作『アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン』で全英1位を獲得した4人組。続く2作目『SIX』(1998年)では一転して限界まで冒険を試みたギター・ロックに挑戦し、その変幻自在ぶりで世間を驚かせた。
しかし空中分解する形で2002年にバンドは解散。その後、フロントマンで楽曲・音作りの中心人物だったポール・ドレイパーは、プロデューサー業をはじめ、他アーティストへの楽曲提供やコラボなど、スタジオワークを中心とする裏方的なキャリアを築いていた。そんな彼が主役としてシーンに本格復帰したアルバムが、2017年の初ソロ『スプーキー・アクション』だ。
UKロックを愛好する幅広い世代のリスナーのみならずプログレ専門誌にまで高く評価された同アルバムは、複数の曲で共作していたジ・アンコレスのキャサリンAD曰く「プログレッシヴ・エレクトロニック・ロック」。久しぶりにライヴ・サーキットにも復帰し、気心の知れたバック・バンドを率いて英米欧を回ったポールは、2019年3月にはアコースティック・ツアーという形で約19年ぶりの来日も果たし、満場の新旧ファンを前に和やかかつ熱いステージを見せてくれた。
その来日中、「次作も既に曲は4分の3ほどでき上がっているんだ」と語っていたポール。その後も制作は順調に進み、「2019年末から翌20年初めにかけて本格的なレコーディング・セッションに入った」のだが、その真っ最中に新型コロナ禍に直面。先の見えない厳しい状況を耐え忍んだ末、2022年1月28日にリリースされたのが、約4年半ぶりとなるソロ2作目『カルト・リーダー・タクティクス』だ。遂に世に送り出したこの最新作について、ポールに語ってもらった。
「新型コロナの影響で発売が予定より遅れてしまったけれど、何とか乗り越えることができてホッとしているよ。僕にとっては色々と困難な時期だったんだけど、こうして新作を出せて、そして音楽を作り続けることができて、本当に嬉しく思っている」
3年前の来日時に本人が語っていたように、このソロ2作目は当初の構想では「1作目よりもロック色が濃く、少しブルージーな、とはいえ昔ながらのアナログ・シンセもアレンジに加えた、一種の“エレクトロ・アート・ロック”になる予定」であった。ロック志向が彼の念頭にあったのは、1作目の発表後、共にライヴ経験を重ねたことにより、バンドとして「演奏面で前作時よりタイトになった」こと、また「今作を聴いてもらえれば分かると思うけれど、世界中をツアーして回ったおかげで自分の声も以前より安定し、前より深く豊かになっている」と自信を深めたことも理由となっていたようだ。
その成果が特に表れているのが、アルバム冒頭の「前作よりもヘヴィ」な2曲、つまり表題曲と、独特の艶と癖があるドレイパー節の憂愁ポップ・メロにギターが炸裂しながら絡み付く「インターナショナル」だ。
その一方、本作には(1980年代のヒューマン・リーグやデペッシュ・モード等を彷彿とさせる)ピュアなシンセ・ポップ「エヴリワン・ビカムズ・ア・ブロブレム・イヴェンチュアリー」など、エレクトロ色の濃いナンバーも3曲収録。それらが加わったことにより、結果としてアルバム全体は、ロックとシンセのバランスが絶妙に取れた多彩な作品に仕上がっている。
このような軌道修正はポール自身の内面から生じたものなのか、あるいは英国のロックダウン(都市封鎖・行動制限)といった外的要素が影響を及ぼした部分があったのか。ポールの説明によると、2020年初頭にはアルバム用に9曲+αの候補があったのだが、そこから若干の紆余曲折を経ることになったという。
「冒頭の2曲や「ユー・キルド・マイ・フィッシュ」は、ロックダウン発令の前にロンドン近郊にあるスタジオで(バンドのメンバーらと)録音したんだ。ロックダウンに入った時点で、アルバムを完成させるには2~3曲足りなかったから、僕の自宅スタジオで生み出したのが「エヴリバディ~」「オメガ・マン」「ダーティ・トリック」だよ。3つともエレクトロニック系トラックで、それを追加した代わりにフルバンドで演奏した曲をひとつ(「メイキング・トラブル・フォー・ピープル・イズ・イージー」)除外したんだ」
元々バンド楽器はひと通り弾きこなせる上、シンセとドラムマシンを操るトラック・メイカーとしての顔も持つポールは、マンサンの1作目の制作時、複数の楽曲で基本的なトラックの大部分を一人で手掛けた実績もあり、ホーム・スタジオでの単独トラック制作は彼の十八番。必要性に迫られての選択ではあったが、「1960年代の機材を使用したことによって、レトロな英国作品の雰囲気が漂っている」ラヴ・ソングの「アニー」や、比較的直球のギター・ロック「トーキング・ビハインド・マイ・バック」と合わせ、全体に起伏を産んだという点で、その修正は吉と出ている。
更に前作との大きな違いが見られるのは、サウンド・プロダクションやテクスチャーの面だ。意識的にローファイな音作りを心掛けたという前作と比べ、「今回は、よりタイトかつクリアで、より大きく響く広がりのあるサウンドにしたかった」とポール。多様性がありながら全体として統一感を持って響くのは、持ち味である折衷性に加え、そういった音の質感の一貫性に依る所も大きい。また前作は長さ5~6分以上の曲が大半を占めていた一方、今回は殆どが3~4分台。これも意図的な変化だったのだろうか?
「そうなんだ。アルバムが展開していくに従って不均等になっている部分もあるけれど、それはレコーディング過程での成り行き的な結果でね。今回は、自分が子供の頃に聴いていた昔のアナログ盤アルバムがA面とB面の1枚に収まっていたように、もう少しコンパクトなものにしたかった。今作ではそれが実現できていると思う」
確かに本作は、アナログLPのA面に当たる6曲目までを一繋がりのように聴かせる流れ。ちなみに「初めての完全なオーケストラ曲」と語るインスト「カルト・リーダー・タクティクス・E・フラット・マイナー」は、本作収録曲のメドレーとなっているが、元々は曲間の繋ぎとして用いるつもりで編曲者と着手したもの。「この曲は、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』のB面に収録されているメドレーに影響された」とポールは説明する。
カウンター・メロディ(対旋律)を効かせた中毒性のあるサビが、名曲「ストリッパー・ヴィカー」等を思い出させる「ユーヴ・ゴット・ノー・ライフ・スキルズ、ベイビー!」は、本作の折衷性が頂点を極めたキャッチーなシンセ・ロックで、ポール自身「僕のこれまでのソロ・キャリアで最高のポップ・ソングだと思う」と自負している。
「サビの主旋律が先にできていたんだけど、そこに対旋律を加えることで曲が活性化したんだ。ヴォーカルとハーモニーをレスリーの回転スピーカーに通して、渦巻くようなサウンドにしたんだよ」
同曲が象徴するように、ロックとシンセを融合したエレクトロ・アート・ロックという点で、本作は『アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン』の系譜を受け継いでいるとも言える。だがそれは決して過去への回帰ではない。ポールが自身の真価を発揮できるものを伸び伸び追求した結果であり、それを今日的に進化させた一つの到達点かつ通過点となっているのが今回のアルバムなのだ。
サウンド面以上に前作と異なっているのは、歌詞面でのアプローチの違いだ。長らく書き溜めていた曲をも盛り込んだ前作が主としてバンド解散で精神的に傷ついた経験など「書いた当時の僕自身の気持ちを反映した」作品だった一方、今回は「『アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン』以来のコンセプト・アルバムなんだ」。とはいえ、同作と本作には違いがある。
「『アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン』は、成長していく過程で僕を取り巻いていた状況や、その時の考えを要約したコンセプチュアルなアルバムだった。暗い風刺を効かせているという点で両作品は共通しているけれども、今回の歌詞には、子供時代ではなく大人になってからの経験を踏まえた自分の考えが反映されているんだ」
そう本人が語る通り、『アタック・オブ・ザ・グレイ・ランターン』に登場していたキャラクターは、彼が少年時代からプロになりたての青年時代にまでに出会った人々を戯画化したものだった。一方、今作は「邪悪な戦略を使って人生をのし上がっていく方法について取り上げた、架空の自己啓発マニュアル本」がコンセプト。主にポール自身がこの数十年間に実生活で遭遇した人々や社会現象などを素材としており、アルバム制作と並行して執筆した本の題が『カルト・リーダー・タクティクス』(=カルト指導者の用いる戦術)となっている。この発想はいつ生まれたのだろうか?
「このアルバムの構想とタイトルは、前作を完成させた後に思いついたんだ。アイデアや文章に着手してからは、ひたすらメモを取り続けたよ。レコーディングと同時進行で各章のタイトルを書き始め、序盤の文章をまとめていった。2021年初頭にアルバムのミキシングが終わってから各章を仕上げていき、最終的にデラックス版アルバムに掲載されている24章だけを残して、他の章の本文は削ったんだ」
今作の限定デラックス版の特典本には、収録曲の歌詞の内容と連動した24章から成る『カルト・リーダーになる手引き』が掲載されているのに加え、更に57章分のタイトルが羅列されているが、例えば「誠実な行動に出るのは命懸けの自己責任」など、思わずクスッとさせられるブラック・ジョークの効いたもの揃いだ。
ここで言う“タクティクス(戦術)”とは、カルト宗教団体のリーダーが用いるものだけを指すのではなく、自分の属する場所、つまり職業的な業界から友人・恋人関係、政治社会に至る様々な分野において、他の人の上に立ったり相手を蹴落としたりして成功を収めようとする際に駆使するあらゆる策略のこと。例えば、表題曲が音楽業界を扱っている一方、前述の「ユーヴ・ゴット・ノー・ライフ・スキルズ、ベイビー!」は「女性が支配する世界で無能な男でいるということをテーマにした、ダーク・コメディ」となっており、カップルの女性側が男性の生活技能の無さや役立たずっぷりを容赦なく扱き下ろしている様子が伺える。
また本作の中で最も古くからコードやメロディのアイデアを温めていたという「インターナショナル」は、政治家たちのマキャヴェリズム的な(*目的達成のためには手段を選ばない、無節操な)態度や、言葉巧みに世論を操ろうとする行動が主題の反ナショナリズム・ソングだ。「インターナショナル」は、社会主義・共産主義のアンセムである労働歌/革命歌を思わせるタイトルだが、語尾を「-lle」とすることで造語的な表現となっている。
「そう、あの“インターナショナル”を模したかったんだよ、スペル的には自分なりにアレンジしてもじっているんだけどね。要するにこの曲は、英国の民主主義は腐敗しているってことをテーマにしているんだ。例えばブレグジット(*英国のEU離脱)に関しても、それを推進している英首相ボリス・ジョンソンは、信念に基づくブレグジット派なのではなく、自分のキャリアアップのため、もしくはカルト・リーダーの戦術としてブレグジットを利用しただけだと思うんだよ」
音楽活動を通して世界中を巡り、人々と交流してきたポールは、「気持ちの上での国際派」を自認する。旅によって様々な異文化に対し目が開かれたことを通じ、いずれ人類に破滅を招くような偏狭なナショナリズムに陥ってはならないとの決意を一層固くしたという。
「旅が好きだし、どこに行っても楽しいよ。但し、リヴァプールFCの本拠地アンフィールドを除いてだけどね!」と笑うポール。海外サッカー、特にイングランドのプレミア・リーグに詳しい読者ならピンとくるだろうが、彼は熱烈なエヴァートン・サポーターである。マージーサイド・ダービーとして世界的に有名なように、地元を同じくするエヴァートンFCとリヴァプールFCは長年の宿敵同士。その相手の本拠地はライバル・サポにとって、どんな海外よりもアウェーなのだ。
「あ、でもこれはジョークだから『(笑)』って書いといてね。このニュアンスが翻訳の過程で伝わらないと困るから」
では逆に、自分のイングランド人らしさ、英国人らしさを感じるのはどんな時なのだろうか?
「僕はイングランド北西部のリヴァプール生まれなんだけど、育ったのは隣接する北ウェールズの街だから、生粋のイングランド人という感覚がなくて(*英国はイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドから成る連合王国)、自分のことは英国人に分類しているよ。でもナショナリズムは全く感じないな。英国は故郷であり地元で、ここにいると居心地の良さを感じる。でも前からずっと言ってたように、引退したら日本に引っ越して、渋谷でフィッシュ&チップスの店を開くのもいいね。そしたらすごく英国人らしい気分を味わえる気がするな」
フィッシュと言えば、“君は僕の魚を殺した”というタイトルが鮮烈な「ユー・キルド・マイ・フィッシュ」は、主人公をライバル視する友人が嫉妬に駆られ、主人公の可愛がっている魚を殺してしまうストーリー仕立て。自分にとっての大切なものを“魚”に喩えた詩的表現とも受け取れるこの曲について尋ねると、意外な答えが返ってきた。
「それがね、これは実話なんだ。僕が休暇で留守をしていた時に、僕に嫉妬心を抱いていた人物が僕の水槽を割って、僕がリンゴ(*ビートルズのリンゴ・スターと同名)と名付けて飼っていた魚を殺してしまったんだよ。しかも(歌詞の一節にある通り)彼は僕のKORG M1シンセサイザーも壊してしまった。それなのに修理の時には僕と一緒にやって来たりして、サディスティックな所業だよね。今は魚を飼っていないんだけど、僕のラウンジのコーヒーテーブルの上には、交換した空っぽの金魚鉢が今も置いてある。時に“真実は小説よりも奇なり”ってやつさ」
こういった邪悪な人心掌握術を中心的コンセプトとしつつ、「ロックダウンを経験したことによって、歌詞の方向性が少し変わったものもある」とポールが述べる曲の代表が、歌入りとしては本作唯一の共作で、ロックダウン以降に書いた新曲のうちの一つ「オメガ・マン」だ。
英国の人口は日本の約半分。だがこれまで(*2022年2月上旬現在)の新型コロナによる累計死者数は16万人近くとなっており(日本は同2万人弱)、人口比で考えると同国で猛威を振るった新型コロナ・ウイルスの凄まじさが分かる。英国内では罰則や罰金を伴うロックダウンが幾度か行われ、最も厳格だった時には、外出が食料品の購入等の最小限のみに規制されたり、同居人以外との面会を禁止されるなど、日本からは想像もつかない度合いでの日常生活の制限があった。
この曲を思いついた時に彼の脳裏に浮かんだのが、映画『地球最後の男 オメガマン』だ。ひとり暮らしのポールがロックダウン中に家で過ごしていた時、あるいは閑散とした近所を出歩いた時、自身がまるで“地上で唯一の人間”になったように感じた孤独。そんな思いに共感した友人のスティーヴン・ウィルソン(*プログレ・バンド、ポーキュパイン・ツリーの中心人物)が共作に名乗りを上げた。
「僕はこれまでリモートワークをしたことが無かったから、新しい経験だったよ」とポール。実際の工程では、スティーヴンからAメロ部分をデータで受け取った後、ポールがサビの歌とシンセを加え、音源をオンライン上で転送しながら、同様にバック・バンドのドラマーとベーシストを含めた各自が自分のパートを重ねて交換。誰一人一度も顔を合わせることなく曲を完成させた。
ステイホームを義務付けられ、大切な人に会いたくても会えない状況。会えないうちに相手を失ってしまうかもしれないという恐れによる心痛。ロックダウン緩和後にウクライナに飛び、チェルノブイリ原発事故跡地の立ち入り制限区域内で撮影した同曲のMVを観ると、この曲を書いた時の彼の心象風景が荒涼とした背景の中で巧みに映像化されているのが分かる。
家族思いのポールは高齢の両親との仲の良さでも知られているが、そんな肉親の健康問題もあり、「ロックダウン経験中の人が陥りがちな、精神的メルトダウン寸前にまで追い込まれてしまった。僕にとっては最悪の時期だった」とポール。一時期は音楽制作を辞めてしまいたいとすら思い詰めたものの、家族やレコード会社、ファンたちの励ましによって立ち直り、「人生の困難な時期を何とか乗り越えて、今も精一杯音楽を作り続けているよ」と語る。肺癌と診断され一年半の闘病生活を送っていたポールの父は、今年2月初旬に逝去。息子として最期を傍らで看取ることができたという。
自らの人生経験を基に物語を組み立て、皮肉な諧謔や痛切な感情をちりばめながら展開してきた、本人曰く「ある意味、自伝的な」このコンセプト・アルバム。しかしながらその本編は、意外なほど前向きなメッセージのこもったナンバーで締め括られている。「ただ愛よ、あれ/行き着くところはそこだ」という胸を打つサビの合唱が印象的な「ライイン・バウト・フー・ユー・スリープ・ウィズ」がそれだ。
その合唱部分は当初ゴスペル隊に歌ってもらう予定でいたが、新型コロナ禍の折、それが不可能に。代わりに世界各国のファンが該当箇所を各自歌った音源をスマホから応募する形を取り、その中から厳選した288名分の歌声を編集してコーラスに仕上げるという初の試みが実現した。ポールもこれを「今作で最も気に入っている部分のひとつ」に挙げている。
この曲が到達した“行き着くところは愛”という境地に「全く皮肉は含まれていない」と語るポール。それは、成功への手引きとしての様々な汚い策略について書き連ねた本アルバムが導き出した答えであり、彼が人生で出した結論でもあるという。「“目には目を”一辺倒では、最後には皆が盲目になって終わってしまう」。だから「人はできる限り善良な人間になろうと努めなければ」と。卑劣な戦術を使わずに生きられるならば、それに越したことはないと。「近頃は常にポジティヴでいようと心掛けているんだ。だから皮肉な風刺アルバムの最後を、前向きな雰囲気で締め括っているんだよ」。
取材・文◎Sumi Imai / 今井スミ
ポール・ドレイパー『カルト・リーダー・タクティクス』
OTCD-6848[CD] ¥2,500+税
1.Cult Leader Tactics
2.Internationalle
3.Dirty Trix
4.Cult Leader Tactics in E-Flat Minor
5.You've Got No Life Skills, Baby!
6.U Killed My Fish
7.Everyone Becomes A Problem Eventually
8.Annie
9.Talkin' Behind My Back
10.Omega Man
11.Lyin' ‘Bout Who U Sleep With
◆ポール・ドレイパー・レーベルサイト