【今さら聞けない楽器のア・ソ・コ】お題「ビブラート・ユニット」

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“楽器”と一口に言っても、多種多様さまざまな部品から構成されているのはご存知の通り。え、そんなの当たり前じゃない?的なものから、和楽器のマニアなところまで、今さら人には聞けない“楽器のア・ソ・コ”、ご紹介します。第19回のお題は「ビブラート・ユニット」です。

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エレクトリック・ギターにおいて、音程を連続的に変化させるための装置。アーム、トレモロ・ユニット、トレモロ・アーム、ワミーバーなどとも呼ばれる。1940年代にポール・ビグスビーによって開発された「ビグスビー」がその先駆けとされ、1958年にフェンダーが「シンクロナイズド・トレモロ・ユニット」を開発。60年代に入り、ジミ・ヘンドリックスがそれを大胆に活用したことで、特にロックの分野で広く普及した。

多くの場合、ギターのボディに取り付けられたアームと呼ばれるバーを操作し、弦の張り具合を一時的に変化させることで、音程も変化させる。

演奏中にビブラート・ユニットを活用することをアーミングと呼ぶ。その主な使用法は、アームをボディ側に倒して音程を変える「アームダウン」、アームを引き上げるように使って音程を変化させる「アームアップ」、そしてアームを小刻みに動かす「ビブラート」などがある。

文:竹内伸一



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