ロブ・ゾンビ、ジョニー・ラモーンの死後、ホラー映画のポスター蒐集に終止符
ロブ・ゾンビはかつて熱心にホラー映画のヴィンテージ・ポスターを蒐集していたが、同じ趣味を持つラモーンズのジョニー・ラモーンが亡くなったのを機に、止めたそうだ。
ゾンビはApple MusicのZane Loweの番組でこう話した。「俺はもう熱心なコレクターじゃない。前はそうだった。止めた理由はちょっと悲しい話になる。でも、蒐集っていうのは病的だよな。だって……、全てを手に入れることはできないんだから。そもそも、なんで始めようとするんだろうな。でも、俺はたくさん持ってる」
「俺にはジョニー・ラモーンっていうコレクター友達がいた。彼もまた異常なまでのコレクターだった。そして彼が死んだ日……、俺は彼の家に行ったのを覚えてるよ。彼はもう逝った後でさ……。俺はどうしたらいいんだって思った。その後、(ポスターを)買ってない」「そんなことしたって誰が気にするんだって思ったんだよ。ポスターのこと他の人と話すのも止めた。買うのも止めた。何て言ったらいいか……、その相手がいなくなるまで、コレクションが友情とどれだけ結びついていたか、気づかないんだな」
ジョニー・ラモーンは2004年9月15日、癌との闘病の末、自宅で息を引き取った。まだ55歳だった。ラモーンは亡くなる直前までポスターの蒐集を止めず、ゾンビが最後に購入したポスターはラモーンから買い受けたものだったという。
ロブ・ゾンビは来週(3月12日)、5年ぶりの新作『The Lunar Injection Kool Aid Eclipse Conspiracy』をリリースする。
Ako Suzuki