デイヴ・グロール、フー・ファイターズの新作「ヴォーカルはトイレ横のバスルームで録音した」
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デイヴ・グロールが、2月にリリースするフー・ファイターズの新作『Medicine At Midnight』の制作過程について語った。バンドは古い一軒家を借り、様々な部屋でそれぞれのパートを録音したそうだ。
グロールは米ニューヨークのQ104.3ラジオ局のインタビューでこう明かした。「俺らはこのアルバムの曲を約2年前……、1年半前に書き始めた。ツアー中に作ってたんだ。それで、俺の近所のファンキーな古い一軒家に移った。上の階にあった寝室にスタジオを作った。ドラムはリビングルームで、ギターはその寝室でレコーディングしたんだ。俺はトイレの横のバスルームでヴォーカルを録音した。確か、去年の9月に始めたと思う。それで1月、2月には終えてた。全て完成させてたよ。ミックス、マスターを完了し、アートワークやTシャツを作った。機材をトラックに詰め込み、出かける準備はできてた。そしたら、なにもかもが閉鎖だ」
バンドはその後、いつリリースするか何度も検討し、6、7ヶ月経ちようやく決断を下したという。「俺らは、キッチンで1人ビール飲みながらでもスタジアムで踊り歌いながらでも楽しめる曲を作った。いまは。これまで以上に気分を上げたり、安心したり逃避できる何かが必要だ。俺は“リリースしなきゃ、いま出そう”って言ったんだ。いつツアーを始められるかわからないが、俺らは人々に音楽を提供する必要がある。それが、これを作った理由なんだから」
グロールは以前、レコーディングで使用したこの家は幽霊屋敷だったと話していた。録音したものが消えたり、変なノイズが入ることがあり、夜中にカメラを設置したところ「説明できない何かが映り始めたんだ。それで、俺らがその家の歴史について調べたとき、家主と守秘義務契約書を結ばなくてはならなくなった。彼はそこを売ろうとしてたからな。だから、過去にそこで何があったのか、俺は明かせない。でも、短期間でいろんなことが起こり、そのせいで、俺ら、できる限り早くアルバムを完成させることにした」という。
フー・ファイターズの3年半ぶりの新作、通算10枚目のスタジオ・アルバム『Medicine At Midnight』は、バンドとグレッグ・カースティンが共同プロデュース。2021年2月5日にリリースされる。
Ako Suzuki
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