AC/DC「僕らの新作をきっかけに、キッズにギターを手にしてもらいたい」

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Photo: Josh Cheuse

AC/DCは、ニュー・アルバム『POWER UP』をリリースすることで目にしたいものが2つあるそうだ。1つはファンの笑顔、そしてもう1つはギターの演奏やバンド活動を始めるキッズの姿だという。

『Loudwire Nights』にゲスト出演したブライアン・ジョンソン(Vo)は、2020年に入り全米(Billboard 200)で1位に輝いたロック・アルバムはマシン・ガン・ケリーの最新作『Tickets To My Downfall』しかないとの話題が上ると、こう話した。「若者はメインストリームに飲み込まれる。メインストリームの音楽、つまり、ソーシャル・メディアだ。“それがフツー”ってやつだよ」

「AC/DCは、その昔、オーストラリアにいたマルコム・ヤングが、ソフトで穏やかな音楽しか流れてなくて、“全てナイス過ぎる。僕はこれを何とかしたい”って考えたのが始まりだ。ロックンロールの世界にいるっていうのは……、誰にでも受けるジャンルではなかった。真剣に受け止められてこなかった。僕は、それに終止符を打つときだと思うね。重要な声明を持つ音楽なんだし、もう長いことこの世界にあるわけだから。たまにロックンロールの時代が来るけど、そうすると、その後、“ロックンロールは死んだ”とかバカなこと言う連中が出てくる」

「僕は、若い子たちがこのアルバム(『POWER UP』)を聴いて、ギターを買いたい、バンドを始めたいって考えてくれたらいいなって思ってる」

6年ぶりの新作『POWER UP』は、来週金曜日(11月13日)に世界同時リリースされる。

Ako Suzuki
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