【ライブレポート】神激、全てが噛み合った「今」

神使轟く、激情の如く。（以下：神激）が、9月22日に＜神激3周年-神時代覚醒〜GOD AWAKE WORLD〜at 豊洲PIT＞を開催した。

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二日よいこのラップで幕を開けた本公演。オープニングナンバーは「瞬間成仏NEXT YOU→」だ。各メンバーの歌唱パートでは担当カラーの照明が照らされ、落ちサビから生牡蠣いもこが「さぁ、上を向けよ！」と煽ると会場のボルテージは急上昇。

そしてTiNAが「初めて神激を見た人、遠くから遠征してきた人、そして神激が大好きな人！！」と神者（ファンの呼称）に呼びかける。全員が声を上げると、TiNAが改めて「お前らの脳内ジャックしてやるよ！」と宣言した。

そして爆音で流れだした「自己都合主義メタモルフォーゼ」。いよいよ神激の世界が圧力を増してきた瞬間だった。終始、重低音が鳴り響き、ダイレクトに振動が伝わってくる。赤中心の照明の中、ダクテッドファンの回転が表現され、さながら廃墟を彷彿とさせる。サウンドやアートワークのクオリティにこだわりをもつ神激は、音だけでなく会場全体をその曲ごとの世界観に染めてきたのだ。

廃墟のなかで、三笠エヴァが生き方について想いを吐き出す。「悔しくて握ったその拳を突き上げて、くそったれな世界に宣戦布告しよう」と。「宣戦布告」のメンバーコーラスパートでは会場全員の拳が上がった。


生牡蠣いもこの「誘惑に負けた人を何人もみてきた。私は夢を叶えるために一瞬たりとも気を抜いている暇ない。フロア50人の客からはじまった神激は、いまようやく豊洲PITにたどりついたよ。この中にも夢をもってる奴いるんだろ？諦めるな。負けんな！そんなお前らに送る歌！」という声から、「神奏曲:アブソルートゼロ」が初披露。ジャジーなイントロではじまったこの曲。神激にしては珍しいと感じたのも束の間、重厚さとスピード感に“やはり神激だ”と思わされる。

ライブ終盤、キャッチーなイントロに会場が湧き上がる。人気ナンバー「STAGE」だ。この夏から現れたキャラクター“しんげくん”も登場し、会場はより一層盛り上がる。

そんな中、「合法トリップ:ボイルハザード」が繰り出される。涙染あまねのスクリームが会場をつんざき、二日よいこのラップがそのスクリームを切り裂いていく。今日イチの重低音が響く会場のサウンドをステージ上でコントロールするのは、同曲のミュージックビデオから登場したマニピュレーター・GODちゃんだった。

2時間の公演が終わる。メンバー全員のステータスを振り切った個性、サウンドの良さと歌詞、世界観、アートワーク。全てが噛み合った今こそ、神激にハマる時かもしれない。

なお、本公演では神激から6大ニュースも届けられた。今後の活動をチェックしてほしい。

文◎Chiho
編集◎BARKS



◆神使轟く、激情の如く。 オフィシャルサイト