【鼎談】元ジュディマリ五十嵐公太 × ZIGZOのSakura × 元ジャンヌshuji、Pearlドラマーがイベント直前に語る「人間の違いが一番自由に出る」

■イベント＜EXCITE Drum!!＞では
■6台のドラムを所狭しと敷き詰めます

──＜EXCITE Drum!!＞、出演者としても楽しみですね。

Sakura：もともと広島にI・M・G (イメージ)という地元のバンドがいて、そこのドラマーのTOMIがドラムをすごい愛してるヤツで、広島でONE MUSICっていうスタジオを経営しながら年2回ドラムイベントを主催しているの。それが＜EXCITE Drum!!＞で、2018年夏は公太さんが出演して、冬は俺が出演したんだよね。2020年は＜EXCITE Drum!!＞10周年だったけどコロナ禍で開催できなくって、2021年は1回でもいいからやりたいと相談されたんですよ。「内容もスケールアップしたい」「Sakuraさんがやってる＜Busker Noir＞みたいなドラムだけにフォーカスが当たるようなもの」ということで、shujiくんとTOMIが慕ってた公太さんに声をかけて、演ることになったんですよ。

──どんな内容になりそうですか？ 楽曲はSakuraが書いているんですよね。

公太：これがねえ（笑）、複数のドラムで組み立てられているから、基本的に譜面通りにプレイしなくちゃいけないの。普段から“指示されたことを従順に守ることが嫌い”っていう自分にとっては、すごく辛い（笑）。

shuji：面倒くさそうやな…と思いながらね（笑）。

公太：譜面通りにやらないとアンサンブルにならないからね（笑）。しかも意外に高度なことを要求されるし。

Sakura：すみません（笑）。


──見応えはありそうですね。

公太＆Sakura：そうですね。

Sakura：自分が主催している＜Busker Noir＞でもやっていた“ドラムだけで成り立ってるドラムソング”を、何曲か＜EXCITE Drum!!＞に持ち込もうと思っています。あと、会場が広島だから、中国エリア限定のアーティストのカバーをひっちゃかめっちゃかなアレンジでやろうと（笑）。

──ドラマーじゃなくても楽しめそうですね。

Sakura：ただ音楽が好きなだけでも分かりやすい内容にはしていますよ。“ドラムだけでもこんな面白いことができるんだ”っていうところをぜひ見てもらいたいなあ。

公太：打楽器ということで、ビートを刻むことからアンサンブルとしての音楽になることを明確に表現しているイベント／ライブだと思うんですよね。打楽器ってドレミファソラシドがあるわけじゃないけど、これだけちゃんとした音楽になるんだっていう表現ができているんですよ。

shuji：今回は2daysなので、ぜひ2日目も来てほしいんです。何の楽器も知らない人にとって、ドラムのイベントを初めて観ると“ん？”って思うところもあるかもしれないんですけど、2日目も来てもらったら、その面白さがより分かるんじゃないかと思うから。

Sakura：ドラムが最前にいて、6台のドラムが所狭しと敷き詰められますから、なかなかロックコンサートやライブハウスでは観られない形を演出します。いつもはステージ後ろでわりと縁の下の力持ち的に観られがちなんだけど、実はこんなにたくさんのお仕事をしてるんだよっていうのも観せられるかな。いつもはステージの後ろで叩いてるドラムを目の前で観れると、それだけでもひとつのエンターテイメントになると思っています。

取材・文◎烏丸哲也 (JMN統括編集長)
撮影◎野村雄治









◆鼎談【２】へ戻る
◆鼎談【１】へ戻る