ローランドが「MJC Ironworks」ブランドのギター/ベース弦の輸入販売を開始
ローランドが、「MJC Ironworks」(エムジェイシー・アイアンワークス)ブランドの弦製品の輸入販売を開始。日本国内の総代理店として、アコースティックギター/エレキギター/エレキベース用の弦製品を34モデルのラインアップで、2020年11月21日より販売がスタートする。
「MJC Ironworks」は、2015年に米国ペンシルベニア州に設立されたギター・ベース弦のブランド。創業者 Mike Connolly氏は、米国の弦メーカーDean Markley社にて弦製品のビジネスに関わった経験をもとに起業。アーティストやプレーヤーのニーズを的確に捉え、他社製品にはない機能性を実現した弦製品の開発に取り組んでいる。
▲MJC Ironworksの弦製品はすべて缶パッケージに封入。開封するまで新鮮な状態を維持する。
「MJC Ironworks」の弦製品の最大の特徴は、ピュアなサウンドと防錆を両立する気化性防錆材「RN PROTECTS」にある。「RN PROTECTS」は常温で気化し、金属弦の表面に分子レベルの薄い膜を形成することで弦の酸化を防止する。フッ素樹脂加工のような厚みのある塗膜とは異なり、コーティング処理のない弦と同様のピュアなサウンドとフィーリングを楽しむことができる。
また、「RN PROTECTS」は、ラップワイヤー(巻玄)だけでなくコアワイヤー(芯線)にも防錆膜を形成するため、弦全体を水分による錆から守ることができる。「MJC Ironworks」製品のパッケージであるブリキ缶にも「RN PROTECTS」を含んだスポンジが入っており、開封するまで常に新鮮な状態を維持する。
現在ローランドが日本国内の総代理店として扱っている海外ブランド製品は、「MJC Ironworks」の他、Aston Microphones(アストン・マイクロフォンズ:マイク)、Audiofly(オーディオフライ:イヤーモニター)、Fluid Audio(フルイドオーディオ:モニタースピーカー)がある。今後もブランドを拡充しながら、高品質な音楽関連製品を提供していく。
■MJC Ironworks 製品ラインナップ
●アコースティックギター弦:4モデル
高強度スズメッキコアワイヤーに80/20真鍮ラップワイヤーを巻き「RN PROTECTS」処理を施している。ゲージ(弦の太さ)の異なる4モデル(XL/LT/ML/MED)を用意。
●エレキギター弦:6モデル
高強度スズメッキコアワイヤーにニッケルメッキラップワイヤーを巻き、「RN PROTECTS」処理を施している。ゲージの異なる6モデル(LT/CUST LT/REG/LTHB/MED/MEDX)をラインナップ。
●エレキベース弦:24モデル
4弦/5弦/6弦/7弦ベース用、ニッケルメッキ弦/ステンレス鋼弦、各種ゲージの異なる3モデル(LT/MED LT/MED)を用意。
ニッケルメッキ弦は、スズメッキのマンドリン弦をコアワイヤーに、ニッケルメッキラップワイヤーを巻き、「RN PROTECTS」処理を施している。なめらかなフルボディーサウンドが楽しめる。
ステンレス鋼弦は、6層スウェーデン製スズメッキのマンドリン弦をコアワイヤーに、最高級ステンレス鋼ラップワイヤーを巻き、「RN PROTECTS」処理を施している。パワフルなグランドピアノトーンを実現する。
▲写真は4弦ベース用の6種。上段がニッケルメッキ弦、下段がステンレス鋼弦。
製品情報
価格:オープン
市場想定価格(税込):
・アコースティックギター弦:1,700円前後
・エレキギター弦:1,500円前後
・4弦ベース弦:4,300円前後
・5弦ベース弦:5,000円前後
・6弦ベース弦:6,000円前後
・7弦ベース弦:7,000円前後
発売日:2020年11月21日
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