【インタビュー】上野優華の恋愛論「人を好きになる資格」とは?

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■恋愛でぼろぼろになってみたい

──これまで複雑な恋心が綴られたラブソングをたくさん歌われてきている上野さんですが、ご自分の大恋愛を曲にしたいなと思うことは?

上野:あります! 23、4歳くらいに、ほんっとに好きで、ずっとその人のことを考えて、涙が止まらなくて……みたいな大恋愛をした、しているという話をいろんな人から聞くんですよ。でもまだわたしはそこまでの感情には出会えていなくて。だから“うまくいっていてものすごく幸せ!”でもいいし、失恋でもいいから、自分の経験をそのまま歌にしたらどんな曲が出来上がるんだろう……? どういう言葉が出てくるんだろう? 自分がいちばん想像つかない。だからすごく興味があるんです。恋愛でぼろぼろになってみたいですね……。ちゃんと仕事ができてるうちはできてないですね(笑)。“歌なんて歌ってられない!”くらいの大恋愛がしたい!

──(笑)。それを曲にしてステージで歌った時に上野さんがどんな感情になるのか、それを歌い続けることでどんなアーティストになっていくのか……。

上野:そうなんですよ! どうなるんだろう! でも狙ってできることではないので、機を待つしかないですね。

──たとえば上野さんの理想のカップル像は?

上野:えー! わたしは自分の生活を愉快にしたいタイプなので、常に喋っててうるさいんですよ。そういうことを一緒に楽しんでくれる人がいいですね。でも常に漫才してるみたいな関係やずっとラブラブだと疲れそうだし、常に静かなカップルはつまんなそうだし(笑)。いろんなテンションのいいとこ取りをできるのがわたしの理想のカップル像ですね(笑)。わたしに合わせてくれないといやです(笑)。

──何かを得るためには何かを失わなければならないと、ちょっと前にどなたかが話していた気がするのですが(笑)。上野優華大恋愛ソングができる日を楽しみにしつつ、まず「好きでごめん」からアーティスト上野優華の様々な可能性が広がったのではないかと。

上野:そうですね。みなさんの恋愛相談だけでなく、映画やドラマから受けた感動や、恋愛に限らず自分自身の経験や、ひとつの愛などを今後も曲にできたらなと思います。“ちょっと書き方変わったな?”と感じたら、上野優華は何かひとつ大人になったんだなと思っていただけたら(笑)。

──そうですね。去年の2月にお話を伺った時と比べて、とても逞しく、凛とした上野さんとお話できました。

上野:えー! か弱い女の子になりたいのに!(笑)

──か弱くて繊細な部分を無意識的に隠して平気なふりして頑張っちゃう人なのかな、と思っているんですけど(笑)。

上野:それモテなくないですか!?(笑)

──そのか弱さに気付ける人は間違いなく素敵な人なので(笑)。

上野:なるほど!(笑) 素敵な人と大恋愛します!(笑)

──(笑)。23歳はさらに大人になる上野さんが見られるのではないでしょうか?

上野:23歳は綺麗な言葉を使える女性になりたいなと思っていて。ラジオをするなかですごく自分の普段の喋り言葉に意識がいくようになって、まだまだ足りないところがたくさんあるなと痛感するんです。23歳はTPOに合わせた言葉遣いをわかってないといけないなと(笑)。あと、さらに発信していきたいですね。ライブができない状況なので、それ以外の方法で発信していかないと、上野優華という存在をみんなの心にとどめておくのがどうしても難しくなると思うんです。“常にわたしはできることを探してるよ”という意志表示をしていきたいし、それを実行できる1年にしたいですね。

取材・文◎沖さやこ

リリース情報

Digital Single「好きでごめん」
2020年12月24日(木)配信リリース

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