【インタビュー】首振りDolls、初の配信シングル3連続リリース。「まだまだいろんな首振りDollsを魅せられそう」
▲「SMILE」
――「SMILE」といえば! 今回最終章である第三弾として12月27日リリースにリリースされるシングル曲だね。ショーン作曲、ナオ作詞。ショーンの中では、現時点での最高傑作ということ?
ショーン:そうなんですよ。本当にやりたかったことが自分の中で具現化出来るようになって来て。自分のやりたかったことがだんだん出来て来てることが嬉しいんです。その感覚を掴めたのが「SMILE」だったんです。妖しいフレーズなんだけど、どこかポップっていう。「PSYCHO CLUB」からの「SMILE」って感じで、ちょっとバーンとキテる感じなんですよね。「SMILE」は、ナオくんが、“世間を皮肉って欲しい”って言うリクエストに基づいて歌詞を書いてくれて、メロも付けてくれたんですけど、その歌詞もすごくしっくりきたし、ジョニーさんのギターもめちゃくちゃいいんですよ!
ジョニー:俺の中にはない感じのギターだったからね。そういう意味ではすごくいい挑戦になったし、新しい感覚だったというか。弾いてて純粋に楽しいんだよね。
ナオ:うん。超いいよね、「SMILE」。
▲ショーン・ホラーショー
――ショーンの中で「SMILE」は、いつ頃から構想があったの?
ショーン:“妖しさポップ”っていうのは、バンドをやり始めた頃からあったんだけど、自分自身のルーツとして、もともとミドルテンポの曲ばっかりを聴いてきたのもあったから、改めて構想し始めたっていう感覚ではなくて。
ジョニー:ショーンは自分の中にしっかりとイメージが固まっているからね。俺とかナオみたいにふんわりした状態じゃないから。それに合わせてギターを弾いてる。
ナオ:ショーンはバンド内で一番クリエイティブな人だからね。
ジョニー:そことのいい化学反応で出来たのが「SMILE」なんじゃないかな。
ナオ:ほぼ固まっているんだけど、ショーンの中で迷っているとこはバンドに委ねてくれるから、すごくいいバランスの化学反応になってるんじゃないかなと思う。そこで一緒に作品作りをしてる感じがする。任せてくれるからこそ、そこで頑張れる感じというかね。
ショーン:ベースに関しては完全に作り込めるんだけど、それ以外の部分ではスペシャリストに任せたいなと。
ナオ:でも、任せっきりにはしないからね、ショーン。ちゃんと違うときは違うって言うからね。
ジョニー:そう。ちゃんと軸はショーンが持ってるからね。
ナオ:そう。だから、ショーンとの作品作りはすごくしやすいんだよね。
ショーン:自分で言うのもですけど、ラジオでこの曲が流れてきたら、自分だったら間違いなくShazamする1曲かなと。
ナオ:カッコいいよね、「SMILE」。あのイントロからのコーラスと、俺とジョニーの強い癖が絡みあって完成した作品だったと思うよ。首振りDollsがやってるみたいないなたいロックや昭和歌謡は、この令和の時代にはルーツ音楽になっているのかもしれないけど、本当に音楽を聴きたくて聴いてる人たちに刺さる音楽をやっていると思うから、そこは変えちゃいけないと思っていて。このまま突き進んでいけたらいいなと思ってますね。時代に迎合する音楽は出来ないと思っているから。
ショーン:今、10代や20代の子たちに昭和歌謡ってすごく流行っているらしいからね。
ジョニー:つまりはブルースですよ。そこ。
ナオ:そうだね。鮎川さん(鮎川誠)や柴山さん(柴山“菊”俊之)も言ってたけど、“今日キツかったね”ってことを歌詞にして歌っていけばいいんだと思う。
ショーン:まだライヴで数回しかやっていない「童」って曲なんて、まさにブルース以前な感じというか、原始的な感じがするもんね。
ジョニー:本能的なね(笑)。
ナオ:そうそう(笑)。自然と体が動いちゃう感じね。本当にリズムから出来てったからね。ショーンが突然ベースフレーズを弾き始めて。そこにリズムとギターを絡めていって出来上がっていった感じだったからね。本当の共作。
――今までも、ナオ×ジョニー、ナオ×ショーンとかっていう組み合わせで、いろんな共作曲があるけど、ジョニー×ショーンってのが無いんじゃない?
ジョニー:あぁ、そういえば無いね!
ショーン:あ、無いですね!
ナオ:それやってみようよ! すごく聴きたい!
ジョニー:面白そうやね! どんな感じになるんだろ?
ショーン:ダンスミュージックとか(笑)!?
ジョニー:いいね〜! エレクトロニカとか?
ショーン:あははは。いいですね!
ナオ:じゃあ、久しぶりに俺とジョニーも曲作ろうよ!
ジョニー:いいよ。
ナオ:ってことで、まだまだいろんな首振りDollsを魅せられそうなんで、今は、出来立てのそれぞれの個性が詰まった「サボテン」「散り散り」「SMILE」を是非聴いてみてください!
取材・文◎武市尚子
ジャケット撮影◎寫眞館GELATIN
MV編集◎maru(素材撮影◎DOLL RECORDS Co., Ltd.)
メンバー撮影◎DOLL RECORDS Co., Ltd.
■首振りDolls 3週連続配信シングル【pre-add/pre-save】
https://lnk.to/kubifuridolls-cactus
「散り散り」
https://lnk.to/kubifuridolls-chirichiri
「SMILE」
https://lnk.to/kubifuridolls-smile
■有観客ライヴ情報
2020年12月18日(金)新宿MARZ
前売り4,000+drink
一般発売日::11/14(土) 10:00 〜有観客チケットLive pocketのみ
■1部open16:30start17:00 https://t.livepocket.jp/e/8fbyj
■2部open19:30start20:00 https://t.livepocket.jp/e/llh5c
<E†V†E -Cold teardrops- 〜Christmas eve首振りDolls one-man〜 >
2020年12月24日(木)新宿MARZ
前売り4,000+d
一般発売日:11/14(土) 10:00 〜 有観客チケットLive pocketのみ
■1部open16:30start17:00 http://t.livepocket.jp/e/ah68n
■2部open19:30start20:00 http://t.livepocket.jp/e/igije
詳細 http://kubihuri.com/live/live-1698/
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