ヤマハ、上質なジャズシーンに相応しいプレミアムな外観と性能を持つサイレントベースを発売

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ヤマハが、弦楽器の新製品『SLB300PRO』を2月10日に発売する。

『SLB300PRO』は、限りなくアコースティックベースに近い音質、演奏感を実現したことで定評のある「SLB300」(2020年1月発売)をさらに進化させ、上質なジャズシーンに相応しいプレミアムな外観、仕様そして性能を実現したハイエンドモデル。ジャズクラブでドラム、ピアノ、管楽器などの生音と合わせて演奏することで音楽シーンを彩ったり、自宅やスタジオでの音楽制作で使用したりするなど、さまざまな場面でこの新世代サイレントベースがベーシストの活躍を強力にサポートする。


ヤマハ独自のアコースティック楽器の共鳴胴による響きをリアルタイムで再現する「SRT(Studio Response Technology)パワードシステム」に加え、弦の振動を伝達するブリッジには以前に限定モデルとして販売した「SLB200LTD」で好評だった独自の木材改質技術「Acoustic Resonance Enhancement(A.R.E.)」を採用。アコースティック楽器と錯覚するような高品質なサウンドを実現している。「SRTパワードシステム」は胴体のない楽器では拾えない低音部の共鳴音をしっかりと捉えることで、高品位なマイクでスタジオ録音したかのような音を、新品でありながらまるで長年弾きこんだかのような、レスポンスの良いクリアーな音を生み出す。


▲左から、共鳴胴のない楽器、低域の共鳴音、「SRT」で合成した『SLB300PRO』※イメージ図

また、コンパクトでシンプルな外観ながらも、アコースティックベースと同じ位置に配置した駒、指板、ネックなどのパーツや、 その形状をかたどったフレーム、楽器が回転しない重心設定により、アコースティックベースと同じ感覚で演奏することができる。ネックにトラ杢柄の上質なカーリーメイプルを使用するだけでなく、指板には「SLB200LTD」で好評だった希少な黒檀材を採用し、立ち上がりの早い音と自然な演奏感を実現。ヘッドにある機械式ペグ(糸巻き)は厚手の形状とすることで剛性が高まり、操作感を向上させている。また底部にある金属製テールワイヤーの素材を見直したことにより、さらに柔らかく、箱鳴り感のあるアコースティック楽器のような演奏感へと進化している。


さらに、ボティの共鳴音をシミュレートした3つのマイクタイプ―「Rich(リッチ)」「Simple(シンプル)」「Warm(ウォーム)」―を切り替えたり、バス、トレブルのEQ、ピックアップからの直接の信号とシミュレートしたマイク信号のミックス量を調整したりすることで、曲のジャンルや楽器の編成に合わせたお好みの音を生み出すことができる。べっ甲調のコントロールパネルは金メッキのペグと併せて外観のアクセントとなり高級感を感じる。


ボディに木材を使用しながらも本体の重さは約7kgと軽量で、付属のケースに収納すると容積比はアコースティックベースの4分の1ほど。また楽器の特性に最適なピックアップシステム・プリアンプを搭載しているため面倒な調整が不要で、ベースアンプやミキサーなどいろいろな機材に接続できる。

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