全米チャート、バッド・バニーが全スペイン語の作品でBillboard 200史上初の1位
今週の全米アルバム・チャート(Billboard 200)は、プエルトリコ出身のラッパー/シンガー、バッド・バニーの3枚目のスタジオ・アルバム『El Último Tour Del Mundo』が初登場で1位に輝いた。彼にとって初の全米1位であり、なおかつBillboard 200チャート史上、全スペイン語の作品として初めての1位獲得となった。バッド・バニーは今年2月に同じく全スペイン語のセカンド・アルバム『YHLQMDLG』をリリースし、2位をマークしていた。
全スペイン語のアルバムでトップ5入りしたのは、バッド・バニーをのぞき、それまで2作──シャキーラの『Fijación Oral, Vol. 1』(2005年/4位)、メキシコのロック・バンド、マナーの『Amar es Combatir』(2006年/4位)しかなかった。
2位には、マイリー・サイラスの3年ぶりの新作『Plastic Hearts』がチャート・イン。彼女の作品が全米トップ3に入るのは2013年の『Bangerz』以来だった。先週トップに初登場したBTSの『BE』は3位に後退した。
今週新たにトップ10入りしたのは、バッド・バニーとマイリー・サイラスの新作2枚のみだったが、この時期の定番、マイケル・ブーブレが2011年に発表したクリスマス・アルバム『Christmas』が先週の13位から6位へ大きく再浮上した。同作はリリースされた年に1位を獲得している。
Ako Suzuki
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