＜FUJI ROCK '20＞、忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVERと電気グルーヴが最終日Wヘッドライナー。King Gnu、ナンバガら追加発表

8月21日（金）22日（土）23日（日）に新潟県 湯沢町 苗場スキー場にて開催される＜FUJI ROCK FESTIVAL＞が第2弾ラインナップを発表した。

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現時点での出演者ラインナップは以下だ。

【＜FUJI ROCK FESTIVAL’20＞出演アーティスト ※第2弾時点】

■8月21日（金）
TAME IMPALA
DISCLOSURE / MURA MASA
CLAIRO / CORY WONG / JACKSON BROWNE / TOM MISCH
BLACK PUMAS / DERRICK MAY / DONAVON FRANKENREITER / ELEPHANT GYM (new)
FUTURE ISLANDS / GEORGIA / HINDS (new) / LINDSTRØM(LIVE) / MEN I TRUST
METRONOMY / milet (new) / NEAL FRANCIS / ROMY / TENDOUJI (new) / 手嶌葵 (new)
YOGEE NEW WAVES (new)

■8月22日（土）
THE STROKES
MAJOR LAZER
FOUR TET (new) / KING GNU (new) / NUMBER GIRL (new) / ROVO (new)
THE BAWDIES (new) / CELESTE / DENIMS (new)/ FANTASTIC NEGRITO / FONTAINES D.C.
FRENTE CUMBIERO / GRYFFIN / KEMURI (new) / 光風&Green Massive (new) / MONOEYES (new) / ReN (new)
THE SKA FLAMES (new) / YUMI ZOUMA

■8月23日（日）
忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER (new) / 電気グルーヴ (new)
FKA twigs
FLOATING POINTS(LIVE) / RUFUS WAINWRIGHT / VOODOO DEAD (new)
ALTIN GUN / BLACKBEAR / THA BLUE HERB / BRUNO MAJOR / カルメン・マキ&OZ
COLIN BENDERS / EMOTIONAL ORANGES / GOGO PENGUIN (new) / 羊文学 (new)
MONO NO AWARE (new)
MUSCLE SHOALS SOUL REVUE featuring Willie Hightower, Charles Hodges & Scott Sharrard
折坂悠太 (new)
SUMMIT (PUNPEE, GAPPER, OMSB, MARIA, SIMI LAB, DyyPRIDE, BIM, VaVa, in-d, C.O.S.A. × KID FRESINO, BLYY, TWINKLE+) (new)
サニーデイ・サービス (new)

and more artists to be announced

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今回の発表により全ヘッドライナーが明らかになった。初日がTAME IMPALA、2日目がTHE STROKES、そして3日目には忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER、電気グルーヴがダブル・ヘッドライナーとして登場する。

ここで気になるのが、忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVERという名のヘッドライナーの正体だ。「デビュー50周年を迎えたキヨシローが苗場に帰ってくる！一緒に苗場で騒ごうぜ！」をコンセプトに、＜フジロック＞ではお馴染みのROUTE 17 Rock”n”Roll ORCHESTRAが忌野清志郎の盟友・仲井戸”CHABO”麗市をフューチャリングする。毎回多彩なゲストを迎えるROUTE 17のステージだが、今年のゲストには、UA、エセタイマーズ、奥田民生、GLIM SPANKY、甲本ヒロト、SION、チバユウスケ、Char、トーキョー・タナカ/ジャンケン・ジョニー、トータス松本、YONCEが参加する。また、初のヘッドライナーに抜擢された電気グルーヴは2019年に出演が予定されていたがキャンセルしており、4年振りの出演となる。日本人アーティストがヘッドライナーとして出演するのは2000年のBLANKEY JET CITY、THEE MICHELLE GUN ELEPHANT以来の実に20年振りとなる。

29組の新たな出演者と同時に日別ラインナップも発表された。初日にはTAME IMPALA、DISCLOSURE、MURA MASAといった新進気鋭の奇才なアーティストが名を連ねる他、スペインからはHINDS、台湾からはELEPHANT GYM、日本勢からはYOGEE NEW WAVES、手嶌葵、milet、TENDOUJIが出演する。2日目にはTHE STROKESをはじめ、DIPLO率いるMAJOR LAZER、Aphex TwinやThom Yorkeなどのリミキサーとしても知られるFOUR TET、日本勢からは＜フジロック＞の新人の登竜門的ステージであるルーキー・ア・ゴーゴーへの出演から3年、今や押しも押されぬ人気を博すKING GNU、2019年に再結成を果たしたNUMBER GIRLが19年振りに苗場に帰還する他、MONOEYES、ROVO、THE BAWDIES、ReN、DENIMS、KEMURI、光風＆Green Massive、THE SKA FLAMESが登場する。3日目には忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER、電気グルーヴのダブル・ヘッドライナーに加え、海外からは新時代の歌姫FKA twigs、STEVE KIMOCK率いるVOODOO DEAD、BRUNO MAJOR、GOGO PENGUIN、そして日本勢からはTHA BLUE HERBが3年振りに登場する他、HIP HOPレーベルSUMMITが手がけるアーティストが一堂に会すSUMMIT、羊文学、カルメン・マキ&OZ、 MONO NO AWARE、折坂悠太、サニーデイ・サービスが出演する。

チケットは、本日4月3日11時より全券種の第2次先行販売が開始された。第2次先行販売では一般発売価格よりも割安に各入場券を入手でき、各種手数料や送料無料、リストバンドの事前発送などの特典もつく。受付期間は5月22日（金）までだが規定枚数に達した場合は販売終了となるので注意してほしい。同時に第2期全プラン受付が開始されたオフィシャルツアーは全国22都市から会場までの直行ツアー（バス・新幹線）や宿泊を組み合わせたツアー、お得な限定プランなど約2,000コースある全プランが先着順での販売される。

そして、フジロックスタイルでのファッションと音楽のクロスオーバーを目指す『フジロック・コレクション』が発表された。2005年のプロジェクト立ち上げよりフジロックならではの魅力やメッセージをファッションを通して表現していくというコンセプトを据え、それに賛同したデザイナー/クリエイターを迎えてこれまで服などを製作販売してきた。2020年デザイナーには森 敦彦氏（WACKO MARIA）が起用され、本日4月3日よりFRFオフィシャルショップ岩盤店頭およびオフィシャルサイトにて販売受付が開始される。このプロジェクトではフジロックにゆかりのある故ジョー・ストラマーの遺族と友人が設立した慈善団体ジョー・ストラマー・ファウンデーションに売り上げの一部を寄付することも目的のひとつだ。ジョー・ストラマー・ファウンデーションの主な活動内容は資金不足のため音楽活動が困難なクリエイティブな若者たちに音楽を創作する機会を与えることで、フジロックの新人アーティストの登竜門的ステージであるルーキー・ア・ゴーゴーのサポートも行っている。

『フジコレ』の他にもフジロックのロゴ入りBACKPACK（notabag製）や、スターウォーズ、ミッキーマウス、スヌーピー、そしてフジロッカーに愛されているキャラクターのゴンチャンとのコラボTシャツが登場した。詳しくはGREENonREDサイトで確認してほしい。

第一弾発表に続き、海外勢、日本勢ともに強力なアーティストが追加発表されて嬉しい限りだ。だが一方で、今週に入り、4月に開催予定だった＜ARABAKI ROCK Fest＞が来年に延期、5月に開催予定だった＜ACO CHiLL CAMP 2020＞が中止を発表した。今、世界は新型コロナウイルスによって人々の命、そして楽しみを奪いながら日に日に恐怖を増すという情勢悪化の一途をたどっている。

ここ日本でも国民の宝であった偉大なコメディアンでありビートルズの日本武道館公演の前座をつとめたバンド、ザ・ドリフターズのメンバーである志村けんを失った。彼の死はそれまで無関心だった人を含めた多くの日本人に感染症の恐ろしさ、事の重大さを認識させた。その他にも音楽界からはアラン・メリル、ファウンテンズ・オブ・ウェインのアダム・シュレシンジャーを失い、日本人ミュージシャンの感染も発表されている。悲しみや心配が後を絶たないが、そんなときこそ好きな音楽を聴いたり芸術に触れてパワーをもらおう。そして人命を守るのはもちろん最優先だが、ようやく根付いた日本の音楽フェス文化を絶やさぬためにも事態の一日も早い収束と＜フジロック＞をはじめとするフェスの無事の開催を願い、みなで無事に過ごそう。

文◎早乙女‘dorami’ゆうこ

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