全米アルバム・チャート、ザ・キッド・ラロイの『F**K LOVE』が1位

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今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、ザ・キッド・ラロイのミックステープ『F**K LOVE』が先週の26位から浮上し1位に輝いた。チャート・イン後53週目で自身初の首位獲得となった。

2020年7月にリリースされた『F**K LOVE』は、同年8月8日付のチャートで8位にランクイン。‎11月に発表されたデラックス版『F**K LOVE (SAVAGE)』も11月21日付チャートで3位を獲得していた。今回はリパック盤『F**K LOVE 3 : OVER YOU』及び『F**K LOVE 3+ : OVER YOU』がリリースされたことでストリーミング数やセールスを伸ばし、オリジナル・バージョンの発表から約1年を経て首位獲得を果たすこととなった。

17歳11か月での「Billboard 200」首位獲得は、2019年のビリー・アイリッシュ(17歳3か月/『WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?』)以来の快挙。男性ソロ・アーティストとしては、2015年のショーン・メンデス(16歳8か月/『Handwritten』)に次ぐ最年少記録だという。オーストラリア出身アーティストの作品では2020年のAC/DC『POWER UP』以来、また、ソロ・アクトでは2014年のシーア『1000 Forms of Fear』以来の1位となるそうだ。

先週1位だった故ポップ・スモークのセカンド・アルバム『Faith』は5位に後退し、3位だったオリヴィア・ロドリゴの『SOUR』が2位に、4位だったドージャ・キャットの『Planet Her』が3位に1ランク・アップした。

トップ10圏内ではこのほか、EST Geeの新作『Bigger Than Life Or Death』が65位から7位に浮上。同作は水曜日にリリースされたため、発売初週の集計に反映されたのは2日分の売り上げのみだった。EST Geeにとっては初の全米トップ10ヒットとなる。また、テイラー・スウィフトの『folklore』が、これまでオフィシャル・ストアやTargetで販売されていたヴィニール盤の取り扱い店舗の追加に伴って56位から9位に上昇した。
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