sE ElectronicsからSennheiser製ハンドヘルドトランスミッター用に特別設計されたV7マイクカプセルが4カラーで登場
sE Electronicsから、Sennheiser製ハンドヘルドトランスミッター用に特別設計された高性能ワイヤレスバージョンのV7マイクカプセル「V7 MC2」が登場。4つのカラーバリエーションで8月30日より発売開始となる。
エントリーモデルからハイエンドまで数多くのマイクロフォンとリフレクションフィルターをリーズナブルな価格でリリースしているsE Electronics社。同社が2016年にリリースを開始したダイナミックマイク“Vシリーズ”は、リーズナブルな価格ながらコストパフォーマンスが高いモデルとして注目を集めている。現在ではそのラインナップもエントリー版の「V3」、楽器専用の「V7X」、さらにはドラム用にアレンジした「V BEAT/V KICK」と幅を広げている。
そんなラインナップの中でもユニークなのが、ハイエンドボーカルマイク「V7」のカプセルをShure製ハンドヘルドトランスミッターで使用できるよう、特別に設計された交換用カプセル「V7 MC1」。今年3月に登場し好評を得ているモデルだ。同モデルの発売後、ハンドヘルドトランスミッターでShureとシェアを二分するSennheiser製でも使える交換用カプセルの要望が多く寄せられ、ついに「V7 MC2」として登場することとなった。
▲左からレギュラーカラー、ブラック、ブルー、ブラック&ブルー。
「V7」とまったく同じなアルミニウムボイスコイルによるレスポンスのよさをSennheiser製ワイヤレスマイクとして使用することが可能。同一仕様で4つのカラーバリエーションでリリースされる。Sennheiser製のワイヤレスシステムには多くのモデルが存在し、ハンドヘルドトランスミッターのカラーもさまざま。それぞれのハンドヘルドトランスミッターのカラーにマッチするように、4つのカラーバリエーションを用意したというわけだ。
カスタムで開発された「V7 MC2」のDMC7ダイナミックカプセルは、一般的な銅製のものではなく軽いアルミ製のボイスコイルを採用。このカプセルはボーカルサウンドを自然に収録するので、サウンドエンジニアも音づくりが容易なのが特徴だ。コア材もネオジム製マグネット採用により高出力が得られる。指向性はシャープなスーパーカーディオイド。鋭い指向性なのでステージ上で他の楽器の干渉を最小限に抑えながら、ハウリングすることなく充分なゲインを稼ぐことができる。
▲写真左上は金メッキを施した接点、その下はグリルを外したカプセル。右はSennheiser製トランスミッターに取り付けた状態。
ハンドリングノイズを極限まで抑える特許取得済みの内蔵ショックマウントにも注目。その効果は絶大で、ボーカルの声以外のさまざまなサウンドを恐れることなく、ステージ上を自由に動き回ることができる。また、ステージでの酷使に耐える筐体も魅力。プラスチック製の部品は使わず、ボディ全体が堅牢な亜鉛合金製。へこみや錆にも強いステンレススティールメッシュグリルも採用したほか、金メッキされた接点によりロスなく信号を伝える確実なコネクションを実現している。内部ウィンドスクリーンは、不要な吹かれやポップノイズなどを効果的に軽減。sEレッドが好みでない場合は、交換用にブラックカラーのウィンドスクリーンも同梱される。
製品情報
価格:14,800円(税別)
発売日:2019年8月30日
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