マイケル・スウィート、リンチ・モブの改名に「ジョージの名前なのに」
スウィート&リンチでジョージ・リンチとコラボしてきたストライパーのフロントマン、マイケル・スウィートが、リンチがリンチ・モブの名を捨てることに私感を述べた。
リンチは今月初め、『Audio Ink Radio』のインタビューで、「この名前はいつだって問題があった。いま、この名前を維持するのは不適切だ。いろんなことが重なったんだよ。様々な事柄により、これを手放し、このアルバムできちんと別れを告げ終わりにし、先に進むのが理にかなっていると思うに至った」と、28日にリリースする『Wicked Sensation Reimagined』を最後にリンチ・モブ名義の活動を止めると発表した。
これに対し、スウィートは同じく『Audio Ink Radio』のインタビューで自身の見解を語った。「聞いたよ。興味深い。ジョージとそのことについて直接話したわけじゃないから、わからないけど、もし道徳的に正す、人々を不快にさせないようにするっていうなら……、悲しい部分は、あれはジョージの名前だってとこだ。おい、お前の名前だろ、自分の名前を変えるつもりなのかって思うよ」
「中間地ってものはあるべきなんだ。俺には、いまの世界はどっちか……、落としどころがないように見える。俺らはみんな、良識を保ち落としどころを見つけないと。もしかしたらジョージには、もうリンチ・モブ名義でアルバムを作りたくない他の理由があるのかもしれない。“モブ”っていうのがちょっと物議をかもすっていうのはわかる。でも、自分の名前を使うのを止めることはできないだろ……。ホワイトって名前だったら、それを変えるのか? 自分の名だろ」
リンチ・モブは8月28日、デビュー・アルバム『Wicked Sensation』(1990年)の30周年を記念し再レコーディングした、最後の作品となる『Wicked Sensation Reimagined』をリリースする。
Ako Suzuki