スティーヴン・ウィルソン、6枚目のソロ作『THE FUTURE BITES』より新曲解禁
これまで4度グラミー賞にノミネートされた経歴を持ち、プログレッシヴ・ロックのリヴァイヴァルに火を点けた英バンドのポーキュパイン・ツリーの中心人物でありながら、プロデューサーやオーディオ・エンジニアとしても活動しており、ハープ、ハンマーダルシマー、フルートなど、様々な楽器の演奏もこなす天才、するスティーヴン・ウィルソン。
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プロデュースした作品としてはオーペスの『Blackwater Park』などで知られ、エンジニアとしてはキング・クリムゾン等のリマスターにも関わっている彼。2017年にリリースしたソロ・アルバム『トゥ・ザ・ボーン』は、全英3位を獲得し、12か国のチャートのTop10に入り、3夜ソールドアウトさせたロイヤル・アルバート・ホールでの公演を含む、33ヵ国において全145公演を成功させた。
当初、2020年にリリース予定だった6枚目のソロ・アルバムは、2021年1月29日にリリースされることが発表され、ファンがその内容を待ち焦がれる中、この度新曲「12 THINGS I FORGOT」をリリースした。「12 THINGS I FORGOT」は、新作『THE FUTURE BITES』より、これまでリリースされてきた「PERSONAL SHOPPER」、「EMINENT SLEAZE」、そして「KING GHOST」に続く4枚目のシングルとなり、プロデューサーには、スティーヴン・ウィルソン本人の他、キーン、Everything Everything、Bat for Lashesを手掛けたDavid Kostenも携わっている。
待望の6枚目のソロ作『THE FUTURE BITES』について、スティーヴン・ウィルソンは、「2021年、人々の人生は、もはや政治家ではなく、我々の消費の仕方や行動をアルゴリズムで計算する人々によってに左右される時代になると気づいたんだ。ある日、ホテルのバーで、その業界の人と話す機会があって、人がネットショッピングで残す足跡を分析し、それを購入に繋げているということを聴き、“あぁ、それが現代のビジネスなんだ”と気づかされたんだ。そこから今作のプロジェクトに取り掛かるきっかけとなったんだ」と作品の背景を語っている。
『THE FUTUER BITES』
◆スティーヴン・ウィルソン オフィシャルサイト
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