いい音爆音アワー vol.120「ナイス♪裏メロ特集」
「裏メロ」とは、主となるメロディの裏に流れるメロディのことを指しております。
主なるメロディは大体が歌のメロです。そのバッキングはふつう、コードや単純なリフやリズムもので、主メロをジャマしないように構築されるものですが、時には別のメロディが展開されることがありますね。それが「裏メロ」です。ハーモニーは主メロに寄り添ってるから別ですよ。
で、「裏メロ」も歌だとどちらが主旋律なのか分からなくなってしまいますから、たいていは楽器がそれを奏でていますね。それでも、耳が主メロと裏メロの両方に引っ張られて、ちょっと頭の中が分裂気味になって、それが気持ちよい、面白い、というのが、この「裏メロ」作戦の狙いだと思います。ポリリズムじゃなくて「ポリメロディ」とでも言えばいいんでしょうか。
ただし、どういう裏メロを持ってくると気持ちよいかよくないか、面白いかダサいか、は非常に微妙なサジ加減だと思うので、つくり手のセンスが問われるところですね。
ということで、私がこれはナイスだと思う、「裏メロ」のある曲、選んできました。どうぞ。
セットリスト
- Boston「Don't Look Back」歌の裏でEギターが歌い上げる。主メロより裏メロのほうが断然目立っているケース。
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第1弾シングル(1978年8月発売)
*サビの裏に、テーマとも言えるEギター・フレーズ。・トム・ショルツがまだできていない、少なくとももう1曲必要だと主張したにもかかわらず、Epicがリリースしてしまったアルバム。これをきっかけに両者は法廷闘争に入り、次のアルバム『Third Stage』がリリースされるのは8年後の1986年になってしまう。
2nd アルバム『Don't Look Back(当初:新惑星着陸)』(1978年8月発売)収録
作詞・作曲・プロデュース:Tom Scholz
レーベル:Epic
全米7位、全英43位 アルバムは全米1位、全英9位
・当初は「新惑星着陸」という邦題がついていた。
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- Bruce Springsteen「The Promised Land」プレスリーの死のショックとネヴァダの風景がこの曲を生んだそうな。
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第3弾シングル(1978年10月発売)
*Bメロの裏で、ハモンドオルガンとピアノのユニゾン・メロHammond organ: Danny Federici/piano: Roy Bittan
4th アルバム『Darkness on the Edge of Town(闇に吠える街)』(1978年6月2日発売)収録
作曲・編曲:Bruce Springsteen/プロデュース:Bruce Springsteen & John Laudau
レーベル:Columbia
アルバムは全米5位
・3rd『Born to Run(明日なき暴走)』(1975)/5th『The River』(1980)
・1977年8月16日にエルヴィス・プレスリーが亡くなったが、ちょうどその時、スプリングスティーンはスティーヴ・ヴァン・ザントと写真家のエリック・メオラと3人で、ネヴァダへ車の旅に出かけていた。そのプレスリーの死のショックとネヴァダの風景がこの曲を生んだと言われる。
・このアルバムは、曲ができるとすぐにバンドで演奏して録音するという形でつくられ、この曲も、できてすぐ3テイク録音、1ヶ月置いて、詞を作り直して、また20テイク録音して完成したが、マスタリング工程になってから、オフにしていたヴァン・ザントのリードギター(サックス・ソロの前のパート)を、スプリングスティーンがやっぱり戻したいと言い出し、ミックスをやり直したという。
・vocal, lead guitar, harmonica: Bruce Springsteen /piano: Roy Bittan / sax: Clarence Clemons / Hammond organ, glockenspiel: Danny Federici / bass: Garry Tallent / rhythm guitar: Steven Van Zandt / drums: Max Weinberg
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- Duran Duran「Save a Prayer」バンド名は映画「Barbarella」の登場人物から。
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6th(第3弾) シングル(1982年8月9日発売)
*イントロから登場する尺八的なシンセ・フレーズが、1Aを除くすべてのAメロの裏に・米国では当初シングル発売はなく、1985年1月になってからショートバージョン(3:45)で発売され、全米16位となった。
2nd アルバム『Rio』(1982年5月10日発売)収録
作詞・作曲:Simon Le Bon, John Taylor, Roger Taylor, Andy Taylor, Nick Rhodes/プロデュース:Colin Thurston
レーベル:EMI
全英2位 アルバムは全英2位、全米6位
・vocal: Simon Le Bon / keyboards, synthesizers: Nick Rhodes / bass: John Taylor / drums: Roger Taylor / guitar: Andy Taylor
・次作3rdアルバム『Seven and the Ragged Tiger』(1983)が全英1位、全米8位。84年4月にカットしたシングル「The Reflex」が全英1位、全米2週連続1位と完全にブレイク!
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- Squeeze「The Truth」淡々とさり気ないフォークロックだけど、どことなく狂気も感じて気になる曲。
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9th アルバム『Play』(1991年7月発売)収録
*Aメロ裏はメロディアスなギター・リフ/サビ裏で、ストリングスによるメロディ、それにギターも絡んでくる・lead vocal: Glenn Tilbrook
作詞:Chris Difford/作曲:Glenn Tilbrook/プロデュース:Tony Berg
レーベル:Reprise
アルバムは全英41位
・この頃は、マイルス・コープランド(スチュアート・コープランドの兄)」がマネージメントをしている。
スクイーズ:
クリス・ディフォード(1954年11月4日、ロンドン生 / g, vo, 作詞)とグレン・ティルブルック(1957年8月31日、ロンドン生 / vo, g, 作曲)を中心に、1974年、ロンドンのDeptfordで結成されたNew Waveバンド。
1977年7月、Deptford Fun City Recordsより、EP『Packet of Three』でデビュー。
1978年3月、A&Mより、1st アルバム『Squeeze』リリース。
1982年、一度解散。1985年、再結成。
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- Larsen-Feiten Band「Over」まさにこの時代の西海岸って音をしている、AORど真ん中♪
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アルバム『Larsen-Feiten Band』(1980年発売)収録
*Aメロの繰り返し部分(2A)の裏にシンセ・メロディ/サビと間奏のギター・ソロ裏にEギターとベースのユニゾンによるリフレイン・フレーズ・mixing: Al Schmitt
作詞・作詞:Neil Larsen, Allee Willis/プロデュース:Tommy LiPuma
レーベル:Warner Bros.
・cover photography: Norman Seeff
・bass: Willie Weeks / drums: Art Rodriguez / percussion: Lenny Castro
ニール・ラーセン(Neil Larsen) : vocal, keyboards
1948年8月7日、米国オハイオ州クリーヴランド生まれ。フロリダ州サラソタ育ち
バズ・フェイトン(Buzz Feiten) : vocal, guitar
1948年11月4日、イリノイ州シカゴ生まれ。ニューヨーク州ロングアイランド育ち
1972年、ふたりは“Full Moon”を結成し、アルバム『Full Moon』をリリース。
その後、ラーセンはソロアルバム『Jungle Fever』(1978)、『High Gear』(1979)をリリースし、どちらにもフェイトンが参加。
1980年、“Larsen-Feiten Band”を結成し、セルフタイトル・アルバムをリリース。
1982年、アルバム『Full Moon Featuring Neil Larsen & Buzz Feiten』をリリース。
その後は、ふたりともセッション・ミュージシャンの活動が中心に。
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- PSY・S「Wondering Up and Down〜水のマージナル」今回唯一の、裏メロもボーカルというパターン。歌が交錯して目眩く世界へ♪
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12th シングル(1989年12月1日発売)
*4:00〜のサビの歌にAメロの歌が重なる/Aメロのベース・フレーズもなかなかメロディアス・guitar: いまみちともたか(Barbee Boys)/bass: 松浦雅也(たぶん)
5th アルバム『ATLAS』(1989年7月21日発売)
作詞:松尾由紀夫/作曲・編曲:松浦雅也
レーベル:CBSソニー
サイズ:
1983年頃、“PLAYTECHS”というユニットを結成。ライブ活動はしなかったがアルバム(非売品)を発表。1985年5月22日、CBSソニーより、岡田徹プロデュースによる1st アルバム『Different View』リリース。 以降、9枚のオリジナル・アルバム発表後、1996年8月1日、ベスト・アルバム『TWO BRIDGES』発売をもって解散。
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- UNICORN「大迷惑」壮大なサウンドと激烈なエナジーが詰め込まれた、デビュー3年目の1st シングル。
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1st & 先行シングル(1989年4月29日発売)
*Aメロ裏でピッコロ的な笛物がそこここに/サビ裏でストリングスが歌いまくる・管弦楽:「笹路なんつったって正徳っつうぐらいのもんでとオルケスタ・デル・アミーゴ」とクレジット
3rd アルバム『服部』(1989年6月1日発売)収録
作詞・作曲:奥田民生/編曲:笹路正徳・UNICORN
レーベル:CBSソニーオリコン12位 アルバムはオリコン3位
・アルバム・タイトル「服部」は「何の意味もないタイトルにしたかったから」で「山田」でもよかった。
・モデルは、当時東京都荒川区在住の鳶職で公益法人江戸消防記念会(現・一般社団法人〜)第五区七番組(旧江戸町火消九番組れ組)副組頭を務めていた中村福太郎(1921年 - 2019年)
・ソニーの宣伝担当は会議で「なんでジャケットにメンバーが出ないんだ」とか「このおじいさんは誰だ!」と責められた。
ユニコーン:
阿部義晴(2014年からABEDON):key, vo, g 1966年7月30日、山形市生まれ
堀内一史(EBI):b, vo 1965年10月2日、広島市生まれ
奥田民生:vo, g 1965年5月12日、広島市生まれ
手島いさむ:g, vo 1963年8月27日、愛知県生まれ、広島県育ち
川西幸一:dr, vo 1959年10月20日、広島県呉市生まれ
旧メンバー:
向井美音里:key 1965年4月27日、広島県生まれ
1988年1月、2度目のツアー終了後脱退。89年、EBIと結婚するも98年に離婚。
1986年3月、広島県広島市にて結成。
同年12月、CBSソニーオーディションに合格。
1987年10月21日、1st アルバム『BOOM』でデビュー。
1988年5月、阿部が正式加入。
同年7月21日、2nd アルバム『PANIC ATTACK』リリース。
1989年6月1日、3rd アルバム『服部』リリース。オリコン3位。
1990年10月1日、4th アルバム『ケダモノの嵐』リリース。オリコン1位。
同年、『ケダモノの嵐』が第32回日本レコード大賞アルバム賞を受賞。
1991年年9月30日、7th アルバム『ヒゲとボイン』リリース。
1993年2月6日、川西が脱退。
同年5月21日、8th アルバム『SPRINGMAN』リリース。オリコン1位。
同年9月21日、ニッポン放送「オールナイトニッポン」にて解散を発表。
2009年元旦、公式サイトをオープンし、再結成を発表。
同年2月4日、シングル「WAO!」、18日、9th アルバム『シャンブル』リリース。
2021年8月18日、17th アルバム『ツイス島&シャウ島』リリース。
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- 星野源「アイデア」目下、ポップ・マエストロNo.1。その名の通り、アイデア満載の飽きない曲。
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先行配信シングル(2018年8月20日発売)
*これもストリングスが各所で裏メロ・strings arrangement: 美央(1st violinも)
5th アルバム『POP VIRUS』(2018年12月19日)収録
作詞・作曲・編曲・プロデュース:星野源
レーベル:JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
オリコン1位(2週連続) アルバムもオリコン1位(4週連続)
・NHK 連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌として書き下された曲
・自身初の配信限定シングル
ほしの げん:
1981年1月28日、埼玉県蕨市生まれ
自由の森学園中学校・高等学校卒業。
中学生の時にギターと演劇を始める。
2000年10月、高校時代の同級生らを誘い、インストゥルメンタルバンド“SAKEROCK”を結成。
2003年、舞台「ニンゲン御破算」への参加をきっかけに、「大人計画」への所属が決まる。
2010年6月23日、細野晴臣主宰のレーベル「デイジーワールド」(ビクター)より、1st アルバム『ばかのうた』をリリース。オリコン36位。
2011年9月28日、2nd アルバム『エピソード』リリース。
2012年12月22日、くも膜下出血と診断され、活動を休止。
同年5月1日、3rd アルバム『Stranger』リリース。
同年6月、くも膜下出血再発を確認、再び活動休止。
2014年2月6日、日本武道館で復帰ライブ。
2015年6月2日、自身がリーダーを務めていたバンド、“SAKEROCK”が解散。
同年12月2日、4th アルバム『YELLOW DANCER』リリース。オリコン1位。
2016年10月、テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」に出演、主題歌「恋」も担当。
2018年上期放送のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌として「アイデア」を制作。 同年8月20日、シングルとしてリリース。
同年12月19日、5thアルバム『POP VIRUS』リリース。
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- Electric Light Orchestra「Shine A Little Love(シャイン・ラブ)」時代に迎合しつつも、ストリングを活かした一味違う独特のサウンド。
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先行シングル(1979年4月27日発売)
*Dメロ裏のストリングス・メロディ/3A、4Aではギターとストリングスがいろんな裏メロ・バンド内のストリングスメンバー3人を解雇し、大編成のストリングセクションを導入。次作『Time』(1981)からはストリングスを大幅に減らし、シンセ主体となるので、ELOストリングス・サウンドが聴ける最後のアルバム。
8th アルバム『Discovery』(1979年5月31日発売)収録
作詞・作曲・プロデュース:Jeff Lynne
レーベル:Jet / Columbia
全英6位、全米8位 アルバムは全英1位、全米5位
エレクトリック・ライト・オーケストラ:
1965年に英国バーミンガムで結成され、Roy Wood (vo,g)(1946年11月8日生)とBev Bevan (dr)(1945年11月25日生)がいた”The Move”に、
1970年2月、Jeff Lynneが加入。“Electric Light Orchestra”スタート。
契約上、The Moveでもう2枚アルバムをリリースした後、
1971年12月1日、1st アルバム『The Electric Light Orchestra』リリース。
しかし、2nd アルバム制作途中でWoodが脱退する。
1973年1月、2nd アルバム『ELO 2』リリース。ELOという略称を使い始める。
1973年11月、3rd アルバム『On the Third Day(第三世界の曙)』リリース。
1974年9月、4th アルバム『Eldorado』リリース。Louis Clarkがストリングス・アレンジを担当し始める。
1975年9月、5th アルバム『Face the Music』リリース。
1976年9月、6th アルバム『A New World Record(オーロラの救世主)』リリース。Koshのデザインによる「円盤」ロゴが初めて使用される。
1977年10月、2枚組の7th アルバム『Out of the Blue』リリース。
1977〜78年、ワールド・ツアー「Out Of The Blueツアー」を敢行。78年、最初で最後の日本公演を行う。
1979年5月、8th アルバム『Discovery』リリース。
1980年8月、映画「XANADU」のサウンド・トラック・アルバム『XANADU』リリース。片面をELO、片面をOlivia Newton-Johnが担当。
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- The Rolling Stones「Tumbling Dice(ダイスをころがせ)」追悼、Mr. チャーリー・ワッツ。そのバタバタしたドラミングがストーンズの要でした。
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先行シングル(1972年4月14日発売)
*サビ裏のギター・メロ(リフっぽくはありますが)・Mick Taylorはギターでなくベースを弾いている。ビル・ワイマンは不参加。
10th(UK)/12th(US) アルバム『Exile on Main St.(メイン・ストリートのならず者)』(1972年5月12日発売)収録
作詞・作曲:Mick Jagger and Keith Richards/プロデュース:Jimmy Miller
レーベル:Rolling Stones
全英5位、全米7位 アルバムは全英1位、全米1位
・コーダの大ブレイク以降はジミー・ミラーがドラムを叩いている。ちなみに、全体にわたってドラムはダブルで重ねている。
・エンジニアのAndy Johnsによると、この曲のベーシックリズム・トラックだけでマルチテープが少なくとも30本あったという。
・前作『Sticky Fingers』(1971)の制作中、初期バージョンが録音されていた。その時は「Good Time Women」というタイトルで、リズムも歌詞も全く別物だった。
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- Marvin Gaye & Tammi Terrell「Hold Me Oh My Darling」薄幸のシンガー、タミー・テレル。一瞬の輝きだったけど永遠に消えないでしょう。
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1st アルバム『The United』(1967年8月29日発売)収録
*Aメロ・サビの裏の口笛みたいな音の、たぶんオルガン・オルガンは“The Funk Brothers”のEarl Van DykeかJohnny Griffith?
作詞・作曲:Harvey Fuqua/プロデュース:Harvey Fuqua, Berry Gordy, Jr.
レーベル:Tamla
アルバムは全米69位、R&B 7位
タミー・テレル:
1945年4月29日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ
1960年から歌の活動開始。James BrownやJerry Butlerのライブでコーラスを務めるうち、モータウンのBerry Gordy Jr.に見い出され、1965年の誕生日にモータウンと契約。
1967年初め、Marvin Gayeとデュエットを組むことになる。
同年4月20日、デュオの初シングル「Ain't No Mountain High Enough」リリース。全米19位、R&B 3位のヒットとなり、テレルは一躍脚光を浴びる。
引っ張りだこの活動を続ける中、子供の頃からの持病だった偏頭痛が悪化、常態化してゆく。
同年10月14日、ヴァージニア州ファームヴィルのハンプトン・シドニー・カレッジで公演中に、テレルは昏倒してしまう。医者は右脳に悪性の腫瘍があると診断した。
1968年1月13日、フィラデルフィアで手術。
復活し、デュオで、
同年3月28日、シングル「Ain't Nothing Like the Real Thing」
同年7月9日、シングル「You're All I Need to Get By」
をリリース、ともにR&B 1位のヒットとなるが、1969年までには、医者からの指示により、ステージ活動をとりやめた。
1969年1月、初のソロアルバム『Irresistible』がリリースされるが、以前録音したものを寄せ集めたもの。
同年9月16日、デュオの3rd アルバム『Easy』リリース。もはや歌える状態ではなかったので、Valerie Simpsonが代わりに歌ったという説があるが、シンプソンは自分が歌ったものを後でテレルが差し替えたと語っている。
1970年3月16日、死去。25歳の誕生日まで1ヶ月あまりだった。
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- Arctic Monkeys「A Certain Romance」アルバム・タイトルは英国の小説家アラン・シリトーの「Saturday Night and Sunday Morning」から。
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1st アルバム『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』(2006年1月23日発売)収録
*Bメロ(サビ?)の裏のギター・メロ/Aメロのベース・リフもメロディアス・アルバム・ジャケットの写真の人物はChris McClure。“The Violet May”というバンドのボーカルで、Jon McClure(“Reverend and The Makers”のボーカル)の弟。
作詞:Alex Turner/作曲:Arctic Monkeys/プロデュース:Jim Abbiss
レーベル:Domino
アルバムは全英1位、全米24位、オリコン9位
アークティック・モンキーズ:
Alex Turner(1986年1月6日生): lead vocals, rhythm/lead guitar
Jamie Cook(1985年7月8日生): lead/rhythm guitar, backing vocals
Matt Helders(1986年5月7日生): drums, backing vocals
Andy Nicholson(1986年4月9日生): bass guitar, backing vocals(2006年脱退)
Nick O'Malley(1985年7月5日生): bass(2006年加入)
2002年夏、英国Sheffieldで結成。
2005年5月30日、自主EP「Five Minutes with Arctic Monkeys」リリース。
同年6月、インディ系のDominoと契約。
同年10月17日、シングル「I Bet You Look Good on the Dancefloor」でデビュー。いきなりの全英初登場1位で、「オアシス以来の衝撃」と言われた。
2006年1月23日、1st アルバム『Whatever People Say I Am, That's What I'm Not』をリリース。全英初登場1位。
同年4月24日、わずか3ヶ月後に5曲入りEP『Who the Fuck Are Arctic Monkeys?』をリリース。
ニコルソンが脱退し、オマリーが後任として加入。
2007年4月、2nd アルバム『Favourite Worst Nightmare』リリース。
同年6月、「Glastonbury Festival」にヘッドライナーとして出演。
同年8月、「サマーソニック2007」にヘッドライナーとして出演。
2009年8月、3rd アルバム『Humbug』リリース。
2011年6月、4th アルバム『Suck It and See』リリース。
2013年9月、5th アルバム『AM』リリース。
2018年5月11日、6th アルバム『Tranquility Base Hotel & Casino』リリース。デビューから6作連続全英1位を達成。
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- Bruno Mars「Young Girls」今は順風満帆でも、モータウンと契約→1年でクビという苦い過去。
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第5弾シングル(2013年11月26日発売)
*サビ裏のエレピ系の音のメロディ(イントロ・フレーズとほぼ同じ)・“The Smeezingtons”は、Bruno Mars、Philip Lawrence、Ari Levineの3人によるプロデュースチーム(2009〜2015)。
2nd アルバム『Unorthodox Jukebox』(2012年12月10日発売)収録
作詞・作曲:Bruno Mars, Philip Lawrence, Ari Levine, Jeff Bhasker, Emile Haynie, Mac Davis
/プロデュース:The Smeezingtons, Jeff Bhasker, Emile Haynie
レーベル:Atlantic
全米32位、全英83位 アルバムは全米1位、全英1位
ブルーノ・マーズ(本名:Peter Gene Hernandez Jr.):
1985年10月8日、米国ハワイ州ホノルル生まれ。
父のPeter Hernandezはニューヨーク市ブルックリン区出身、プエルトリコ系とアシュケナジム・ユダヤの血を引く。母のBernadette San Pedro Bayotはフィリピン出身でフラ・ダンサーだった。
2003年(17歳)、高校を卒業するとすぐ、ロサンゼルスに移住。
2004年、モータウンと契約。しかし、1年もしないうちに解除。ただ同時期にモータウンに在籍していたフィリップ・ローレンス(Philip Lawrence)と意気投合。二人で“The Smeezingtons”というプロデュース・チームを結成。
ある日、Brandon Creedというプロデューサーが“Menudo”のために曲を探していると電話してきた。彼らの「Lost」という曲を欲しいと言ったが、彼らはその曲は渡したくなかったので断った。するとクリードは20,000ドル払うと言い、彼らは驚いて承知した。クリードはその後マーズのマネージャーとなる。
2010年7月20日、アトランティックより、シングル「Just the Way You Are」でデビュー。
同年9月、2nd シングル「Grenade」リリース。シングル2枚とも全米・全英1位の快挙。
同年10月、1st アルバム『Doo-Wops & Hooligans』リリース。全米3位、全英1位
2012年12月、2nd アルバム『Unorthodox Jukebox』リリース。全米・全英1位。
2014年11月、Mark Ronson「Uptown Funk」でフィーチュアされる。シングルは全米14週連続1位、全英7週連続1位というメガヒットとなる。
2016年11月、3rd アルバム『24K Magic』リリース。全米2位、全英3位。
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- Ed Sheeran「Galway Girl」アイリッシュ・バンド“Beoga”の曲が裏メロになっている、ケルトでポップな曲。
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第2弾シングル(2017年3月17日発売)
*サビ裏のフィドルとティン・ホイッスルとアコーディオンのユニゾンによるケルト・メロディというかケルト・ソング(Beoga「Minute 5」)・アイリッシュ・バンドの“Beoga”のメンバーと共作した。彼らの「Minute 5」という曲のメロディを一部使っている。メンバー全員が演奏でも参加しているが、ホイッスルはメンバーではない。
3rd アルバム『÷ (Divide)』(2017年3月3日発売)収録
作詞・作曲:Ed Sheeran, Foy Vance, Johnny McDaid, Amy Wadge, Eamon Murray, Niamh Dunne, Liam Bradley, Damian McKee, Sean Graham/プロデュース:Mike Elizondo, Ed Sheeran
レーベル:Asylum / Atlantic
全英2位、全米53位 アルバムは全英1位(年間1位)、全米1位(年間4位)
エド・シーラン(本名:Edward Christopher Sheeran):
1991年2月17日、英国ウェストヨークシャー・ヘブデンブリッジ生まれ、サフォーク・フラムリンガム育ち。
父はアイリッシュ系、母は英国人。
2011年1月に発表した自主制作EP『No. 5 Collaborations Project』はiTunesで2位になり、初週で7,000枚も売り上げた。
同年4月、Asylum Recordsと契約。
同年6月、1st シングル「The A Team」をリリース。全英3位となる。
同年9月、1st アルバム『+(プラス)』をリリース。全英初登場1位。全米5位。
2014年6月20日、2nd アルバム『X(マルチプライ)』リリース。
2016年、第58回グラミー賞にて、『X』収録の「Thinking Out Loud」が「Song of the Year」と「Best Pop Solo Performance」を獲得。
2017年3月3日、3rd アルバム『÷(ディバイド)』リリース。第60回グラミー賞にて「Best Pop Vocal Album」を獲得。シングル曲「Shape of You」は34カ国でNo.1を獲得するメガヒットとなった。
2017〜19年の「÷ Tour』は総計7億3670万ドルの興行収益、総動員数815万684人で、「史上最も成功したコンサートツアー」ランキングで“U2”が保有していた記録を破り1位となった。
2018年、11歳の時から友人で、同級生だったチェリー・シーボーンとの婚約を発表。
2019年、映画「Yesterday」本人役で出演。
同年7月12日、4th アルバム『No.6 Collaborations Project』をリリース。ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)とのコラボ・シングル「I Don't Care」が先行発売された。
2021年10月29日、5th アルバム『= (equals)』リリース予定。
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