「第35回日本ゴールドディスク大賞」、発表

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「第35回日本ゴールドディスク大賞」の受賞作品・アーティストが発表されている。

今回の受賞数は69作品・アーティストで、この1年間に最も活躍したアーティストに授与される「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の邦楽部門では嵐が2年連続7度目の受賞、洋楽部門ではクイーンが3年連続4度目の受賞に輝いた。

「ベスト・エイジアン・アーティスト」はBTSが3年連続で受賞。彼らはこのほか、「アルバム・オブ・ザ・イヤー(アジア)」「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー(アジア)」「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード(アジア)」など計8部門で受賞に輝いている。

今回より新設された「ストリーミング賞」では、Official髭男dism「I LOVE…」、ザ・チェインスモーカーズ「Closer (Tokyo Remix) (feat. 新田真剣佑)」、BTS「Dynamite」が「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」を受賞した。

日本ゴールドディスク大賞は、一般社団法人日本レコード協会が1987年に制定し、以来毎年当該年度のレコード産業の発展に大きく貢献したアーティストおよび作品を顕彰している。本賞の選考基準は「CD、音楽ビデオ等の正味売上実績(総出荷数から返品数を差し引いたもの)と音楽配信の売上実績」となり、第35回日本ゴールドディスク大賞は、当該年度(2020年1月1日~12月31日)の売上実績に基づき各賞を授与している。

◆アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽):嵐

2020年12月31日をもって活動を休止した嵐が、2年連続、史上初7度目の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)を受賞した。今回は、アルバム『This is 嵐』が「ベスト5アルバム」(邦楽)、シングル「カイト」が「ベスト5シングル」を受賞。さらに、デビュー20周年ライブを収録した『ARASHI Anniversary Tour 5×20』が「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)、「ベスト3ミュージック・ビデオ」を受賞し、計5冠獲得の栄誉に輝いた。

◆アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽):クイーン

クイーンが3年連続4度目の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(洋楽)に輝いた。洋楽部門でのアーティスト・オブ・ザ・イヤー3年連続受賞は、第12回~14回受賞のセリーヌ・ディオン以来2組目となる。

「親愛なる日本の皆さま、この度は3年連続インターナショナル・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出していただきありがとうございます!とても光栄です!
長年に及ぶ日本との特別な絆は私たちにとって非常に大切なことです。この困難な状況を乗り越えて皆さんと早く逢えることを楽しみにしています。
ドウモ・アリガトウ!ジャパン・ロックス!」──ブライアン・メイ

「3年連続インターナショナル・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出していただきとても光栄です!日本との長く親密な関係がいまだに強力で継続していることを誇りに思います。心から感謝いたします。」──ロジャー・テイラー

◆ベスト・エイジアン・アーティスト:BTS
Photo by Big Hit Entertainment

「ベスト・エイジアン・アーティスト」はBTSが3年連続3度目の受賞。今回は、『MAP OF THE SOUL : 7 ~ THE JOURNEY ~』が「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(アジア)と「ベスト3アルバム」(アジア)を受賞したほか、『MAP OF THE SOUL : 7』が「ベスト3アルバム」(アジア)、『BTS WORLD TOUR 'LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF' - JAPAN EDITION』が「ミュージック・ビデオ・オブ・ザ・イヤー」(アジア)、「Dynamite」が「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(アジア)、「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」(アジア)、「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」を受賞し、計8冠獲得の快挙を成し遂げた。

「僕たちが3年連続ベスト・エイジアン・アーティスト賞を受賞することになりました。いつも僕たちに多くの愛と応援をくださるARMYの皆さん本当にありがとうございます。そして、良い音楽とステージを皆さんにお見せできるように支援してくださるパン・シヒョクPDといつも尽力いただいているBig Hitスタッフの方々にも感謝の気持ちを伝えたいです」──BTS

◆ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー(邦楽):SixTONES


対象期間中にデビューしたアーティストのうちCD等の売上合計が最も多いアーティストに授与される「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)は、2020年1月22日にデビューしたSixTONESが受賞した。

「こんな素晴らしい賞を頂き、ありがとうございます!
応援してくれているファンの皆さまに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです!
2020年は色々な意味で忘れられない年になりました。CDデビューして以来、たくさんの作品をお届けでき、またグループとしても個人としても、沢山の番組や取材に呼んで頂き、多くの方々にSixTONESの事を知って頂くきっかけを作って頂きました。
今後もSixTONESをさらに多くの方に知って頂けるよう、そして「SixTONESがいて良かった!」と感じてもらえるような、たくさんのエンターテインメントを届けられるグループを目指して、一層頑張っていきたいと思います!」──SixTONES・ジェシー

◆ベスト5ニュー・アーティスト(邦楽):JO1、SixTONES、Snow Man、NiziU、YOASOBI
(対象期間中にデビューした邦楽アーティストで、作品・楽曲の正味売上金額およびストリーミング小売換算相当金額合計の上位5組)

◆アルバム・オブ・ザ・イヤー(邦楽):『STRAY SHEEP』/米津玄師

対象期間中に最も売上枚数が多いアルバム作品に授与される「アルバム・オブ・ザ・イヤー」(邦楽)は、2020年8月に発売された米津玄師の『STRAY SHEEP』が受賞した。同作品は「ベスト5アルバム」(邦楽)も受賞。米津玄師は、本賞と共に「感電」が「ベスト5ソング・バイ・ダウンロード」を受賞した。

◆ベスト5アルバム(邦楽):
『This is 嵐』/嵐
『L&』/King & Prince
『CEREMONY』/King Gnu
『Strawberry Prince』/すとぷり
『STRAY SHEEP』/米津玄師
(対象期間中に発売されたアルバムの正味売上枚数上位5作品)

◆シングル・オブ・ザ・イヤー:
「Imitation Rain / D.D.」/SixTONES vs Snow Man
「D.D. / Imitation Rain」/Snow Man vs SixTONES



今回の「シングル・オブ・ザ・イヤー」はSixTONESとSnow Manの同時デビューシングル「Imitation Rain / D.D.」「D.D. / Imitation Rain」が受賞。同曲は「ベスト5シングル」を受賞したほか、Snow Manは2ndシングル「KISSIN' MY LIPS / Stories」が「ベスト5シングル」を受賞した。

「大変な世の中でありながらも、僕たちのCDを手に取って聴いて頂いたファンの皆様のおかげです。本当にありがとうございます!
戦友でもあり、兄貴的存在として色々と学ばせてくれた先輩でもあるSnow Manと一緒にCDデビューできた事は、僕たちSixTONESにとっても一生の誇りです。そしてデビュー曲「Imitation Rain」を作ってくださったX JAPANのYOSHIKIさんにも感謝です。「Imitation Rain」は僕たちにとっての宝物であり、人生の最後まで歌い続ける楽曲になると思います!
今後も変わらず全力で音楽を届けられるよう、頑張っていきます!」──SixTONES・ジェシー

「僕達の第一歩目であるデビュー曲「D.D. / Imitation Rain」で光栄な賞をいただけたのは、支えてくださり、いつも応援してくださっている沢山のファンの皆様のお陰です。
同時デビューさせていただいたSixTONESとこれからも切磋琢磨しながら、日本のみならず海外の皆様にも楽しんでいただけるパフォーマンスを提供していきたいと思っております。」──Snow Man

◆ベスト5シングル(邦楽):
「カイト」/嵐
「失恋、ありがとう」/AKB48
「Imitation Rain / D.D.」/SixTONES vs Snow Man、「D.D. / Imitation Rain」/Snow Man vs SixTONES
「KISSIN' MY LIPS / Stories」/Snow Man
「しあわせの保護色」/乃木坂46
(対象期間中に発売されたシングルの正味売上枚数上位5作品)

◆ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング(邦楽):「I LOVE…」/Official髭男dism

今回より新設されたストリーミング賞。対象期間中に配信開始された楽曲のうち最もストリーミング再生回数の多かった作品に授与される「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」(邦楽)の記念すべき初受賞作品は、Official髭男dismの「I LOVE…」となった。本作品は「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」も受賞したほか、対象期間中に有料でダウンロード配信が開始された作品の中で最もダウンロード数の多い作品(シングルトラック)に授与される「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(邦楽)、さらに「ベスト5ソング・バイ・ダウンロード」も受賞し、計4冠を獲得した。

「自分たちの音楽が沢山の方に届いていること、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。これからもリスナーの皆さんへの感謝の思いを持って、楽曲制作に励んでいこうと思います。」──Official髭男dism

◆ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング(洋楽):「Closer (Tokyo Remix) (feat. 新田真剣佑)」/ザ・チェインスモーカーズ

今回より新設された「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」(洋楽)はザ・チェインスモーカーズの「Closer (Tokyo Remix) (feat. 新田真剣佑)」が受賞した。本作品は「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(洋楽)も受賞し2冠となった。

「自分たちの歌が新しいかたちで日本のファンにも聞いてもらえることが本当に嬉しいです。また皆さんの前でパフォーマンスできる日を楽しみにしています。」──ザ・チェインスモーカーズ

◆ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング(アジア):「Dynamite」/BTS


「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ストリーミング」(アジア)の初受賞作品となったのはBTS「Dynamite」。本作品はさらに、「ソング・オブ・ザ・イヤー・バイ・ダウンロード」(アジア)、「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」も受賞し3冠獲得となった。

「僕たちの「Dynamite」を聞いてくださったすべての方のおかげでこの賞を受けることができたと思います。音楽を通じて多くの方々に時には幸福を、時には癒しを与えることができることを願いましたが、このような大きい賞まで受け取ることになって非常にうれしいです。今後も多くの方々に真心を伝えることができる音楽をお届けするBTSになります。」──BTS

◆ベスト5ソング・バイ・ストリーミング:
「裸の心」/あいみょん
「I LOVE…」/Official髭男dism
「Make you happy」/NiziU
「Dynamite」/BTS
「炎」/LiSA
(対象期間中にストリーミング配信が開始された作品のうち、再生回数合計の上位5作品(シングルトラック))

◆特別賞:「香水」/瑛人


対象期間中、音楽産業に大きく寄与し、その年のレコード産業を象徴する活躍となった人物・作品に与えられる特別賞。今回は瑛人の「香水」が受賞した。同曲は、動画プラットフォームTikTokから話題となりヒットチャートを席巻、2020年を代表するヒット曲の一つとなった。瑛人は今回が日本ゴールドディスク大賞初受賞で特別賞の栄誉に輝いた。

「ゴールドディスク大賞「特別賞」に選んでいただきありがとうございます。
「香水」は僕にとって初めてのレコーディングで、音楽配信サービスを使って自分で配信した曲なんですが、たくさんの方に聴いてもらって本当に嬉しいです。僕らしく日常で感じたものを歌にしていって、みなさんの胸に届けられるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。」──瑛人

◆特別賞:LiSA

第35回日本ゴールドディスク大賞特別賞は、LiSAが受賞した。2020年10月に音楽配信、シングル作品としてリリースされた『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の主題歌「炎」は、「ベスト5ソング・バイ・ダウンロード」「ベスト5ソング・バイ・ストリーミング」を受賞。映画とともに様々な記録を打ち立て、老若男女問わず幅広い世代に受け入れられる1曲となった。

「この度は栄えある賞をいただきありがとうございます。
たくさんの方に楽曲や活動をお楽しみいただき幸せです。
これからも作品や楽曲に誠実に向き合いながら、LiSAの音楽を皆様にお楽しみいただけるように精一杯お届けします。
今日もいい日だっ。」──LiSA

◆「日本ゴールドディスク大賞」オフィシャルサイト
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