USインディーの至宝ビッグ・シーフの紅一点、エイドリアン・レンカーが最新ソロAL2作同時リリース

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2019年にはレーベルを4ADに移籍し、『U.F.O.F.』と『Two Hands』という二つの傑作を連続リリースし、グラミー賞にもノミネートされるなどそのキャリアを瞬く間に駆け上がったUSインディーの至宝ビッグ・シーフ。

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そのビッグ・シーフの声を司る紅一点、エイドリアン・レンカーが2つのソロ・アルバム『songs』と『instrumentals』を同時リリースする。10月23日に発売となる同作より先行シングル「anything」が公開。柔らかなフィンガー・ピッキングに支えられたレンカーの魅力的な歌声が、暑い太陽、ジューシーなマンゴー、クリスマスの夜に喧嘩する家族、木の輪など、様々な思い出と美しいイメージが描写した深くて切ないラブ・ソングとなっている。


本作品はビッグ・シーフのワールド・ツアーがコロナ禍により中断された3月初旬に、レンカーがマサチューセッツの山小屋へ移住し、「まるでアコースティック・ギターの中にいるような感じがした。そこで音が鳴り響くのを聴くことができて私は深い喜びを感じたの」と語る通り、その空間への深いシンパシーからレコーディングを開始。大量のテープ・マシン、バイノーラル録音用のダミー・ヘッド、山ほどのXLRケーブルを集め、エンジニアのフィリップ・ワインローブの協力のもと、デジタル・プロセスを経ずに、100%アナログ機材のみで録音されている。

『songs』は9曲をその場で書き下ろし、今回公開された「anything」を含む全13曲を収録した弾き語りの歌ものアルバムで、『instrumentals』は「music for indigo」と「mostly chimes」という長尺のインスト曲から成り、レコーディング中に1日の始まりと終わりに日課として取り組んでいたアコースティック・ギターの即興演奏をコラージュした内容でアンビエント〜ポスト・クラシカル領域でも鳴り響く滋味深く静謐なフォーク・サウンドを展開。また、アルバムを華やかに飾る水彩画のアートワークはレンカーの祖母であるダイアン・リーが手掛けている。

エイドリアン・レンカー最新作『songs』と『instrumentals』は10月23日に世界同時リリース。CD/LP版は『songs and instrumentals』として2枚組の作品として発売され、日本盤CDには解説および歌詞対訳を封入し、ボーナス・トラックとして『songs』に「redleaves, falling」が追加収録される。


『songs and instrumentals』

2020年10月23日(金)リリース
4AD
BEATINK.COM:
http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=11384& admin=on 

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