【インタビュー】ちゃんみな、天使が堕ちていく物語「デトックスしたての曲が「Angel」」
『Monster Ultra Paradise 2020 Summer』タイアップソングとして、ちゃんみなの新曲「Angel」が、コンビニやラジオなど、様々なところで街鳴りしている。ただし天使という意味の“Angel”は、清らかで汚れなき天使ではなく、どうやら“堕天使”を指しているようだ。
◆ちゃんみな 画像
「Angel」のミュージックビデオがプレミア公開された7月24日、その直前30分間にちゃんみなはYouTubeでトーク生配信を敢行、チャットで参加した5,000人を超えるファンと気さくなコミュニケーションを図っていたが、「Angel」という作品を表すキーワードとして“混乱”“発狂”という言葉を用い、リリースされる新曲4曲全てをもって天使が堕ちていくさまを描いていると語っていた。楽曲「Angel」は、そのダイジェストにすぎないという。
全4曲収録のニューシングル「Angel」は9月9日にリリースされたが、その宣伝告知資料には、「Angel」に“天使が墜ちたときの歌”というキャッチコピーがつけられている。
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■21歳の女性として生きてるな
■っていう感覚が欲しかった
──“天使が墜ちたときの歌”…って、穏やかじゃないですね。
ちゃんみな:そうですね。でも、作品自体が天使が堕ちていく物語になっているので。
──でもYouTubeのトーク生配信では、冷やし芋やコナンといった楽しい話がいっぱいで、楽曲のダークさとは対極でした。
ちゃんみな:今、食事制限をしてるので、冷やし芋とは距離を置いていますけどね(笑)。オンラインライブとかもあるので、身体づくりをしているんです。
ちゃんみな:そう。痩せたんですよ。体力を作りながら理想の身体を作っていけたらなと思っています。
──体調が悪いと作品づくりにも影響出ますか?
ちゃんみな:出ると思います。今って、普通にやることないし、健康を管理することくらいしかないんで。
──コロナ禍によって、筋トレ始めて身体を絞った人となんだか太っちゃった人と二分されるみたいですね。
ちゃんみな:2つに分かれてると思いますね。撮影が終わってからちょっと戻っちゃいました。でも、21歳もあと少しだから頑張ろうって思って。
──21歳の実感はありますか?
ちゃんみな:コロナのこともあったので、“21歳って何もできてないなあ”っていうのがあったんです。それで生きてるって実感があんまりなかった。なので、21歳の女性として生きてるなっていう感覚が欲しかったので、それを意識しながら生活してます。
──でも21歳のちゃんみなは、がっちり曲作りをしていた期間なのでは?
ちゃんみな:そうですね、してました。
──自分の身に降りかかった出来事や思いが曲として何度もリピートされるのは、辛いことではありませんか?
ちゃんみな:まあ平気じゃない部分もありますけど、何かあってもわりと前向くタイプなので、全然平気です。楽しく作っていますよ。
ちゃんみな:やっぱり主観的過ぎるところ…かな。なんて言うんだろな、内容が意地悪っていうか人が入る隙があんまりない感じ。すごく主観だから理解されてもされなくてもどっちでもいいっていう作品になっちゃっています。そういう想いが伝わってくる感じになっちゃった。親切じゃない曲にはなったなぁと思います。
──わかりやすく伝えよう、という気遣いは無しで?
ちゃんみな:そうそう。すごくアップで見ている感じ。すべての出来事について寄りで見ちゃってる感じで書いてるので。
──“細かいところがよく見える”ということですか?
ちゃんみな:いえ、“アップ過ぎて分かんない”っていう感じだと思います。「Angel」って意味が分からない歌詞ばっかりだと思うんですよ。
──自分でもあまりコントロールしていないようですね。
ちゃんみな:でもね、結構自信はありました。なんか分かんないけど。ただ自信だけがあって、何にも考えずに作ってました。
──レーベルやマネージメントから「どんな感じの曲を作るつもり?」と聞かれたら何と答えるんですか?
ちゃんみな:結構放っといてもらえるので、作品に関しては出来上がったものを楽しみにしててもらって、作る前は何も言いません。
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