【ライヴレポート】清春、<A NEW MY TERRITORY>で魅せた新たな支配領域

ポスト

清春が9月29日および30日の2日間、恒例となったZAIKOでの<streaming studio live & recording『A NEW MY TERRITORY』>を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆清春 画像

清春特有の叙情的な歌や楽曲、詩の世界観だけに留まらない、もはや演劇的とも取れるパフォーマンスとその表現力は圧巻。場内は大量の植物が装飾され、まるで異世界の庭園と化している。

清春と今回初参加のチェリストRobin Dupuyによる即興の応酬は、まさに今これがリアルタイムで行われているとは信じ難いほどの完成度の高さだった。


未だ引き続くエンターテインメント業界のコロナ渦の中、いち早く、5月から毎月継続される清春のストリーミングは、このスタジオライブと同時に毎回ライブレコーディングを行なうという離れ技を軽々とこなしている。ストリーミングチケット購入者は後日、全曲ライブ演奏音源のダウンロードが可能だ。

魅せ、聴かせ、録音を同時にこなす驚異的な清春の集中力は、画面を隔てていることを忘れさせ、非日常を与えてくれる。どんな状況であっても音楽に身を尽くし、自らの表現を届けようとする姿に感化される者は少なくないはずだ。10月の配信は26日および27日を予定している。詳細はオフィシャルサイトにて。

撮影◎森好弘

この記事をポスト

この記事の関連情報