Kllo、2nd AL『Maybe We Could』から「My Gemini」のリリック・ビデオ公開

ポスト

オーストラリアはメルボルンを拠点に活動している、Simon Lam(プロダクション)とChloe Kaul(ヴォーカル)の従兄弟によるエレクトロニック・ミュージック・デュオ、Klloが7/17にリリースしたセカンド・アルバム『Maybe We Could』から「My Gemini」のリリック・ビデオがdynmkのYouTubeチャンネルで公開された。

◆Kllo 関連動画&画像


『Maybe We Could』は、2017年のデビュー作リリースから2年間に及ぶワールド・ツアー、幾つかのシングル・リリースの後、互いにソロ作品に取り組むなどの経験を経て、再び共に創作を始めた彼らは新たなスタートを迎え完成させた、ダンス・ミュージックのリズムと感情的なコードやメロディを組み合わせた珠玉の10トラックだ。

リード・シングルである「Still Here」は、センシティヴなピアノ・バラードの下に90年代のレイヴスタイルのドラムが駆け抜ける切なく疾走感のあるトラック。「この決定を信じるのにはかなりの時間がかかりました」とChloeは語っているが、結果的に両者が好む2つのスタイルを見事に融合させたダンサブルで美しいサウンドに仕上がった。「Insomnia」では柔らかなキーに硬いビートを絡め、メランコリックで滑らからサウンドを展開。この曲は活動休止中に両者が北米にいたときに素材を提供しあったもので、別々の場所から書かれた初めてのトラックであ。その感触は時差ぼけの喜びと変位の感覚を反映しており、北米での時間に大きく影響受けている。

そして、アルバムのハイライトは、「Somehow」。アンバランスな関係を切り取った渦巻くようなダンス・トラックで、パーカッシブなビートの上でシンセラインは静止状態からスパイラル状に変化し、目まぐるしくも心地よく展開する。「Ironhand」では喪失と変化への恐れに対峙するほろ苦いR&Bをみせるなど、実に多彩で、繊細かつ力強い2人の持ち味が実直に反映されている。。

片思い、疑い、欲望、決断などの衝動に従いながら、より滑らかでニュアンスのあるトーンを取り入れている。もちろんこれまでのKlloならではのダイナミズムもあるが、年齢と経験を重ね、より上品で味わい深い作品に仕上がっており、さらなるブレイクに期待高まる。なお、CDリリースは現状日本のみ。


『Maybe We Could』

2020年7月17日(金)リリース
PLANCHA ARTPL-125
2,000yen + 税
■Tracklist:
01. Cursed
02. Still Here
03. Insomnia
04. My Gemini
05. Somehow
06. Maybe We Could
07. Ironhand
08. 1 Up
09. A Mirror
10. Just Checking In

◆Kllo オフィシャルサイト
この記事をポスト

この記事の関連情報