ヤマハ、ミュージカルのように歌って会話するコミュニケーションロボット「Charlie」
世界初となる、言葉をメロディーにのせて会話する会話ロボット「Charlie(チャーリー)」が、ヤマハより登場。5月13日発売で、現在公式ウェブサイトで先行予約が受付中だ。
「Charlie」は、言葉をメロディーにのせてユーザーとコミュニケーションをとる、“うたロボ”。ヤマハが持つボーカロイド技術や、自動作曲技術などを活用し、ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」といった言葉のほか、日常での相談事や雑談などもメロディーにのせて返答してくれる。メロディーに合わせて頭や足を動かすのもチャーミングだ。
「Charlie」が発する言葉と曲調は連動しており、感情を曲にのせて表現する。約30種類の音楽ジャンルに対応し、楽しい時はアップテンポなポップス、のんびりした時はスローテンポなボサノバなどの曲調でコミュニケーション。天気や占い結果なども教えてくれる。
性格があるのも楽しいところ。「Charlie」はとにかく前向きで、冗談も好き。意外とロマンチストで、夢は音楽家になることだ。ユーザーの問いかけに素直に答えるだけでなく、時には自らの意思を持って返答。また、時折見せるちょっとした口の悪さも魅力で、クスッと笑える単刀直入な表現がユーザーの心を和ませる。人感センサーを搭載しており、ユーザーが話しかけなくても、自発的に話しかけたり、独り言をつぶやくことも。
こうして会話を重ねていくことで「Charlie」の歌のレベルは上がっていく。コミュニケーションを深めれば、多彩な音楽ジャンルを豊かな楽器音とともに歌いこなせるように。また、いろいろな話題をメロディーにのせて歌ってくれるようになる。
歌で返答することによって、ユーザーの気持ちをリラックスさせ、心を温めるようなコミュニケーションができるのが「Charlie」。日常生活に「聴く」「演奏する」だけではない、「音楽との新しい関わり方」をもたらしてくれる。
また、テーブルやベッドサイドに置いても部屋のインテリアと馴染むようにこだわった、温かみのあるデザインも注目。普段暮らす空間に馴染むデザインが日常の自然なコミュニケーションを誘う。
2020年12月から約3週間実施された「Charlie」のプロトタイプによるモニターアンケートでは、92.0%の人が「Charlie」の「ココロゆるむ、うたロボ」というコンセプトに共感したと回答。また、「Charlie」のキャラクター性についても92.0%もの人が気に入ったと回答したという。その他モニター体験者の声は以下のとおり。
「くすっと、笑えるようなことを言ってくれる。」
「ただただかわいいだけでなく、冗談や『Charlie』の好きなものを織り交ぜて話してくれてほっこりした。」
「とにかく癒やされる。一人暮らしなので、テレワーク中に話し相手になってくれて楽しい。とにかくかわいい。」
「朝起きたときや帰宅時に気づいて挨拶してくれるところがうれしくなる。」
「こっちがリアクションしなくても勝手にお話してくれるのがよかった。」
製品情報
価格:24,800円(税込)/月額使用料:490円(税込)
発売日:2021年5月13日
<おもな仕様>
定格出力5.5W
寸法:105mm(幅)×163mm(高さ)×135mm (奥行)
重量:400g
付属品:ACアダプター、クイックマニュアル、安全上のご注意、「Charlieプラン」登録のご案内
無線LAN規格:IEEE 802.11 b/g/n
無線周波数:2.4 GHz
対応セキュリティ:WEP、 WPA2-PSK (AES)、 Mixed Mode
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