Yamaha「SYNCROOM」を使用した初の遠隔セッションの<配信フェス>実現
やもとなおこ × 伊藤弘 × 小川徹、三人のシンガーソングライターによる「配信研究部」が2021年4月24日、<High Sing Fes -Episode2->を実施した。これは、全国4箇所(北海道・東京・名古屋・大阪)のライブハウスを繋ぎ、リアルタイムにセッションを行う「遠隔セッション」ライブを実現したもの。TwitcastingとYouTubeLiveにて生中継し、常時300人/累計5000人の視聴者を獲得した。
◆<High Sing Fes -Episode2-> 関連画像
司会進行は音声コンテンツ「Voicy」の人気経済番組パーソナリティ・Dj Nobby。出演者・木下直子(東京)井上ヤスオバーガー(大阪)、ほか。「遠隔セッションは、タイムラグにより不可能」の常識を見事に覆し、1500kmの距離を隔てた全国4箇所による、遠隔セッションとは思えないような、一体感と臨場感のある生演奏セッションを実現。YAMAHA「SYNCROOM」を駆使し、ライブハウスのスピーカーから、そこには居ないはずの各遠隔会場のミュージシャンの声や楽器の音が、あたかもそこに実際に存在するかのような、遅延のないクリアな音で聞くことに成功。また各会場を1つの空間に見せるカメラスイッチングシステムと、VJ演出やタップダンスを加えた、視覚的映像演出を駆使し、生演奏セッションをさらにスリリングに実現した。
代表・小川徹 コメント
なお、配信研究部は2020年5月から活動を開始し、各々のこれまでのライブ活動の実績と経験と、ライブ演奏のネット配信の試行錯誤を掛け合わせ、それを繰り返し検証/分析することで、ネット配信で生ずるタイムラグを10ms程度までに克服し、遂に全国各地をインターネットで繋いだ生演奏セッション“遠隔セッション”のメソッド確立に成功したもの。驚くべきは、そのメソッドにより、ライブハウスのスピーカーからは、そこには居ないはずの各遠隔会場のミュージシャンの声や楽器の音が、あたかもそこに実際に存在するかのようなクリアな良い音で、全拠点のライブハウスの出演者の耳に、遅延なく届くこと。そうすることで、ミュージシャン自身も、あたかも同一ステージでセッションをしているような感覚と高揚感を得ることができる。音声クオリティのみならず、映像においても、カメラ配置や照明効果の緻密なデザイン、さらにはVJ効果も導入することで、配信視聴者にとっては、まるで1500kmの距離を隔てた全国4箇所による“遠隔セッション”とは思えないような、一体感と迫力、スリリングで臨場感のある生演奏セッションの実現に成功した。
■今後のスケジュール
◆配信研究部 オフィシャルサイト
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