【インタビュー】ちゃんみな、天使が堕ちていく物語「デトックスしたての曲が「Angel」」
■あたしの中で“若かった恋愛”
■みたいなセクションが終わった
──良かった。変わっていないんですね。YouTube生配信のとき「理想の男性像が変わった」と言っていましたが、そこは大きな変化でしょうか。
ちゃんみな:そう、変わったんですよ。これまでは結構自分の理想としている“自分にぴったりだなっていう人”を選んでいたと思うんです。ちょっと変な人が好きだったんですね。けど、なんて言うんだろう、今はそういう人に全然惹かれなくなっちゃって。最近は、とにかく気持ちが安定してる人、落ち着いている人がいいなあって思ってます。
──それは作品づくりと関係しているのでしょうか。
ちゃんみな:関係していると思います。この「Angel」は変な人と付き合ってた時の曲で、これまでもそういう人とばかり付き合ってたんですよ。いわゆる変わってる人。で、私も変わってる人だから。
ちゃんみな:だから“この人ちょうどいいんじゃないかな”とか思ってたんですけど、しばらく一緒にいないとわからないですね。“あたしはこういう変わり方してないな”っていうか。
──変わり方?
ちゃんみな:変わり方にも種類があって“こういう変わり方じゃないな”ってことに気がついた。そこで違うってことが分かった。だからこの曲で“ありがとうございました。そういうの、もういいです”っていう。今思えば、ドアを閉めちゃっていた感覚で作ってたのかなと思います。あたしの中で“若かった恋愛”みたいなセクションが終わったっていうか、ここから先は、もう少し落ち着いた恋愛ができるんじゃないかなと思ってます。
──おそらく通るべき道筋だったんでしょうね。
ちゃんみな:そうそう。だから良かったとも思います。散々経験したので。
──理想の男性像が変わったというよりも、自分が変わったわけだ。
ちゃんみな:そうですね。そうだと思います。最近好きな色とかも変わったんですよ。21年間ずっと好きだった色がピンクで、家も基本的にピンクなんですけど、だけど落ち着かなくなっちゃって。で、ベッド変えようと思って買いに行ったら、そこでオレンジとか緑にも惹かれるようになってました。
──ピンクのほうが女子っぽいとも思うけど。
ちゃんみな:でもオレンジとか緑のほうが自然な感じじゃないですか? 花柄とかそういう自然の色に惹かれるようになって、そっちのほうが落ち着くようになっちゃった。そういう変化はありますね。
ちゃんみな:そう。変わっていくのが楽しみになりました。
──当然それは作品作りにも影響しますよね?
ちゃんみな:もちろん。すごいロックに手出すかもしれないし。うん。楽しみ。
──デビューして3年、ちゃんみな第1章が終わるのかな。
ちゃんみな:そんなこともないですよ。あたしのただの心境なので、まだまだ大きくガラっと変わった感じではないです。
──でも、それが曲に出るから、すぐわかると思います(笑)。
ちゃんみな:まあね(笑)。そこは分かんない。まだグラデーションぽい感じはしますけど。
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