フー・ファイターズ、プロデュースを頼む際「間違えて、別のニックに電話」

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フー・ファイターズが2002年に発表した4枚目のスタジオ・アルバム『One By One』はニック・ラスクリネクスが共同プロデュースしたが、メンバーは当初、別のニック、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのベーシストだったニック・オリヴェリにプロデュースを頼むはずだったという。同名だったため、デイヴ・グロールが間違ってラスクリネクスに電話してしまったそうだ。

Apple MusicのZane Loweの番組にゲスト出演中、ドラマーのテイラー・ホーキンスが「デイヴはうっかり違うほうのニックに電話してしまったんだ。ニック・ラスクリネクスが現れた。彼がプロデュースしたんだ。俺らの素晴らしいチアリーダーだったよ」と明かすと、グロールはこう続けた。

「俺はニック・オリヴェリに電話するつもりだったんだ。でも、俺の友人、ニック・ラスクリネクスが電話に出た。彼のことはサウンド・シティ(スタジオ)から知ってた。素晴らしいエンジニアだったよ」

番組の司会者Zane Loweから「間違いを認めるのを避け、彼にプロデュースを頼んだのか?」と問われると、グロールは「その通りだ。その通りのことが起きた」と答え、テイラーは「彼はその後、ビッグなプロデューサーになった」と付け加えた。

フー・ファイターズはこの『One By One』で初の全英1位を獲得。全米でも初めてトップ3に入った。ラスクリネクスは、続く彼らの5枚目のスタジオ・アルバム『In Your Honor』(2005年)も共同プロデュースしたほか、これを機にストーン・サワー、エヴァネッセンス、デフトーンズ、コーン、アリス・イン・チェインズなど様々なアーティストの作品を手掛けるようになった。

Ako Suzuki
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