ヤマハのリモート合奏サービス「SYNCROOM」ついにスタート、 Windows / macOS版を正式公開、Androidベータ版アプリも同時公開
ヤマハ株式会社は、 離れていてもご自宅などから複数人でリモートセッションが楽しめるオンライン遠隔合奏サービス「SYNCROOM(シンクルーム)」のWindows / macOS版アプリケーションを公開した。
◆ 「SYNCROOM」 関連動画&画像
本アプリケーションは、 これまでベータ版として公開していた「NETDUETTO β2」の正式版。 また スマートデバイスからでもリモート合奏が楽しめる、 Android版のアプリケーションをベータ版として公開した。
「SYNCROOM」は、 インターネット回線を介して、 複数のユーザー同士(最大5拠点)でリモート合奏が楽しめるサービスだ。 一般的なリモート会議システムやIP電話は、 通話や会議を想定して設計されており、 一定の音声の遅れが生じることから、 高いリアルタイム性が要求される合奏には適していない。 そこで「SYNCROOM」は、 当社独自の技術(低遅延音声データ伝送技術について:https://syncroom.yamaha.com/about/)によってインターネット回線を介したオーディオデータの双方向送受信の遅れを極小化し、 遠隔地間でも違和感のほとんど生じない(ご利用のネットワーク回線の状況により遅延性は異なります )快適なオンラインセッションが楽しめるサービスを実現したもの。
これまでベータ版サービスとして「NETDUETTO β2」(現在提供中の「NETDUETTO β」および「NETDUETTO β2」は2020年秋頃にサービス終了となる予定です。 『SYNCROOM』への移行にあたり、 改めてアプリケーションのインストールが必要となります)を提供してきたが、 このたび正式版のWindows / macOS版アプリケーション「SYNCROOM」を公開。 新たにリバーブ機能、 メトロノーム機能と録音機能を追加し、 さらに充実の機能でリモートセッションが楽しめるようになった。自宅などのパソコンにアプリケーションをインストールし、 アカウント登録を行うことで、 無料で利用可能だ。
さらに現在開発中のAndroid版のアプリケーションも、 ベータ版としてGoogle Playストアにて無料で公開。
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が解除された現在も、 感染拡大を予防するためにソーシャルディスタンスを保った“新しい生活様式”が求められている。 本サービスが自宅などから安心してセッションを楽しむ一助となるだろう。
◆「SYNCROOM」 オフィシャルサイト
この記事の関連情報
【インタビュー】「演奏データを未来へ残す」という、規格外れのヤマハのイノベーション
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話033「ライブの真空パック」
【俺の楽器・私の愛機】1689「公立高校への進学を条件に」
Guild、トラベルサイズのアコースティックギター『TRAVELER』が登場
ヤマハ、アコギのフラッグシップモデルにコンサートスタイルが登場
2024年の楽器・作品・プレイヤー」を決定する<楽器店大賞 2024>スタート
島村楽器、ヤマハ電子ピアノ『SCLP-8450』『SCLP-8350』のオリジナルカラーを9/5発売
【俺の楽器・私の愛機】1622「ヴィンテージ」
【俺の楽器・私の愛機】1619「母に借金して買ったレブスター」