AC/DCのアンガス・ヤング、兄マルコムの最期の日々を語る
AC/DCのアンガス・ヤング(G)が、認知症を患いバンド活動から離れ、2017年に亡くなった兄マルコムの最期の日々を偲んだ。アンガスが会いに行くと、満面の笑みを浮かべ、ギターを弾くと喜んでいたという。
◆『60 Minutes』動画
アンガスは、オーストラリアのテレビ番組『60 Minutes』のインタビューで、声を詰まらせながら、こう振り返った。「むしろ、最も辛かったのは、彼が亡くなったことじゃない。それは終わりのようなもので、救済だった……。最も酷かったのは減退だ。それが辛かった。僕らが知っている彼、それが消えていくのを目にするわけだから」
「それでも……、最後まで、僕が行くと、彼は満面の笑みを浮かべてた……。それはいつも僕に喜びをもたらした。彼があのような状態にあったとしてもね。それに、彼は僕がギターをプレイするとすごく楽しんでた。足踏みしようとしてたよ。彼はいつも、僕がそこにいることをわかっていた。あれは大きかった。僕は最後まで彼と一緒だった」
AC/DCは先週、6年ぶりに新作『POWER UP』をリリース。全ての曲がマルコムとアンガスの共作で、マルコムに捧げる作品となった。
本日(11月18日)はマルコムの命日で、彼が亡くなり早くも3年が経つ。
Ako Suzuki