エルトン・ジョン「僕は歌詞を書かないから、自分のことをゲイ・アーティストだとは思っていない」

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Photo by Greg Gorman


エルトン・ジョンは、歌詞を書かないため、自分のことをゲイ・アーティストとは考えていないそうだ。エルトンの楽曲の大半は長年のコラボレーター、バーニー・トーピンが作詞している。

エルトンは英国の新聞『The Guardian』で、ゲイ・カルチャーが音楽に及ぼした影響についてシンガー・ソングライターのジョン・グラントと対談中、こう話した。「僕は自分のことをゲイ・アーティストとは思っていない。君も知る通り、僕は歌詞を書かないからね。僕は歌詞を書けない。でも、ジミー・ソマーヴィル(ブロンスキ・ビート)やボーイ・ジョージをはじめ、ポップ・カルチャーがゲイ・ミュージックへ貢献したことに関しては評価している。もし僕は(歌詞を)書くとしたら、“自転車置き場の裏で、君のあそこを……”とかになって、そんなの売りに出せないよ!」

また、エルトンは、80年代LGBTコミュニティに貢献できなかったことを恥じていると話した。「僕は90年代から(エルトン・ジョン・エイズ基金を通じ)活動しようとしてきた。80年代は乗り遅れた。それを恥じている。当時の僕はドラッグと酒に溺れていたからね」

エルトンは先週、ラスト・ツアー<Farewell Yellow Brick Road>のヨーロッパと北米における最終日程を発表した。ツアーは現時点、2023年1月終わり、2021年1月から延期されたニュージーランド公演で閉幕する予定。

Ako Suzuki



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