ローランド、最新の「ZEN-Core音源」の高品位サウンドがタブレットやスマホでも使用可能に

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ローランドが、パソコン、タブレット、スマホなど幅広いプラットフォームに対応し、手軽に音楽制作を楽しめるアプリ「Zenbeats」(ゼンビーツ)のサウンドを強化。バージョン2.0が9月25日に配信開始となった。

2019年9月に配信が開始された音楽制作アプリ「Zenbeats」は、音のフレーズを並べていくだけで手軽に本格的な楽曲制作ができるアプリ。パソコン(Mac/Windows)に加え、スマートフォンやタブレット(iOS/Android)にも対応しているのが特徴だ。外出先ではスマホで楽曲のアイデアを作ってクラウド・ストレージに保存、帰宅してからパソコンで細かく編集を行うなど、時間や場所を選ばず、音楽制作を楽しむことができる。アプリは無料でダウンロードでき、シンプルな操作感で初心者でも気軽に音楽制作を始められる。また、アプリ内のストアでは音のフレーズ、シンセサイザーの音色の追加購入や、機能のアップグレードを行える。


▲Zenbeats 2.0に新たに搭載されたZC1のメイン画面(スマホ版)。

今回登場の「Zenbeats」バージョン2.0では、新開発の「Zenbeats」専用プラグイン・ソフトウェア・シンセサイザー「ZC1」を搭載し、サウンドを大幅に強化。ローランドが約半世紀に渡って培ったアナログ、デジタル、バーチャル・アナログ・シンセサイザー研究開発のノウハウを結集した「ZEN-Coreシンセシス・システム」の高品位なサウンドを駆使したワンランク上の音楽制作を、パソコンやモバイル端末で楽しむことができる。


▲ZC1は無料で60種のプリセット音色を用意。機能のアンロック(有料)で約900種のプリセットと90種のマルチ・エフェクト(MFX)が利用可能になる。画面はMFX画面。

「ZC1」は、ピアノやストリングスなどの美しいアコースティック楽器や、本格的なシンセサイザー・サウンドまで800種類以上の多彩な音色を収録。シンセサイザー「JUPITER-X」をはじめとする、「ZEN-Coreシンセシス・システム」対応のハードウェアとのシームレスな音色互換も実現した。「JUPITER-X」で作成した音色データを、iPadにダウンロードした「Zenbeats」での音楽制作に活用するなど、ソフトウェア/ハードウェアの垣根を超えたスムーズな制作環境を提供する。「ZC1」は64ビットOSで使用可能。全音色の使用、ハードウェアとの音色互換機能使用には、アプリ内ストアでの課金もしくは「Roland Cloud」のサブスクリプション・プラン登録が必要となる。


サウンドを強化した新しい「Zenbeats」は、無料でダウンロード可能。アプリ内ストアでの課金(14.99USドル~)による機能制限解除により、「ZC1」の800種類以上の音色と90種類のエフェクトのほか、すべての機能が使用可能になる。もしくは、音楽制作のための多彩なコンテンツを提供するサービス「Roland Cloud」の、サブスクリプション・プラン(月額2.99USドル~)登録でも全音色/機能を使えるようになる。


また、「Roland Cloud」で提供している、高品位なパソコン用プラグイン・ソフトウェア・シンセサイザー「ZENOLOGY」の最上位版「ZENOLOGY Pro」も、2020年9月25日に配信開始。音色の編集機能が大幅に強化され、ユーザーの思いのままの音色作りが可能。もちろん、「ZEN-Coreシンセシス・システム」を搭載したハードウェアとの音色互換性も備える。

製品情報

◆Zenbeats 2.0
価格:無料
※アプリ内課金/「Roland Cloud」でのサブスクリプション登録でコンテンツの追加購入や機能のアップグレードが可能
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