アンガス・ヤング、AC/DCの楽曲で最も残念な曲は…
Photo: Josh Cheuse
アンガス・ヤングは、先日、スイスのラジオ局のインタビューで、AC/DCを知らない人たちに聴かせたい作品として4作目のスタジオ・アルバム『Let There Be Rock』を挙げていたが、逆に後悔している曲にはデビュー・アルバム『High Voltage』(1975年)からシングル・カットした「Love Song」を選んだ。
『Vulture』のインタビューで「最も残念なAC/DCソング」は何か問われたアンガスは、「俺ら、ファースト・アルバム『High Voltage』で“Love Song”っていうラヴ・ソングをやったんだ。あれは、僕たちらしくなかった」と答えた。
「僕らは当時、ラヴ・ソングのパロディでもやろうとしていたのか……、ボン(・スコット)が歌詞を書いたから、僕にはその意図はわからない。もう歌詞さえ忘れた。ただ、僕らの担当だったレコード会社の人が、当時どんな曲が地元のラジオでかかるか教えてくれたのは覚えてる。ソフトな音楽だ。彼は、ラジオでかかりやすいように、あの曲をリリースすべきだって思ったんだよ。僕は“それは正気の沙汰じゃない”って思ったのを覚えてる」
「ラッキーなことに、僕らのライヴを観たラジオ局の人たちは、あれが僕らじゃないってことわかってくれた。彼らは、レコードをひっくり返し別の曲をかけてくれた。“Baby, Please Don’t Go”っていうブルースのスタンダードのカヴァーだ。そう、B面がヒットしたんだよ。それがあの曲の救いだった」
アンガスはまた、「お気に入りの悪いレビュー」を問われると、『High Voltage』が1976年にアメリカでリリースされたとき『Rolling Stone』誌から“この世で最も酷いバンドの1つ”との烙印を押されたことだと答えた。「僕は、そうか、僕らには伸びしろがあるってわけだなと思った(笑)。当時の『Rolling Stone』誌はパンクにのめり込んでた。僕らがやってたのはロック&ロールで、僕らは何も変えるつもりはなかった」
AC/DCが先月、6年ぶりにリリースした新作『POWER UP』は、今週、オーストラリアで4週連続で1位に輝いた。それまでの最長はライヴ・アルバム『AC/DC Live』(1992年)の2週間で、先週に続き記録を更新した。
Ako Suzuki
アンガス・ヤングは、先日、スイスのラジオ局のインタビューで、AC/DCを知らない人たちに聴かせたい作品として4作目のスタジオ・アルバム『Let There Be Rock』を挙げていたが、逆に後悔している曲にはデビュー・アルバム『High Voltage』(1975年)からシングル・カットした「Love Song」を選んだ。
『Vulture』のインタビューで「最も残念なAC/DCソング」は何か問われたアンガスは、「俺ら、ファースト・アルバム『High Voltage』で“Love Song”っていうラヴ・ソングをやったんだ。あれは、僕たちらしくなかった」と答えた。
「僕らは当時、ラヴ・ソングのパロディでもやろうとしていたのか……、ボン(・スコット)が歌詞を書いたから、僕にはその意図はわからない。もう歌詞さえ忘れた。ただ、僕らの担当だったレコード会社の人が、当時どんな曲が地元のラジオでかかるか教えてくれたのは覚えてる。ソフトな音楽だ。彼は、ラジオでかかりやすいように、あの曲をリリースすべきだって思ったんだよ。僕は“それは正気の沙汰じゃない”って思ったのを覚えてる」
「ラッキーなことに、僕らのライヴを観たラジオ局の人たちは、あれが僕らじゃないってことわかってくれた。彼らは、レコードをひっくり返し別の曲をかけてくれた。“Baby, Please Don’t Go”っていうブルースのスタンダードのカヴァーだ。そう、B面がヒットしたんだよ。それがあの曲の救いだった」
アンガスはまた、「お気に入りの悪いレビュー」を問われると、『High Voltage』が1976年にアメリカでリリースされたとき『Rolling Stone』誌から“この世で最も酷いバンドの1つ”との烙印を押されたことだと答えた。「僕は、そうか、僕らには伸びしろがあるってわけだなと思った(笑)。当時の『Rolling Stone』誌はパンクにのめり込んでた。僕らがやってたのはロック&ロールで、僕らは何も変えるつもりはなかった」
AC/DCが先月、6年ぶりにリリースした新作『POWER UP』は、今週、オーストラリアで4週連続で1位に輝いた。それまでの最長はライヴ・アルバム『AC/DC Live』(1992年)の2週間で、先週に続き記録を更新した。
Ako Suzuki