ミック・ジャガー、「チャーリーが亡くなったんだからツアーはやるな」の意見に…

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Photo by Andrew Timms

ザ・ローリング・ストーンズがチャーリー・ワッツを喪ってからひと月後に北米ツアーを開幕したことに対し、生前のチャーリーの望みだったにもかかわらず、否定的な声を上げる人たちもいるそうだ。

ミック・ジャガーは、Apple Music 1のインタビューで、こう語った。「“ああ、チャーリーが亡くなった。君らはツアーをやるべきじゃない、やめろ”って言った人たちがいる。一方で、“これまでの経歴を見れば、彼らは逆境に遭っても回復する力を持っているのがわかる。それがザ・ローリング・ストーンズだ”って考える人たちもいる。僕らにはアップダウンがあった。大半はアップだ、正直言ってね。でも、僕らは何度か逆境を経験している。これは多分、その中でも最も困難な出来事の1つなんだろう」

ザ・ローリング・ストーンズは、チャーリーが亡くなる数週間前、彼の体調が優れないため、9月終わりにスタートする北米ツアーにチャーリーは参加しないと告知していた。チャーリーは具合が悪くなったとき、「このツアーはやるべきだ。僕のせいで止めないでくれ」と言っていたという。

当初、チャーリー無しでパフォーマンスを続けることに違和感を覚えたミックだが、「最初の2公演を終えた後、やって良かったと思うようになった」そうだ。「チャーリーは僕らにやってほしがっていた。オーディエンスもそうだろう。そう見える。(チャーリーがいなくて)もちろん、違う。もちろん、悲しい……。でも、ステージに上がり思い切りプレイしていると、気が晴れる。すごい浄化作用だ。だから、良かったと思ってる」

ザ・ローリング・ストーンズの北米ツアーは9月26日から11月20日まで13公演が開催される。チャーリーの代わりに、スティーヴ・ジョーダンが参加している。

Ako Suzuki
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