ヤマハ、銀座と名古屋の直営楽器店が音・音楽との新たな出会いと発見を楽しめる体験型の「ブランドショップ」としてリニューアルオープン

ヤマハの旗艦店である「ヤマハ銀座店」（東京都中央区銀座7-9-14）と、中部エリアの中核店である「ヤマハミュージック 名古屋店」（愛知県名古屋市中区錦1-18-28）が、一部フロアを改装し、体験型の「ブランドショップ」としてリニューアルオープンする。「ヤマハ銀座店」は4月17日（土）、「ヤマハミュージック 名古屋店」は4月24日（土）にオープン。

新たにオープンする体験型の『ブランドショップ」は、楽器販売だけでなく、ヤマハブランドの発信拠点として、楽器経験の有無を問わず幅広いお客様に音楽や楽器のさまざまな楽しみ方との出会いや発見を提供する施設。ヤマハの楽器や音響機器に気軽に触れられるほか、音・音楽に関する最新技術を体感できる参加型コンテンツなどを展開する体験エリアを用意。五感に訴えかける多彩な音楽体験を楽しめる。


「ヤマハ銀座店」では、2020年10月に先行して1階と2階にオープンしたカフェ併設のブランド体験エリアに加え、今回、地下2階と地下1階、地上3～5階の計5フロアを改装。地下2階のスタジオにはヤマハが開発した最新の音響システムを導入し、まったく違う空間にいるかのような没入感あふれる音体験を楽しむことができる。

一方の「ヤマハミュージック 名古屋店」では、1～3階で営業していた店舗部分の1～2階を改装するほか、6～7階を新たに増床。これまでの3フロアから全5フロアに店舗スペースを拡張する。また、カフェスペースを備えたブランド体験フロアも新設。イベントやワークショップを実施するほか、楽器未経験の方も気軽にさまざまな楽器を試せたり、ヤマハ独自の参加型コンテンツを楽しめたりと、バラエティに富んだ体験を提供する。さらにヤマハHiFiオーディオ製品の試聴室を新たに設置する。

両店とも、ヤマハブランドのピアノ、電子ピアノやキーボード、管楽器、弦楽器、打楽器、ギター、ドラム、音楽制作機器などを豊富に展示し、ヤマハ製品の展示数としては国内最大級の品揃えを有する楽器店となる。特に展示が拡充されるのが、自宅で楽しみやすい楽器としても人気が高まっているギターおよび関連商品。あわせて主に個人ユースの音楽制作機器やソフトウェアも豊富に展示。それらを組み合わせて音楽制作のプロセスを体験することができる。また楽譜類については、両店ともにエリア有数の品揃えで、お客様の音楽ライフをサポートする。さらに、店舗エントランス近くでは、歌って会話するヤマハのコミュニケーションロボット「Charlie」がお客様を迎える。

「ブランドショップ」で提供する多彩な音楽体験を通して新たなお客様との接点を拡大し、ブランドの発信力を高めるとともに、周辺の楽器店とも連携して、地域全体の音楽文化の活性化に貢献することを目指している。

なお両店では、「ブランドショップ」のオープンを記念して、各種オンラインイベントや予約制イベントの開催を予定している。詳細は各店のウェブサイトでチェックを。

＜「ヤマハ銀座店」リニューアルフロアの概要＞

●地下2階： ヤマハ銀座スタジオ

最大収容人数200名（スタンディングの場合）、天井高6m、昇降式ステージを有するスタジオに、音の響きや位置を変化させて質の高いイマーシブな空間演出を実現する最新のヤマハ音場支援システム「AFC（Active Field Control）」を導入。このシステムを活かした参加型のサウンドアトラクション「WONDER FILMING～体感！イマーシブサウンドの世界～」を常設コンテンツとして新たにスタートする。映像コンテンツに連動して音場がリアルタイムに変化するイマーシブ体験を通して、まるでまったく違う空間にいるかのような没入感と、新たな音体験への驚きや発見を提供する。コンテンツのナレーションには、数多くの人気アニメ作品に出演する声優の榎木淳弥氏を起用。そのほか、新たな参加型の体験を今後増やしていくとともに、ヤマハならではの多彩なライブコンサートも実施する。



●地下1階： ギター・ドラム・シンセサイザー・音楽制作フロア

明るく居心地の良い空間に、ヤマハブランドのギターをはじめ、ドラム、シンセサイザー、音楽制作機器など豊富なラインアップを展示。グループブランドであるLine 6、Ampeg、Steinbergの製品も取り扱う。アコースティックドラムの試打室には、高い防音性能と快適な音響環境を実現するヤマハの防音室「アビテックス」を採用する。また、音楽制作機器やソフトウェアを取り揃えた専用スタジオでは、ヤマハのリモート合奏サービス「SYNCROOM」の体験も可能で、今後、セミナーやクリニックも開催予定。

●3階： 楽譜・書籍・CDフロア

グループ会社が出版する新刊、既刊楽譜はもちろんのこと、和書から入手困難な洋書まで約6万5000冊の楽譜を並べ、国内有数の品揃え。特に洋書は国内最大規模のラインアップを揃え、海外出版社との催事も予定している。フロア内の照明を一新し、時間を忘れて楽譜選びに没頭できる空間で、高い専門性と知識を持ったスタッフがお客様と楽譜との出会いをサポート。



●4階： 管楽器・弦楽器・打楽器フロア／管弦楽器リペアコーナー

ヤマハブランドの管楽器としては国内最大規模の約250本を取り揃えるほか、サイレントバイオリンなどヤマハブランドの弦楽器を展示し、初心者から専門家まで幅広い奏者に対応。最新モデルや話題の商品などに、気軽に触れられるよう、ショーケースで覆わないオープンな展示スタイルも一部採り入れる。また、5部屋ある試奏室をリニューアルし、良好な音環境の中で納得のいく1本を選ぶことが可能。



●5階： ピアノ・電子ピアノ・エレクトーン・防音室（アビテックス）フロア

ピアノ、電子ピアノ、エレクトーン、キーボードまで、国内最大規模となる50台以上のヤマハブランドの鍵盤楽器を展示するほか、防音室3タイプを常時展示し、初心者から専門家まで幅広いお客様のニーズに対応する。また、お勧め商品をハイライトする展示コーナーを新設し、ブランドとしての発信力を高める。



＜「ヤマハミュージック 名古屋店」リニューアルフロアの概要＞

●1階： ブランド体験フロア

音楽が好きなすべての方へ、音・音楽との新たな出会いとなる多彩な体験を提供するフロア。スタッフの案内のもと、イベントやワークショップなど、常に新鮮なコンテンツを提供する。ヤマハブランドの世界観に触れる体験コンテンツを展開する「ブランドギャラリー」では、指揮者体験ができる「Virtual Orchestra」を楽しむことが可能（今後コンテンツは随時入れ替え予定）。カフェコーナーも併設。



●2階： ギター・ドラム・シンセサイザー・音楽制作フロア

ヤマハブランドのギターとしては国内最大規模の品揃えとなるほか、ドラムやシンセサイザー、ステージピアノなどを豊富に展示し、音楽制作機器やPA機器なども充実したラインアップを揃える。また、グループブランドであるLine 6、Ampeg、Steinbergの製品も取り扱う。フロア内では、ギターやアコースティックドラムを存分に試奏できるスペースを用意。またデモ演奏やセミナー実施のためのコーナーも設ける。



●6階： 楽譜・書籍・音楽雑貨フロア／オーディオルーム

新フロアへの移設に伴い楽譜の蔵書数を拡充。和書、洋書を合わせて3万冊を超える東海地区有数の品揃えとなるほか、五線紙、音楽雑貨、レッスングッズも約4000アイテムを揃え、初心者からピアノ指導者、専門家まで、幅広いお客様のニーズに応える。専門スタッフが楽譜選びをサポートし、楽譜の新たな魅力を発見できる場を提供する。また同じフロアには、ヤマハHiFiオーディオのフラッグシップモデルを体験できる試聴室を新たに導入する。



●7階： 管楽器・弦楽器・打楽器フロア／管楽器リペアコーナー

新フロアへの移設により売場面積を約25%拡張し、ヤマハブランドの管楽器としては東海地区最大規模の約150本を取り揃えるほか、新たにスネアドラム、サイレントバイオリンなどヤマハブランドの弦打楽器を展示。また、最新モデルや話題の商品などに触れられるオープンな展示スタイルを一部に採り入れ、体験や試奏が気軽にできる環境として、試奏室を従来の2部屋から3部屋に拡充する。