音を自在に操るサウンド編集ソフト「Sound it! 9 Basic for Windows」パッケージ版発売

インターネットから、ハイレゾサウンドをサポートし、ノイズ除去やバッチ処理機能を備えたサウンド編集ソフト「Sound it! 9 Basic for Windows」パッケージ版が登場。ガイドブック付きバージョンとともに4月23日に発売される。

「Sound it! 9 Basic for Windows」は、ハイクオリティでクリアなサウンドを提供する高品位なオーディオエンジンを搭載。最大24bit/192kHzのハイレゾリューションサウンドをサポートする。視認性に優れたワンウィンドウモードをサポートし、直感的でスピーディなサウンド編集が可能。プロフェッショナルなレコーディング現場でも定評があり、アナログサウンドのデジタル化に欠かせない英Sonnox社製のレストレーションエフェクトや、自社製VSTプラグインエフェクトを計25種収録。複数ファイルへ複数操作や設定の一括処理が行えるバッチ処理や各種ファイルフォーマット変更、マスタリングやCD作成、ACIDファイル作成など、サウンドを自由に操ることができる。


バージョン9で新たに搭載されたワンウィンドウモードで快適な編集環境を実現。オーディオデータを編集するウェーブエディタをメインフレーム内に最大化表示。オーディオファイルを選択するメディアブラウザや、編集履歴を表示するアンドゥ履歴、マーカー一覧表示もメインフレーム内にレイアウトして表示できる。同時に扱えるオーディオファイル数に制限はなく、優れた視認性で、使用するPCのディスプレイサイズにとらわれることなく、快適かつスピーディにサウンド編集を実現。また、ウェーブエディタは編集内容や操作にあわせて、フローティング表示も可能だ。


英Sonnox製ノイズリダクションエフェクトはDe-Buzzer、De-Clicker、De-Noiserの3種を収録。アナログサウンド特有のノイズを除去し、クリアなデジタルサウンドが得られる。エフェクトはこのほか、自社製のCompressor、Delay、Reverb、Maximizer、6Band Equalizer、Auto Pan、Chorus、Pitch Shift、Pitch Timeなど合計25種類を収録。64bit版VSTやVST3にも対応する。

充実した録音モードにも注目。最大20GBまで（16bit/44.1kHz/Stereoで約33時間）の長時間録音が可能。録音開始・停止日時を設定できるタイマー録音・予約録音や最大10秒前までさかのぼって録音開始などの録音モードを装備している。録音後の素材の編集では、クロスフェードで前後をつなげるカット＆ペーストにより、接続箇所のノイズを軽減したクオリティの高い編集・加工が可能だ。

指定したフォルダ内の複数ファイルに対して同⼀条件の処理（操作・設定）を⼀括で行えるのがバッチ処理機能。ゲイン、ノーマライズ、オートレベル、フォーマット変更、フェードイン、フェードアウト、ファイル変換といった操作の一括処理が可能だ。

CDライティングにうれしい機能も用意。オートレベル機能で曲ごとにバラつきのある音量や音圧の自動調整、グラフィックイコライザでサウンドの調整などを行い、オリジナリティあふれる音楽CDが作成可能。SPTI（SCSI Pass-Through Interface）を使用したCD作成モードでは曲毎に異なるプリギャップが設定できる。

ガイドブック付きバージョンには、『Sound it! 9ガイドブック 基本操作から使いこなしまで』（出版社：スタイルノート）が付属。インストール方法から基礎的使い方、ベテラン向け機能まで詳しくガイド。初心者が間違いやすい接続方法やソフトのセッティングなどもわかりやすく解説している。書籍は単体でも発売。A5判 352ページで、価格は3,000円（税別）。

今回登場のパッケージ版に先駆け、ダウンロード版は昨年より発売中。「Sound it! 9 Basic for Windows」ダウンロード版が、上位グレードの「Sound it! 9 Pro for Windows」「Sound it! 9 Premium for Windows」ダウンロード版とともにラインナップされている。

また、現行商品の「Sound it! 7 Basic for Windows」と「Sound it! 7 Basic for Windowsガイドブック付き」のパッケージ版からは、Sound it! 9 Basic for Windowsへ無償でバージョンアップが可能となっている（ソフトウェアのみ、ガイドブック本体は対象外）。