エイドリアン・レンカー、最新作から新曲「dragon eyes」公開
USインディーの至宝ビッグ・シーフの聲を司る紅一点、エイドリアン・レンカーが2つの最新ソロ・アルバム『songs』と『instrumentals』より新曲「dragon eyes」を公開した。
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弦の響きと箱鳴りが心地よいアコギの上を秋の枯葉のように舞うレンカーの甘い歌声で「あなたとの場所が欲しいだけ、ただその場所が欲しいだけ」と夏の星空と遠く離れた大切なひとへの想いを繰り返す楽曲となっている。
アルバムはビッグ・シーフのワールド・ツアーがコロナ禍により中断された3月初旬に、レンカーがマサチューセッツの山小屋へ移住し、「まるでアコースティック・ギターの中にいるような感じがした。そこで音が鳴り響くのを聴くことができて私は深い喜びを感じたの。」と語る通り、その空間への深いシンパシーからレコーディングを開始。大量のテープ・マシン、バイノーラル録音用のダミー・ヘッド、山ほどのXLRケーブルを集め、エンジニアのフィリップ・ワインローブの協力のもと、デジタル・プロセスを経ずに、100%アナログ機材のみで録音されている。
『songs』は9曲をその場で書き下ろし、今回公開された「anything」を含む全13曲を収録した弾き語りの歌ものアルバムで、『instrumentals』は「music for indigo」と「mostly chimes」という長尺のインスト曲から成り、レコーディング中に1日の始まりと終わりに日課として取り組んでいたアコースティック・ギターの即興演奏をコラージュした内容でアンビエント〜ポスト・クラシカル領域でも鳴り響く滋味深く静謐なフォーク・サウンドを展開。また、アルバムを華やかに飾る水彩画のアートワークはレンカーの祖母であるダイアン・リーが手掛けている。
エイドリアン・レンカー最新作『songs』と『instrumentals』は10月23日に世界同時リリース。CD/LP版は『songs and instrumentals』として2枚組の作品として発売され、日本盤CDには解説および歌詞対訳を封入し、ボーナス・トラックとして『songs』に「redleaves,falling」が追加収録される。
『songs and instrumentals』
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