Kllo、7月発売の2nd AL『Maybe We Could』から先行2nd EP「Insomnia」リリース&ヴィジュアライザーも公開

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オーストラリアはメルボルンを拠点に活動している、Simon Lam(プロダクション)とChloe Kaul(ヴォーカル)の従兄弟によるエレクトロニックミュージックデュオ、Klloが7月発売となるセカンドアルバム『Maybe We Could』から先行セカンドシングル「Insomnia」をリリース、同時にヴィジュアライザーも公開した。


この曲は活動休止中に両者がどちらもLAに滞在していたときに各々の場所から素材を提供しており、別々の場所から書かれた数少ない曲。アルバムの中で気に入っている楽曲のひとつであるとのことで、北米での時間に大きく影響されているようだ。


「Insomnia」

2020年5月7日(木)デジタルリリース
PLANCHA
iTunes / Apple Music: https://music.apple.com/jp/album/insomnia-single/1510521106
Spotify: https://open.spotify.com/album/4cqI2PH0VljhJEKpcPr6Cr?si=DNn4ezl_Qv6dISP-i69jvA

なお、本作を収録している『Maybe We Could』は7月発売予定。各所で高い評価を得た、2017年のデビュー作『Backwater』のリリースからの2年間に及ぶワールドツアー、幾つかのシングルリリースの後、両者は互いにソロ作品に取り組んでいた。そういった経験を経て再び共に創作を始めた彼らは新たなスタートを迎えた。ダンスミュージックのリズムと感情的なコードやメロディを組み合わせた10トラックを収録している。

リードシングルである「Still Here」は、センシティヴなピアノバラードの下に90年代のレイヴスタイルのドラムが駆け抜ける切なく疾走感のあるトラック。「この決定を信じるのにはかなりの時間がかかりました」とChloeは語っているが、結果的に両者が好む2つのスタイルを見事に融合させた段差物で美しいサウンドに仕上がった。「Insomnia」では柔らかなキーに硬いビートを絡め、同様にメランコリックで滑らからサウンドを展開。この曲は活動休止中に両者が北米にいたときに別々の場所から書かれた数少ない曲の1つであり、その感触は時差ぼけの喜びと変位の感覚を反映している。

アルバムのハイライトは、「Somehow」であり、アンバランスな関係を切り取った渦巻くようなダンス・トラック。パーカッシブなビートの上でシンセラインは静止状態からスパイラル状に変化していく目まぐるしくも心地よいトラック。「Ironhand」では喪失と変化への恐れに対峙するほろ苦いR&B。

繊細かつ力強い2人の持ち味が実直に反映されている。片思い、疑い、欲望、決断など彼らの衝動に従いながら、より滑らかでニュアンスのあるトーンを取り入れている。もちろんこれまでのKlloならではのダイナミズムもあるが、年齢と経験を重ね、より上品で味わい深い作品に仕上がっている。

『Maybe We Could』

2020年7月17日(金)リリース
PLANCHA ARTPL-125
2,000yen + 税
■Tracklist:
01. Cursed
02. Still Here
03. Insomnia
04. My Gemini
05. Somehow
06. Maybe We Could
07. Ironhand
08. 1 Up
09. A Mirror
10. Just Checking In

◆Kllo オフィシャルサイト
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