【インタビュー】SARD UNDERGROUND、1周年と『ZARD tribute II』が示すバンドの成長「音も仲良くなったね」

ポスト

デビュー1周年を迎えたSARD UNDERGROUNDが10月7日、2ndトリビュートアルバム『ZARD tribute II』をリリースする。収録は全12曲。初回限定盤特典DVDには、東京初ライブ<SARD UNDERGROUND 4th LIVE in TOKYO@新宿ReNY>の映像14曲が完全収録される。

◆SARD UNDERGROUND 画像 / 動画

ZARDが残した多くの名曲を現代によみがえらせる、ZARDトリビュートバンド・SARD UNDERGROUNDから届いた新たなプレゼント。アルバム『ZARD tribute II』は、前作に収められなかった隠れた名曲をはじめ、メンバーそれぞれの思い出の曲も収録したZARDトリビュートアルバムの第二弾だ。神野友亜(Vo)を中心としたバンドの結束力はさらに高まり、演奏力もアレンジのアイディアも急速に成長中の彼女たち。その等身大の魅力あふれる言葉をお届けする。

   ◆   ◆   ◆

■メンバーが一番大好きな曲が
■2曲入っているんです

──お久しぶりですね。ステイホーム期間は、どんなふうに過ごしていました?

神野:自分磨きに割ける時間がたくさんあったので、体幹をしっかり鍛えたり、いっぱい食べていっぱい動いて、体がなまらないように運動はしていました。

坂本:私は映画を見たり、本を読んだりしていたんですけど。でもやっぱり音楽番組を見て、音楽の力ってすごいなと感じていました。

杉岡:私はベースを練習したり、植物を育てたりしていました。ガーベラというお花が好きで、それを育てています。最近は部屋にも観葉植物を置きたいなと思って、考えているところです。

▲神野友亜 (Vo)

──そういう生活だとストレスを感じずに済みそう。(赤坂)美羽さんは?

赤坂:ずっと音楽はかけていました。いろんなジャンルの音楽を勉強しようと思って、どんな種類があるのかとか、けっこう聴きました。昔の曲とか。

──何か、特に気に入ったものはあります?

赤坂:今回のアルバムでもそうなんですけど、ちょうどスライドバーを使う演奏を始めたぐらいの時なので、そういう曲で“カッコいい!”と思った曲があって。なんちゃらブラザーズという。

──あはは。誰やねん。

赤坂:えっと、オールマン・ブラザーズ・バンド! その曲が“めっちゃカッコいい!”と思って、ずっと聴いてました。

──渋いなあ。4人ともやっていることがそれぞれ違っていて面白いです。そしてグループとしては、9月18日にCDデビュー1周年を迎えました。感想は?

神野:すごく速かったです。1年前は、メンバー間にまだ距離があったので、この1年ですごく仲良くなれて、お互いの悪いところも指摘し合えるようになって、全員で成長していける毎日だったなと思っています。より一層、これから2年目はいい年になればいいなと思っています。

坂本:ものすごくあっという間だったんですけど、初めての経験をいっぱいさせていただいたなと思います。すごく濃かったし、その初心を忘れずに、みんな仲良くなったぶん、頑張っていきたいなと思いました。

神野:初心は大切ですね。

▲赤坂美羽 (G)

──気持ち的に、成長した部分というと?

坂本:最初はプレッシャーというか、そういうこともいっぱいあって。坂井泉水(ZARD)さんはすごく大きい存在なので、不安もあったんですけど、こうしてみんなで仲良くなって相談し合えるようにもなって、もっと団結して頑張っていきたいなと思えるようになりました。

杉岡:私も同じ気持ちで、相談し合える仲間になったなあと思います。ライブのあとも、みんなで熱く話したりとか。

神野:反省会みたいな。

杉岡:それが重なって、だんだん成長もできてきたかな?と思うので。いい1年でした。

赤坂:すごく速く感じました。演奏していても、1年前と今を比べたら、音がもっと合うようになっていることをすごく感じます。

神野:音も仲良くなったね。

▲杉岡泉美 (B)

──うまい。そしてZARDトリビュートアルバム第二弾『ZARD tribute II』がいよいよ出ますね。これっていつ頃にレコーディングしていたんですか。

神野:これは、去年から始めていました。けっこう長い期間かかりました。

──じゃあ、ステイホーム期間もかぶっている?

神野:かぶっていましたね。レコーディングが中止になった時もありました。

──ぶっちゃけた話、去年『ZARD tribute』を出した時に、2枚目が出ることを予想していました?

神野:していなかったです。1枚目に代表曲というか、有名な曲がたくさん集まっていたので、2枚目ができるとは、しかも私たちの大好きな曲を入れられるとは思っていませんでした。

──じゃあ、「2枚目作るよ」と言われた時はうれしかった。

神野:めちゃくちゃうれしかったです!

──そうそう、先に言っておきますけど、あとで一人一人、“私の推し曲”を言ってもらいたいので。今のうちに考えておいてもらえると。

神野:はい。今回は、メンバーが一番大好きな曲が2曲入っているんです。杉岡さん、坂本さんが「好きなように踊りたいの」という曲で、赤坂さんが「息もできない」が好きなんです。本当に、ZARDさんの中で一番好きな曲なんです。

▲坂本ひろ美 (Key)

──あ、そうなんだ。じゃあもう、最初に聞いてしまおう。美羽さん、なぜ「息もできない」が一番好きなんだろう。

赤坂:ZARDさんの曲の中で、初めて練習した曲が「息もできない」なんです。初めて練習したのにも理由があって、ZARDさんのアルバムを聴いた時に、イントロから“この曲、大好き!”ってすぐに思ったので、この曲から練習し始めました。

──そんなに大好きな曲を、いざ自分でやってみて、どうですか。

赤坂:ずっとこの曲をカバーしたかったので、毎回弾くたびにノリノリになっちゃいます。練習していても。

──この曲は歌詞もすごく前向きで、元気が出るタイプの曲で。恋愛ソングだけど、応援歌っぽくもあるし。

赤坂:この曲を聴くと、キュンキュンします。“かわいい女の子だな”って思いますね、主人公が。

神野:“息もできないくらい ねえ 君に夢中だよ” (「息もできない」冒頭の歌詞)。

赤坂:そういうふうになってみたいですね。どんな感情なのかな?と思います。

神野:恋をしたくなる。

赤坂:そうですね。

◆インタビュー【2】へ
この記事をポスト

この記事の関連情報