【インタビュー】HAL (YORKE./OLDCODEX) × Takuya (ex.ヒスブル) × u:zo (ex.RIZE)によるRest of Childhood、本格始動「俺たちの放課後は終わらない」

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■俺が「もう1人ギターを入れたい」と言った時
■「足りない部分は俺が弾くから」ってu:zoが

──第2期突入後の初シングル「Windmill」はドライヴ感たっぷりでボーカルにも揺さぶられました。どんなふうに生まれた曲ですか?

HAL:コロナで去年3月のツアーが飛んだんだけど、新曲を作って持って行こうと思ってたんだよね。その時に作っていた曲。“コロナむかつく!”って。“その名の由来を教えてくれ”っていう歌詞はコロナのこと。政治に感じていた想いも入っているし、亡くなる人もいる中、そういう人たちの想いをどう表現していいかわからなかった。だから、荒々しい曲になったんだろうね。今回、レコーディングするにあたってポジティヴに終わりたかったから、後半の歌詞を変えたりしたけどね。最初はこの曲じゃなくてもいいかなと思ってたんだけど、u:zoが「好きだ」って言ってくれたから、「この曲にしよう」って。

u:zo:日本語のストレートなロックって、今まであまりやったことがなくて。聴いた時に“俺、ずっとこれを求めてたんだな”って。

──“泣き出した君を救い出すような そんな光になれるかな”と歌っていますが、やりきれない悲しい気持ちの中で書いたんですか?

HAL:悲しいっていうか、混乱してたよね。


▲シングル「Windmill」

──ヒリヒリしてて、骨太でシンプルなサウンドなんだけど、間奏ではリズム隊がガーッと前に出てくるメリハリがある曲だと感じました。

Takuya:すごくシンプルな部品しかないんだけど、いろいろな味がするように工夫してますね。ストレートだけど単調にならないアプローチができるようになったのは今の体制になってからで、3人だけなのにあれもこれも入っているのがいいのかなと。俺もu:zoもコーラスをとってて。ビートルズもそうだけど、他のメンバーも一緒に歌ってるのがいいと思うから、早くみんなでシンガロングできる時代が戻ってくるといいですね。

──Rest of Childhoodではドラムセットも極めてシンプルですよね。

Takuya:3点セットでやれることだけやりたいなと思ってます。それで成立させる自信もあるし、あとは2人に委ねられる。シンプルisベストじゃないけど、各自の持ち場があるから。

──ドラムで歌ってますしね。

HAL:感情が伝わってくるよね。

Takuya:そこはメンバーとしてリーダーとしてやらせてもらってる意義ですね。自分を抑えずに開放できる。

u:zo:俺は単純にHALのメロディがすごく好きなんですよ。アコギの弾き語りを聴いて「ここはこういう感じなんだろうな」ってメロディの隙間を補うようなフレーズを考えて、ボーカルにバトンタッチするイメージ。「Windmill」はメロディをずっと感じながら聴いてほしい曲ですね。

──間奏でメロディックなベースが前に出てきたり、その押し引きがさすがです。

HAL:ドラムのカウントから入って、ベース、ギターってバトンを渡していってマッスルになっていく感じも好きだし、転調して明るいコードで終わるエンディングはパーンと光が当たるイメージ。この曲のドラマが楽しめる人はこのバンドを好きになってくれるかなって。今の時代、ティザー映像でいいか悪いか判断されがちだけど、約4分のストーリーがちゃんと届くといいなって思ったから、もったいぶらずにミュージックビデオもフル尺で公開したんだよね。


──歌に関しては?

HAL:歌は、まだまだだと思ってるから、厳しい意見でも何でも言ってくれたら努力します。今までは自分がレコーディングした曲ってそんなに聴かなかったけど、レスチャ(Rest of Childhood)の曲はよく聴くんだよね。聴くたびに“もっとこうしたいな”と思う。まだまだ進化できると思ってるし。

u:zo:HALの歌とメッセージは武器だと思ってるから、もっと自由に歌えて、思うままにギターをかき鳴らせるようにって思ってますね。そこがリズム隊をやっている意義だし、価値だから。

HAL:心強いよね。俺が「もう1人ギターを入れたい」って言った時も、「弾かなくていいよ。足りない部分は俺が弾くから」ってu:zoが。カッコいいよね。

u:zo:伝えたいことがあるなら集中してほしい。それがベーシストのやりがいでもあるから。

HAL:ちょっと話は戻るけど、去年春に無観客無配信ライブをライブハウスでやったんですよ。店長だけが見てるっていう。

Takuya:メイクも衣装もバッチリした上で。

──“無観客無配信”……ですか? それってリハみたいなもの?

HAL:いや、本番だったな。それに、お客さんは俺の頭の中に見えてた。

Takuya:照明も当ててもらって、ハコ代も払って。

HAL:要はどうしてそんなことをやったかっていうと、中止になったけど、ツアーで行く予定だったハコを全部廻って。キャンセル代を自分たちで払いに行ったの。

──それが2020年のツアー<Rest of Childhood TOUR #2 "Windmill">の出来事ですか?

Takuya:そう。ライブハウス側は「ホントに来たんですか?」って(笑)。

HAL:「(キャンセル代を)受け取れない」っていうライブハウスの人もいて、「ミュージシャンも辛いのに僕たちがもらうわけにいかない」って。

Takuya:その後、そこでイベントをやるようになってね。

HAL:スタッフに任せてたら、こんな経験できなかった。で、1曲だけステージで演奏させてもらったり。名古屋では「いいね。ラジオやったら?」と言ってくれる人がいて、FM愛知で番組を持たせてもらったり。その時に廻ったハコのほとんどの人たちが「いつでもスケジュール空けます」って言ってくれて。行ってよかったなって思いましたね。


──12月から東名阪ツアー<Tour 2021 “TORQUE”>が始まりますが、“TORQUE”に込めた意味は?

Takuya:エンジンみたいなイメージですね。「Windmill」は“風車”っていう意味で、あのツアーで“加速度増していくぜ”って感じだったのが出鼻をくじかれたので、3人でギアを変えて推進力=トルクを増していくっていう。まだコロナによる制限はあるかもしれないけど、ライブハウスの、ロックバンドの、ライブを取り戻すという決意です。

HAL:コロナ禍でもファンクラブの人数が減ってないんですよ。そういうファンは宝だなって。これからもニヤニヤさせたり、驚かせたい。ファンの人がこの間のBARKSのニュース記事もすごく喜んでくれて。

Takuya:「レスチャが、BARKSに見つかった!」って(笑)。そうやって悲しい顔の人を1人でも減らしていきたいですね。

──クリスマスイブは神奈川・新横浜New Side Beach!!!でライブです。

Takuya:毎年クリスマス近辺の金曜日に同じ会場でライブやってるんですよ。去年は、u:zo運命のサポートライブだったし。

u:zo:そうだね。

Takuya:今年はついに金曜日がイブになったんです。

HAL:そうそう。イブのほうからやって来た(笑)。

Takuya:「この時期のライブが、いつか東名阪ツアーになったらいいね」って言っていたから、本当に嬉しいです。

HAL:そうそう。今から「2022年は忙しくなるよ」って2人に言ってるんだけど、これからもいい報告ができるようにと思ってます。

取材・文◎山本弘子
撮影◎佐藤哲郎


■Digital Single「Windmill」

2021年11月1日24:00リリース
1. Windmill
Lyric:HAL / Music & Arrangement:Rest of Childhood
レーベル:Fairly Close Up
※各種ストリーミングサービス/サブスクにて配信
https://www.tunecore.co.jp/artists/Rest-of-Childhood

■東名阪ツアー<​Tour 2021 “TORQUE”>

12月19日(日) 愛知・名古屋SPADEBOX
open16:30 / start17:00
12月24日(金) 神奈川・新横浜New Side Beach!!!
open17:30 / start18:00
12月26日(日) 大阪・梅田ジャングリラ
open16:30 / start17:00
▼チケット​
・愛知:https://l-tike.com/order/?gLcode=42549
・神奈川:https://eplus.jp/sf/detail/3507840001-P0030001
・大阪:https://eplus.jp/sf/detail/3507210001-P0030001



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【応募資格】
・日本国内にお住まいの方
・Twitterアカウントをお持ちの方
・BARKS編集部 Twitterアカウントから投稿される応募用のツイートをキャンペーン期間内にリツイートした方
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・Rest of Childhood 直筆サイン入りチェキ
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【応募期間】
2021年12月1日(水)~2021年12月31日(金)23:59まで
上記期間内にされたリツイートが応募対象です。

【当選発表】
Twitter DMにて当選のご連絡と専用フォームのURLをお送り致します。
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配送は国内のみ、賞品は2022年1月中旬に発送予定です。
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※ 以下のような場合には、ご当選の権利を無効とさせていただきます。
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2.ご不在などにより、運送会社での保有期間を超えて賞品をお届けできなかった場合。

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